輪廻のラグランジェ 第3話「鴨川にランの花咲く」

う〜ん、どうも、微妙と言うか。

一応地球の命運がかかっているシリアス設定がベースのはずなのに、鴨川ローカル的な軽い雰囲気で戦っているのがしっくりきません。ジャージ部の歌には力が抜けちゃいました。

まどかの戦う理由として「鴨川の町が好き」ということが強くアピールされてましたが、これを活かすためにはもっと１話の段階で彼女と町との関わりを描いておくべきだったのではないかと。戦いながらいろいろご当地説明は入ってましたけど、どうも「セリフだけで説明」感がありました。

映像は美麗ですし、流線型のウォクスデザインもなかなかですし、伏線たっぷりな設定も気にかかるところで、このノリが好きな方には楽しめるだろうなと思うのですが、自分としてはハマりきれないところです。

なお、この感覚はどこかで……と思ったら、そのまんま機動戦艦ナデシコでした。ナデシコも決して嫌いな作品ではないんですが（むしろ良作だとは思いますが）、コミカルなシーンが中途半端に見えて、いまいち馴染めなかったんですよねえ。こういう相性は時代と作品が変わっても、制作会社やスタッフ的に受け継がれるものなのかもしれません。