西口さん登板す

埼玉西武ライオンズ 1-4 読売ジャイアンツ


今日はライオンズ一筋20年。通算182勝のレジェンド、西口文也が今季初登板初先発。東京ドームにて、その躍動感ある投球フォームを見せてくれました。


ここ2年間勝ち星なし。昨オフは決意の現役続行も、正直、もう一軍での出番は引退試合くらいだろうと思っていました。球団も、もはや戦力としては考えておらず、功労者なので本人の気がすむまでやらせようという腹づもりなのだなと。


しかし、西口はまだ死んでいませんでした。2軍できっちりと結果を残して今日の登板チャンスを勝ち取ったのです。……まあ、42歳の投手に出番が回ってくる状況って、他の投手は何をしてるんだという頭の痛い問題はありますが、そこはそれ。とにかく、そんな期待と不安の入り混じった今日の登板。結果的には4回4失点だったわけですが、一言で感想を書けば、


「思ったよりもかなり良かった」


です。最悪、直球は130キロ台前半。コントロールもよれよれなんて状況を心配していましたが、実際のスピードは140キロ台も計時。変化球も駆使し、ベテランの風格がありました。四球もなし。それになりより、冒頭にも書いた躍動感です。すでに往年の力はありませんが、彼が投げている姿を見るだけで、ファンとしては感涙ものでしたね。もっとも、さすがにこれから毎回炎上とかされたら感涙などはしてられなくなるでしょうが。


この調子なら、次のチャンスも引退試合以外でやってくるはず。また楽しみが増えました。打線は今度こそ援護するように。