iPod touchブラウザの操作性

特に気に入ったのはズームの動作。よく語られているように指2本でもズーム操作は可能だけど、コンテンツ上のリンクが存在しない部分を2回タップ(ダブルタップ?)すると、その部分の横幅が画面にフィットするように自動的にズーム調整される。もういちど2回タップすると全体が表示される。このインタフェースは秀逸。これを使えば指2本でズーム操作しなくても最適なサイズでWebページを閲覧できる。表示のための操作を何も考えなくても最適な状態でコンテンツに集中できる。縦表示でちょっと文字が小さく感じられるのであればそのまま横に倒せばよい。やはり画面の両端にきっちりコンテンツが収まった状態で表示されるし、横方向にフィットさせると大抵のサイトで文字はかなり大きくなる。このようなインタフェースを持っていても表示に引っかかりやもたつきがあると台無しなのだけど、Mobile Safariは動作もスムースなので、この点も問題ない。
それと、文字入力の際に挿入や削除のポイントを探るためにカーソルを動かす際に、ターゲット付近をタッチし続けると、ルーペで拡大されたイメージで目的の場所が表示され、その状態で指をすべらせることでスムースに位置決めできる。これもすごい。
日本語入力が貧弱なのが残念だけど、これで長文を入力することは想定されていないようだし(現にクリップボードは使えない)、そう考えるとバランス感覚として(日本語変換は)この程度のサポートレベルで良いのかもしれないと思えてくる。

ビルマのデモ

ここ数日注目しているニュースは、ビルマミャンマー)の大規模デモ。今朝の日経Podcastで参加者が14万人を越えたと聴いたが、ここ数日で重大な局面を迎えると思う。わたし的にはダントツのトップニュースだけど、国内の主要マスコミサイト(朝日・読売・日経・毎日・産経)でこのニュースをトップで取り上げているところは、9/26 20:44現在ゼロ。cnnは日本語・英語サイト共にトップに掲載し、時々刻々と更新している。

スーツとプログラム開発

日本には技術者に対してスーツ着用を強制する会社が多い。私はスーツやワイシャツやネクタイなどの窮屈なもので身を包まれると思考停止に陥ってしまい、体調が悪くなりまともなプログラムなど書けなくなってしまう(本当に)。が、とある会社内常識的にはどうやらそうでもないらしい。
藤原さんのこのエントリに大きくうなずいてしまったりしている。

ちなみに、先日水道橋で開かれた某イベントではオープンソースや一般向けのウェブサービスにて日本を代表する蒼々たる人々が集まっていたが、スーツにネクタイな人は誰一人としていなかった...と思う。
藤原さんや私が少数派というわけではなさそうだ。

ダビング10

ダビング10」というのは総務省が使っている名前だそうな。
アマゾンがDRMフリーの曲を販売するというニュースが流れた。日本のデジタル放送に関してもフェアユースという観点での議論がわき起こってほしいものだ。実現への仕掛け的なハードルはとても低いと思う。どんなに複雑なコピー制御の仕掛けを実装しても放送局が制御信号のとあるビットの値を変更し、映像と音声の暗号化をやめるだけで「コピーフリー」に簡単に移行できるのだから...