Hatena::ブログ(Diary)

流れるままに徒然に。 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2007-08-12(日)

「アヒルと鴨のコインロッカー」

 大学に入学するために仙台引っ越して来た椎名(濱田岳)は、アパートの隣の部屋の住人・河崎(瑛太)から奇妙な計画を持ちかけられる。恋人の琴美(関めぐみ)をなくしたブータン人(田村圭生)のために、本屋を襲撃して「広辞苑」を奪うのだという。そして、河崎は言う。「ペットショップ店長・麗子(大塚寧々)に気をつけろ」。結局断りきれずに本屋襲撃に加担することになった椎名。首尾よく河崎は辞書を奪って来るが……。


※この映画はその性質上、原作を知らない人は事前情報を持たずに見た方がいい作品だと思うので、本編を見ていない方及び原作未読の方は以下の文を読まないでください。


 仙台での先行上映があってから早三ヶ月(ぐらいだったよね、確か)、やっと見れました!

 私は原作を読んでから見に行ったわけですが、良かった! 原作を上手いこと映像に移し変えてあって、まるで違和感がない。無論、本一冊と映画2時間弱では情報量が違うからあれこれ省略されてるけど、原作の持つ空気含めて重要なところは外していないと思います。

 展開もオチもある程度わかって見ている身としては、河崎が椎名に言う言葉とか態度とかの裏の意味が透けて見えて、普通に見るのとは違う楽しみ方も出来ました。そして、オチがわかっててもあの展開は切ないなあ……。というか、映像物語の持つ切なさを増強させてる気がする。あのぽつんと一人いる瑛太さんとか。コインロッカーの中で歌い続ける“神様”とか。

 役者陣も皆良かった。瑛太さんの役はお話の全体通してかなり難しいものなんじゃないかと思いますが、それを違和感なくこなしていた。私が感心したのは、前半の河崎の台詞回しがちょっとたどたどしい感じがしたところ。言うまでもなく、わざとです。後半部分も、ちゃんと○○○に見えたし。彼はいつの間にこんなに上手い役者になってたんだ。

 もう一人の主役、椎名役の濱田さんもいい味を出してました。いい意味で「普通男の子」が出来る人だと思う。わけもわからずに巻き込まれて振り回されて、おどおどしてるのがいかにも椎名。長身瑛太さんと小柄な濱田さんが並んだ時の凸凹感が、二人の関係ビジュアルで表してる感じがしてまたいいです。この映画を下支えしていたのは、確実にこの人だ。

 関めぐみさんも、琴美ちゃんの強さと弱さ、一本芯が通ったところを良く表していたと思います。松田龍平さんもかっこいい。この人の役は何を書いてもネタバレになってしまうので、多くは語れないけど。

 河崎が「風に吹かれて」を歌っていた椎名に最初に話しかけた言葉、「ディラン?」。全てが明かされた後にこのシーンがもう一度出て来るけど、冒頭と同じなのにまるで違って聞こえる。そして、全てが終わった後に出て来るタイトルアヒルと鴨のコインロッカー」。

 映画館を出る時、「風に吹かれて」のメロディを口ずさんでしまった。

あんあん 2007/09/23 19:56 私も、この映画大好きでした。
濱田岳くんも瑛太もスゴく良かった!
本に出て来る椎名君は、もう少し賢そうな気がしましたが(笑)

mizunagarumizunagaru 2007/09/23 20:46 あんさん、こんにちは。
良かったですよね、「アヒルと鴨」。原作のファンにも納得される映画化って、なかなかないです。
椎名君……(笑)。まあ、映画の中では濱田さんで良かったと思います。

ミチミチ 2007/09/26 08:54 こんにちは♪
やっと見ることができました。キャストを知ったときに少々不満もあったんです。濱田君には申し訳ないけれどちょっとイメージ違ったような(汗)
でも、普通の人をやらせたら天下一品かもしれませんね。
瑛太が予想以上にピッタリだったので嬉しかったです。

mizunagarumizunagaru 2007/09/26 20:12 ミチさん、こんにちは。
まあ、イメージは人それぞれですからね。(^^)
映画の中での、ラスト部分のある改変は濱田さんだからむしろ違和感がなかった気もします。ああいうことを言い出しそうな感じというか。
瑛太さんは良かったですね。私も予想以上のはまりぶりでした。

投稿したコメントは管理者が承認するまで公開されません。

スパム対策のためのダミーです。もし見えても何も入力しないでください
ゲスト


画像認証

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/mizunagaru/20070812/p1