えくそだすっ! 第1話「出 トーキョー」

さて、新アニメのえくそだすっ!です。木下監督の名前を見るのはずいぶんと久しぶりの気がしますね。悪名高い「ぷるんぷるん天国」以来ですか。僕は序盤で切っちゃったんですが、かの「ぷるキュー」のひどさはその後ネットで目にしましたよ。ただ、その前にやってた「裸の催眠術師」は面白かったので、実力はある監督だとは思うんですよね。……原作があれば。このえくそだすっ!はオリジナルアニメみたいなので、心配ではあります。また作画崩壊しなければ良いのですが。


物語はあかね、あや、あるぴんの3人組アイドルユニット、トレイシーのイベントから。イベントと言っても、観客はほぼゼロ。う〜ん、この前のニュージェネレーションよりひどい客入りです。ニュージェネレーションのデビューが恵まれていると言われていたのがよく分かりますね。ただ、そんな中でも笑顔を絶やさす前向きな3人。割と根性はありそうです。トイレも個人別の控室ということにして、平然と食事もできるアイドルでした。それにしても、あかねとあやはともかく、あるぴんという名前は謎です。年齢以外にも謎の多い女性ですか、あるぴんは。


で、最近流行りのアイドル奮闘ものかと思いきや、物語は急転。なんと、彼女たちのマネージャーが殺され、その容疑をかけられてしまいます。そこで彼女たちが選んだの手段は逃亡。ちゃんと警察に事情を話せばわかってくれるのではないかという気もしないでもないですが、どうも真犯人が結構大掛かりな組織っぽさもあり、これが正解だったのかもしれません。バイクに乗っての派手な逃亡劇と最後の海へのジャンプはなかなか見どころでした。


エクソダスといえば、かつてモーセユダヤ人を率いてエジプトを脱出したという故事。出エジプトにちなんでの出トーキョーですか。


懸念の作画は、1話ということもあって大崩れはなし。キャラデザというかトレイシーの表情が妙にけばいなあと思ってましたが、あれはアイドルとしてのお化粧で、すっぴんのほうが可愛かったという。この落ちにはやられましたよ。「現実主義のカッパ」とか小ネタもなかなか面白かったですし、とりあえず継続です。次回は「すっぴんこそ人生」とのことなんで、今回は少なかったあかね達のすっぴんがもっと見られるのでしょう。楽しみですね。

SHIROBAKO BD3巻購入

1、2巻は買ってないのですが、えくそだすっ!が見たかったので3巻買っちゃいました。僕がBDを買うのは珍しいのですが、やはりこれだけの良作を見せてもらっている以上、少しは還元しませんと、アニメファンの名がすたるかなと。


ということで、上では勢いに乗ってそれっぽくえくそだすっ!感想書いてみました。いやほんと、予想以上に面白くて良かったですよ。冒頭の3D踊りはもうちょっと下柳さんに頑張ってもらいたい気もしましが、全体的にはコミカルなノリとサスペンス要素が交じり合っていて、悪く無いです。マネージャーが殺されてしまうところまで見れたなら、もう見切りはしないでしょう。作画はちょっと弱そうですが、シナリオの勢いで押し切れそうです。


これを見てからSHIROBAKOの1話を見直すと、ちゃんとその時点で作ってあったということがよく分かります。「そこそこ好評」「丁寧に作ってあって良い出来じゃないの」というのに頷けますね。ただ、最初からちゃんと武蔵野ドームの伏線があるのに、なんでこれで空母になるのかと(笑)。アメリカンニューシネマの影響恐るべし。一体どういうシナリオ会議を経てそうなったのやら。


……で、2話はいつになったら見られるんでしょうかねえ。2話からはOPも付くでしょうし、本当に見たいんですけど。そのうちスピンアウトでやってくれないでしょうか。なんならOVAでも。