Fate/Zero 第8話「魔術師殺し」

城から逃げるアイリスフィール、そして舞弥。比較的原作を覚えていたシーンなのですが、ちょっとアイリと舞弥の関係性の描写がすっ飛ばされ気味だったような感はあります。アイリが舞弥のことをどう認識しているのかは表には見えにくいですが、舞弥の切嗣に対する気持ちはある程度承知しているでしょうから、お互いやりにくい相手のはず。それが「切嗣を守る。そのために綺礼を食い止める」という一点で一致したからこそ、


「人間の心って、不思議よね」


につながったのかなあと思うのですが、注釈抜きで語られてもちょっと困ってしまう流れではありました。


そして二人の前に現れた綺礼。機関銃による射撃を手で弾くとか、もはや人間じゃない力量です。アイリの糸魔術は綺麗な上に強力で、綺礼を追い詰めますが、最終的にはそれも破られてしまいました。もっとも、この時は舞弥がのんびり見ているだけのような描写だったのが惜しい。まあ、ダメージを受けていたので素早くは動けなかったのでしょうが、一発でも打ち込めればと思っちゃいましたよ。


一方の切嗣は起源弾でケイネスを撃破。しかし、すんでのところでランサーの助けが入ります。


「夢忘れるな。今この場で貴様が生き長らえるのは、騎士王の高潔さゆえであったことを」


と語るランサーはかっこいいですが、そもそもセイバーがもうちょっとランサーを足止めしていればとどめをさせていただろうに、と切嗣だったら考えそうですね。騎士としては正しいですが、聖杯戦争のサーヴァントとしては正しいのか、ちょっとわからなくなって来ちゃいました。とはいえ、騎士道を守らないセイバーなんてありえないのですが。


せっかくの拠点も簡単に破壊され、セイバーと舞弥は負傷。おまけに敵を完全脱落までは出来ずと、切嗣陣営にとっては厳しい状況が続きますが、ここからどう切り返すのか、またまた次回以降も楽しみです。

福岡ソフトバンクホークス日本一おめでとうございます

シリーズ開幕前に、ソフトバンクは攻守ともに死角無しと見て「4勝0敗」と予想したのですが、さすがに中日投手陣は強力で、そう簡単な戦いではありませんでしたね。ただそれでも、7戦に杉内を持ってこれたソフトバンクと、山井に託さざるを得なかった中日。この差が結局戦力の差であったのだと思います(もちろん、打力でもホークスが上回ってましたが)。


それにしても、全体的には「打てないシリーズ」でしたね。白熱の投手戦と言えないこともないですが、それにしたってロースコアすぎでしょう。特に中日のチーム打率.155というのは、もう野球の試合として成り立つのか疑わしくなるほどです。全員投手じゃないんですから……。


両チームの投手陣が優秀なことは間違いないですが、統一球の功罪というものをあらためて最後に考えてしまいますね。来年は各選手がどれだけ対応してくるか?


ともあれ、これで本当に野球シーズンも終了という感じです。お疲れ様でした(まあアジアシリーズもありますが……)。