きまぐれ社会批評(松尾圭ブログ) RSSフィード

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2011-09-07

友人から「DVを受けてるかも」と相談を受けたとき、どうしたらいい?

私は、これまで友人からパートナーとの関係の相談を受けてきました。同時に、「友人から相談を受けたんだけど、どうしたらいいんだろう?」という相談にも乗ってきました。最近もそんなことがあったので、友人からDV相談を受けたときに、やるべきこと、やったほうが良いことをまとめてみました。

友人はあなたを信頼している

まず、意識してほしいことは、相談を持ちかけてくれた友人はあなたを信頼しているということです。DV被害者は、自分の発言によってパートナーとの関係が悪くなることを恐れています。身体的な暴力がなくても、緊張関係になるのが怖いのです。それにもかかわらず、あなたに相談をもちかけるということは、あなたならわかってくれるかもしれないという、期待と信頼をもっているからです。さらに重要なのは、DV被害者は多くの場合、信頼できる身近な人がとても少なくなっています。友人とコミュニケションをとるときは、そのことを常に意識してみてください。

友人の話を聴く

加害者は、被害者の友人関係をできる限り切ろうとします。そのため、被害者には、話を聞いてくれる人さえいなくなってしまいます。あなたは、友人の話を聴く数少ない人の一人です。できる限り、ゆっくり友人の話に耳を傾けてください。それだけで、友人の不安は収まります。

「あなたは悪くない」と言う

DV被害者は、常に加害者から「お前が悪いから暴力になるんだ」と言われ続けています。そして、加害者の暴力は「自分のせいだ」と思っているのです。また、第三者にも「あなたにも問題があったんじゃないの?」という人はたくさんいます。でも、どんな理由があろうと暴力はいけない。だから、「あなたは悪くないよ」と言ってあげましょう。いつも「お前が悪い」と言われ続けている被害者に対して「あなたは悪くない」という言葉は、いくら言っても言い過ぎるということはありません。

解決しようとしない

一番重要なのは、友人が危機的な状況になったとき、すぐに相談できる人の存在です。そして、あなたは相談に乗れる数少ない人の一人なのです。あなたは「解決しよう」とする必要はありません。「なにかあったらすぐに連絡してね」と伝えましょう。解決しようとすると、友人が連絡をくれなくなることもよくあります。それよりも、つながりを切らないことが大事です。

加害者を否定しない

友人が被害を受けながらも、加害者の元を離れられないのは理由があるはずです。友人にとって「加害者を否定すること」は「自分自身が否定されること」でもあります。加害者の行為(暴力)は否定しても、加害者の人格を否定しないようにしてください。加害者を否定することで、友人とあなたとの関係も切れてしまうかもしれません。

友人自身の決断を尊重する

あなたは、友人の話を聞いて「危険だから早く対応しなきゃ」と思うかもしれません。その気持ちはよく理解できますが、ここはじっくり時間をかけて、友人自身の決断を待ちましょう。友人は、長い間「自分で決断する」という経験をしていないかもしれません。さらに、子どもがいる場合などは、決断するのに長い時間がかかるかもしれません。しかし、ここであなたが友人を動かすのは、加害者がやっていることと同じことなのです。時間はかかっても、友人自身の決断を尊重しましょう。

一人で抱え込まない

最後に重要なことは、一人で抱え込まないことです。あなたが精神的に辛くなる状況では、友人の相談を受けるのも難しくなるでしょう。DV問題に詳しい知り合いがいたら、その人に相談してみましょう。そして、相談を持ちかけてくれた友人に被害が及ばないように気をつけながら、いろんな人に相談をしてみましょう。そうすると、あなたにとっても、友人にとっても、いい方向を継続できると思います。

私の考える望ましい解決

DVの渦中にいる被害者は、自分が被害者であることに確信が持てない状況です。そのため、長い時間をかけて「どんな理由があっても暴力はいけない」と思えるように、話を聞く必要があります。そうすると、ある段階で「加害者から離れたい」と、自分から思えるようになってきます。被害者が「家を出たい」と声に出して決断したとき、初めて外からサポートができるようになります。ここまでくると、あとはシェルターを紹介して、被害者の身の安全が確保できれば、よりよい方向に動いていくはずです。

ただし、具体的に行動を起こしたあと、被害者自身は、そのような道筋が見えていないことが多いように思います。無我夢中で動いているのだから当然ともいえます。だからこそ、第三者として冷静に道筋を示してあげられるような存在になれると、被害者にとって心強いだろうと思います。

実は、家を出てからも大変な状態は続きます。しかし、まず「被害者自身が家を出ることを決断する」ということが、スタートラインになるんだろうと思います。

ままともままとも 2012/10/11 13:19 とても参考になりました。友人(正確には子供の友達のお母さん)が精神的に追いつめられていて、子供たちにも悪影響が出ていたので、どうにかしたいと思っていましたが、まずは彼女が壊れないように支えられる方法を考えたいと思います。
ありがとうございました。

わたしわたし 2016/01/22 20:54 お互いに30歳半ばを過ぎて結婚しました、翌日から前触れなくキレる暴力暴言の日々が始まりました、半年で体調が悪くなってもDV だとわかりませんでした。突き飛ばす、危険な運転、キレて人格が変わります。優しい時もあれば布団に横になっても枕元で怒鳴り続けたり帰宅の連絡があるとドキドキしてしまいます病院にも通いましたがなかなか全てを話せずDV モラハラと言われませんでした。15年目に倒れようやく専門医の診察を受け事実を受け止める時が来ましたが相談に乗ってくれる友人は遠く離れています、まだまだ公共の相談場所は行けません話せません。唯一男性で信頼できると思う人に相談したいと伝えたら返事が来なくなりました、かなりショックです。みんな恐いのでしょうか関わりたくないのでしょうか、私は今自分の幸せが何かわかりません。

松尾圭松尾圭 2016/01/25 15:00 わたしさま
大変つらい思いをされているされているだろうと想像します。公的な機関に相談するのも本当に勇気がいるものです。お住まいがわかりませんが、私の住む千葉県の民間支援団体の連絡先一覧をお伝えします。
https://www.pref.chiba.lg.jp/dankyou/dv/soudan.html

特に、NPO法人アーシャは、DV被害から抜けだした方がやっている団体なので、親身になってくれると思います。また緊急用に女性と子どものスペース・ニコの番号を登録しておくことをおすすめします。こちらも私の知り合いが運営しています。

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