森は海の恋人植樹祭に寄せて

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六月五日、第二十三回森は海の恋人植樹祭を開催することができました。

天候にも恵まれて、全国から千二百人もの人々が集いました。


三月十一日の大津波により、立ち上がれそうにない大きな被害を受けた海の民は、今年の植樹祭をあきらめていました。

でも、こんな時だからこそ震災で亡くなられた方々の鎮魂と、復興を祈念する植樹祭を開催しましょう、と励ましてくれたのが大川上流の室根町第十二区の皆さんです。

私たちが全部準備をしますからお客さんとして来て下さい!と語ってくれました。


一人一人が祈りを込めて苗木を植えてくれました。

こんなに熱い心が込められた植樹祭は、世界でも初めてではなかったでしょうか。



森は海の恋人植樹祭を支えてくださっている全国の皆様、心より御礼を申し上げます。

本当に有難うございました。


牡蠣の森を慕う会 
代表 畠山重篤



山の太鼓、海の囃子。遠く眼下に広がる気仙沼湾。響け、皆の思い!