2011-06-17
■[mosh] 0.2.7 リリース
R6RS scheme インタプリタ mosh 0.2.7をリリースしました。
- http://mosh-scheme.googlecode.com/files/mosh-0.2.7.tar.gz
- https://github.com/higepon/mosh/blob/mosh-0.2.7/doc/RELNOTE
(メインの開発者はid:higeponですが、僕がプラットフォームテストとリリース作業を担当しています。)
今回のリリースでは、多くのバグフィックスとともにインストールや動作の信頼性が向上しています。
moshをアップグレードする場合はホームディレクトリや/tmpに置かれている.moshディレクトリを削除してください。psyntax-moshのキャッシュはバージョン間では互換性がありません。
ライセンスに関する変更
moshはデフォルトでOpenSSLライブラリとリンクするようになりました。
API変更
(mosh ffi)のpointer-ref-とpointer-set-のAPIが変更されました。これらをbyte以外の幅で使用しているコードは変更する必要があります。
SRFI-19は2008-2009年のうるう秒を認識するようになりました。
インストールの変更
psyntax-moshはインストールしたユーザのコンパイルキャッシュを更新しなくなりました。
moshはlibtoolに依存しなくなりました。
新規ライブラリ
実験的な新規ライブラリ2つが追加されました。
- (facebook) - Facebookアクセスライブラリ
- (template) - ERB風のテンプレートライブラリ
nmosh専用のいくつかのライブラリが追加されました。これらのライブラリは現在のところFFIをサポートしたプラットフォームでしか動作しません。
新規プラットフォームサポート
サポートOSが追加されました。
- Wine 1.3 or later
- NetBSD
NetBSDではgcc44を使用してコンパイルする必要があります。
削除されたプラットフォーム
Win32ネイティブのnmoshをビルドするためにはCMakeを使用してください。ネイティブwin32上のpsyntax-moshはサポートされなくなりました。Cygwin上では使用できます。
バグフィックス
- moshコア
- 2.2250738585072012e-308 を正常にreadできるようになった ( http://blog.practical-scheme.net/gauche/20110203-bitten-by-floating-point-numbers-again )
- そのほか多くのreaderバグフィックス
- (display #\tab)が異常な値を表示する問題を修正
- カスタムテキストポートのハンドラからput-stringを呼べるようにした
- R6RS
- applyで評価される手続きが末尾コンテキストを保持していなかった。
- set-port-position!がストリームの末尾にシークできない問題を修正
- psyntax-mosh
- psyntax-moshにおけるいくつかのバグフィックス
- nmosh
- Win32ネイティブNmoshがディレクトリを削除できない問題を修正
- nmoshを並列に実行した場合に不正なキャッシュが生成される問題を修正
- SRFI
- with-syntaxの動作をSRFI-93からR6RS準拠のものに変更
- SRFI-1のdelete-duplicatesが1引数で動作しない問題を修正
- SRFI-19実装は2008年から2009年のあいだに挿入された閏秒を認識するようになった。
- SRFI-26のcutとcuteが可変長引数を処理できない問題を修正。
- SRFI-42のstring-ec、vector-of-length-ec、min-ecが正常にexportされていない問題を修正。
- その他ライブラリ
- matchが特定のパタンをマッチできない問題を修正
その他の変更
- REPLはSRFI-38形式で値を表示するようになった
- Nmoshのlibrary-path手続きがpsyntax-moshのものと互換になった
- psyntax-moshに実装されているparameterizeがSRFI-39互換となった
- Nmoshのエラー表示がカラー化された。(NMOSH_CLICOLOR環境変数をenableに設定する)
トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/mjt/20110617/p1

