2009-04-21
■痴漢と間違われないようにしていたら車内トラブルになりかけたことがある
混雑した車内で女性に近づきたくなかったので、間合いを取っていたら、駅で新たに乗り込んで来た男性が激しく押してくるので、「だったらお前が痴漢になれー」という感じで女性の方へ押しのけたらかなり怒ってた。まあそりゃ怒るだろうし、あれは普通に自分が悪いと思うけど、痴漢にされるよりは怒られる方がずっと安全だ。
冤罪への恐れ度合と他人に対する信頼度合は関係がありそう。痴漢話で自分が疑われる場面を想定しない人を見ると「あーこの人は肯定されて育ってきた(ry」という言葉が頭に浮かぶ。
今から20年くらい前、痴漢冤罪という言葉が(多分)無かった頃から、痴漢と間違われるのが恐ろしくて、みんな(他の男性達が)どうして平気でいられるのか不思議で仕方無かった。
痴漢に限らず、疑いの晴らしようが無い罪を着せられる可能性のあるシチュエーションがとても怖い。
以前、ニュースで見た、車から麻薬が見つかって逮捕された男性。実は車内をチェックした警官が麻薬を配置していたんだとか。その人が一体どうやって無実を証明したのかが一番知りたかったのに、その部分は(少なくとも自分が見たニュースでは)報道されなかった。その手の話は殆どの場合、「最後まで自分を信じてくれた家族や仲間達の協力があったから」系の美談としてまとめられるので、もし自分が同じ立場だったらと考えると絶望するしかない。
もっと小さな話では、店をはしごして買い物をする時に、前の店の袋を持ったまま別の店に入ると、どちらの店でも扱っているようなありふれた商品は、万引きしたのではないかと疑われそう。会計をしてから買い忘れたものを思い出して、もう一度店内に戻る時も緊張する。カモフラージュの為にいくつか買い物して、目当ての品物を他店や会計済みの袋に忍ばせるのは、中学の頃、万引きの常習犯だった子の実際の手口でもあったし*1。
今は念願の在宅勤務が出来ているのだけど(それでも1週間に一回は通勤する)、学校や職場まで1時間圏内に住んだ事は無く、かといって車通勤が当たり前という程の田舎では無いので、高校からほぼずっと長時間の電車通学、通勤を続けてきて、今まで痴漢を目撃した事は無く、自分がマイルドな痴漢にあった経験はあり*2。もちろん痴漢をした事も痴漢に間違われた事も無く、運良く?今まで生き残ってきた。
最近気になるのが、女性向けの痴漢対策記事で、車両のドアの横のスペースは痴漢多発地帯だと書いてある事。
ドアや壁際に立つよりも全方向を人に囲まれている方が痴漢に遭う確立が高そうに思えるのだけど、その手の記事には壁際に追い詰められるから危険と説明してある事が多い。痴漢に遭う確立よりも遭ってからの対応し易さを重視しているという事か。
痴漢冤罪話に対する殆どの女性の感想が「お気の毒に」程度なのと同様に、こちらも自分が生き残る事だけで精一杯だから、痴漢に遭う女性にも痴漢をする男性にも殆ど関心は無いのだけど、この話が気になるのは、自分の考えではドア横のスペースは痴漢冤罪を避けるのに有利だと思っていたから。
あのスペースで、ドアや壁側、もしくは座席側に向いて立っていれば、殆どの乗客に対して背を向ける形になり、意図的にでっち上げるタイプは避けようが無いとしても*3、勘違いで痴漢冤罪になる確立は、4方向を人に囲まれている場合よりも、そのうち2方向が壁と座席の場合の方が低いはず。だから可能なら常にあのスペースをキープするように心掛けていて、実際今まで無事に過ごしているから間違ってはいないと思いたいのだけど、実はそこが痴漢多発スペースだとなると、痴漢に間違われる可能性は他のポジションよりも高まるわけで、混雑時にドア横のスペースに立つのは、もしかして自殺行為なんだろうか。
かといって、車両中央部に近づく程、周囲の人間の配置や距離を自分でコントロールするのが難しくなるから、運任せ感が高まってこれも恐ろしい。
ホームや改札でいきなり手をつかまれて「昨日、この人に痴漢されました!」みたいなのは避けようが無いけれど、一応一人で電車に乗る際に自分が気をつけている事など。
女性客がいる側に背中を向ける
当たり前過ぎるか。壁に向いて立つポジションが取れなかった場合は、自分の前面には常に男性がいるようにする。至近距離で向かい合うのはさすがに気まずいので、常に男性の背後に立つ感じ。今度はスリと間違えられそうだけど、スリなら疑いの晴らしようがあるので。
常に携帯電話を操作する。
両手で吊革を持つのは、しんどくてしかも迷惑(一人で二つも吊革を占拠する)な割りには効果が薄そう。
それよりも片手で荷物を持ち、もう片方の手で携帯を操作しつつ、画面を凝視していれば、周りの誰にも関心が無い素振りができる。おそらく女性客がいる側の手に携帯を持ち(他人から手が見える位置にある)、女性客がいない側の手で荷物を持つ(手が下に下がる)方が安全。
携帯ゲーム機でも良さそうだけど、携帯電話でネットにアクセスし続けて、何らかのログが残れば、まあ無理だろうだけど、その時間に痴漢以外の事をしていた事を証明できるかも*4。片手で携帯を操作しながら痴漢をしていたと言われたらどうしようもないけれども。あとカメラの向きに注意。女性のいる側に向かないようにする。
女性専用車両の隣の車両に乗る。
もしかすると逆効果かもしれない。でも隣に女性専用車両があれば、殆どの女性はそちらに乗るだろうから、その隣の車両は女性客の割合が下がるだろうという考えから。
ドア付近よりも奥に注目する
これは条件が限られるし裏目に出る事もあるけれども一応。ホームで待つ際に女性の少ない列に並ぶのは当たり前として、到着した列車の自分が乗ろうとしたドアの付近に女性客が多かった場合、他のドアに移動した方が安全そうに思えるが、ドア付近でスタンバイしている乗客はその駅で降りる事も多い。
それよりも、手前は男性客ばかりでも、車両の奥に沢山の女性客がいる場合、乗車後に車両奥へ押し込まれて身動きが取れなくなると大変危険。
奥に男性、手前に女性というパターンなら迂闊に他のドアへ移動するよりは、そのまま乗り込んで積極的に車両奥へ入る方が安全なはず。
*1:一応書いておくと、自分は万引きした事ありませんというか恐ろしくて出来ません
*2:学生の頃、自分が降りるまでずっとフーフーと耳に息を吹き掛け続けてきた中年男性。薪じゃないんだから……。それはそれでまあ怖かったけど、その頃から痴漢冤罪の方がずっと恐ろしかった
*3:爆破テロに巻き込まれるとか、通り魔に刺されるとかレベルの不運と考える。それらよりは確率が高そうで、しかも苦しみが大きいところが恐ろしいけれども
*4:これも良く考えるのだけど、それを操作していると絶対に性的欲求が発生しないと保障されていて、尚且つその装置なりソフトウェアの操作には常に両手が必要で、かつ必ずロギングされるような仕組みがあれば、痴漢の疑いも晴らす事が出来そう
2009-02-10
■昼ご飯を一緒に食べる人をマッチングしてくれるサービス
寝ている人が多いとか、詰まり易くて、尚且つ無事に流れる時でも、毎回便器ギリギリまで水位が上がってきてスリル満点だったりとか、過去にいた職場の事は忘れてしまっても、トイレの事は今でも良く覚えてる。
それで今の職場(たまにしか出勤しないけど)の、一つ下のフロアのトイレでこんな張り紙を発見。
小さい写真になってしまったけど、
「トイレ内で、飲食をされた後のゴミを便器・汚物入れに捨てないで下さい」
との事。
あれ、便所飯って確か、今は消えてしまったウィキペディアの項目では、主に学校内での話だったような。このフロアには語学学校が入っているから、確かに学校と言えなくもないかもだけど……。
その言葉は自分が学生だった頃には存在しておらず、また自分の食に対する執着が薄いせいもあって、その言葉が表す孤独な人の存在というのは十分に理解できるものの、人に見られずに、もしくは見られても不自然さを感じさせないように、あるいは独りでも孤独感を高まらせないように食事するなら、トイレで食べるよりかはもう少しマシな方法がありそうだし、そもそもそこまでして食べなくても別に良いのでは。というのが便所飯という言葉を初めて知った時の感想で、だから都市伝説とまでは言わない*1けど、実際にトイレで食事するかどうかではなくて、寂しい人達が寂しさで繋がる為の言葉の一つ、くらいに考えていたけど、こんな身近に実在したとは。
と微妙にショックを受けつつ、この張り紙も便所飯自体を否定してはいないところに少しだけ安心しつつ、見出しのような事を考えた。
学校や社内で孤立していても、外で他の人達と一緒に(形だけでも)気が向いた時に食事できたら、少しは追い詰められ感が弱まったりしないだろうか。
2009-01-14
■想いは時を越えて
fable2が面白い。こういう「別の世界で人生やり直し」的なゲームに相変わらず弱くてすっかりハマってます。昨日、見出しの名前のサブクエストをクリアしたところ。
内容としては、魔女として処刑されたレディグレイという女性のバラバラの死体を集めて蘇生して自分の恋人にしたいという孤独な墓守さんの依頼です。
彼の願望と「みんな僕を気味悪がるけど、彼女だけは僕を見てくれたんだ」という台詞を聞いて、しっぽを振りながら走って来るネットみのもんたさん達が頭に浮かんだりもしたけれど、それはともかく、目に見える報酬は無いけれど(名声アップだけ。自分の分身はこの世界では既にセレブなので有り難味なし)この墓守さんに親近感が沸いたので、大好きなバウンティハンターとか暗殺依頼*1とかの仕事を放置して、世界中から遺体の各部を集めて回りました。既に別のクエストで行った事のある場所が多かったので意外と簡単。
いよいよ最後のパーツの彼女の生首を見つけて、墓守さんに渡すと復活の儀式というか、彼の作った変圧器的な機械で蘇生開始。あっさり成功。さらに墓守さんによると、蘇生するだけでなく、雛鳥みたいに最初に見た人を好きになるようにしてあるんだとか。
それで、生き返ったレディグレイさん、起き上がるなり熱い眼差しでこちらを見つめながら「あなたが生き返らせてくれたの?」と。
その後ろで「いや、あの僕が・・・」とキョドりながらも存在感の薄い墓守さん。墓守さん視点でのこのシチュエーションに心当たりがありすぎる。本当はあっちが自分の分身なんでは……。
で、どうもこのままだと、彼女は墓守さんではなく自分(のゲーム内の分身)に惚れてしまうらしい。画面の右下にはカウントダウンの数字が表れた。あと45秒。墓守さんは「早く立ち去ってくれ」と懇願してる。
ゲーム的には、彼女が自分(のゲーム内の分身)に惚れたらどうなるのか非常に興味があるので、立ち去らずにそれを見届けるつもりだったけど、墓守さんの次の一言で気が変わった。
「あんたはこれから先、いくらでも出会いがある*2だろうけど、僕にはこの人しかいないんだ!」と。
急いで部屋を飛び出して、彼女の視界に入らないところまで走って逃げた。部屋の方からは「あら、あなたも素敵ね」とかいう声が聞こえているからどうにか間に合ったっぽい。
危ない危ない。他にいくらでも入手方法を持っているくせに、「その人にはそれひとつきり」という人の幸せをわざわざ奪って行く、自分が一番嫌悪するタイプの人間の行動パターンをやるところだった。
少し経ってから墓守さんの屋敷に戻ると生き返った彼女と二人でどこかへ旅立って行ったとの事。フィクション、ノンフィクション問わず、他人の幸せを素直に喜ぶ事は殆ど無い自分でも、これは純粋に祝福できる。
そして誰かが言っていたけど、映画を観たり小説を読んだ時に感じる「自分だったらこうするのに!」が実現できるのがゲームの良い所というか、それが出来るのが自分にとっての良いゲームの1つの条件だと思うのだけど、これは同じようなシチュエーションで、既に色々恵まれている主人公達が孤独な脇役からわざわざ奪っていく(露骨に奪っていくという描写にしなくても、主人公の行動の結果としてそうなるとか)話を観たり読んだりした時のモヤモヤした気持ちを払拭できたようでとても気分が良い。

