ラノベ部:平坂読

見える…『ラノベ部』を気に入った人が『ホーンテッド!』あたりに手を伸ばして激しく混乱する光景が見える…! 他の作家が『ラノベ部』みたいな作品を書けば「変わった話だなぁ」と思われるんだろうけど、読たんが書くとものすごいオーソドックスな話に思えてくるから不思議だぜ。読たんは普段から変な話を書きすぎなんだよなぁ。だがそれがいい
作品としては会話メインの日常系だけど、『生徒会』シリーズのベタベタインファイトよりは、『ようこそ無目的室へ!』の軽やかさの方を連想する。特にハーレムを形成しないことで間口を広げているようなあたり。つくづく初心者に優しい作品だと思う。とはいえ修羅場の伏線は張られているので、二巻以降はそれなりに期待できそう。二巻以降が出るなら、だけど。作者サイトを見ると「2008年9月、『ラノベ部』シリーズ開始 」とあるのでシリーズ化前提ということでいいんだよね? それとも「売れたら続きが出るかもしれません」っていうありがちなパターン? 作中でやけに打ち切りの怖さを強調していたのは「売れなきゃ続きは出ませんよ」というアピールだったのか?
…というわけでプッシュする記事を書いたぜ。売れるといいなぁ。