花咲くいろは 第15話「マメ、のち、晴れ」

前回から変わったOPですが、あらためて見ると、緒花たちが走っているシーンの多いことに気づきます。それだけ彼女たちの元気さと、「未来へ向かって進んでいる若さ」を表現しているということでしょうか。一方であまり動いていないのが年長組と、孝一、結名。結名はともかく、孝一が止まっているというのは意味が込められてそうですね。


さて、続く修学旅行エピソード。手伝いを申し出た緒花でしたが、


「これは旅館の問題。お客様の手をわずらわせるわけにはまいりません」


と断られます。まあ、当然といえば当然ですし、ここでいきなり客に仕事をやらせるような旅館ではますます駄目ですから、ちょっと安心。


前回は判然としませんでしたが、旅行先は宮崎だったようで。結名と洋輔が幼なじみだったことから、もっと近場なのかと思っちゃってました。先週、振られた男子たちが夕日の沈む(西向きの)海に佇んでいたようではありましたが、まああれはイメージ映像ということで。修学旅行先の定番といえば京都とか沖縄とか東京ディズニーランドとかだと思うのですが、北陸地方から宮崎というのは結構一般的だったりするんでしょうか。


結局旅行の自由時間を潰してまで旅館の手伝いをすることになった緒花たち。プロ精神というべきか、働きすぎというべきか。結名もあそこまで言われると内心プライドが傷ついたようで、熱心に掃除をする羽目になりました。ちょっとした仕事の楽しさを知った結名でしたが、それですぐに女将を目指す、なんて言い出さないのが今作のバランス感覚だと思います。そんな簡単なものではないですよね。ただ、あらためて家業を見なおした、そんな気持ちが伝わってくるラストでした。