鋼殻のレギオスIX ブルー・マズルカ:雨木シュウスケ

こぉぉぉれだから幼馴染は度し難い。これまで積み重ねたフラグを土台からひっくり返しやがった。なんという無敵モード。なんというチートキャラ。RPGでたとえるなら「ラスボス戦直前で仲間になったキャラがラスボスをワンターンキル」みたいな。すさまじく反則感の漂うこの展開。あまりにもフェリがかわいそうです。決して好きなキャラではないニーナに対してさえ憐れみを覚えました。リーリンのばーかばーか。
狼面衆関連がさっぱりわけわかめなんですけど、わけわかめの状態で読むのが正しいのですか? いずれ説明はありますか? それとも『レジェンド・オブ・レギオス』を読めという話ですか?
これまでずっとうじうじしていたレイフォンが、幼馴染パワーにより立ち直ったところで、いよいよグレンダンが、そして女王様がやってくる模様。『禁書』でいうと魔術側と科学側が一同に会す、みたいな、燃える展開ですね。上手いペースで舞台に上がるキャラ数を増やしていっている感じ。賑やかになりそうで楽しみです。まあ次巻は短編集か何かのようなのですが。