今週の日曜に芦屋に用事。フランチャイズ・チェーンの店で、しかし
案外、品揃えがよろしく、値段もリーズナブルだった。
ところで、"Gecha Back"、"Kokomo"を主導したのはTerry Melcherなのだろうが、
人工的だけれども、それでも、Spector-B.Wilsonのラインの奥義を獲得した
んだろうね(大瀧さんはリズムよりも、あの揺ら揺らするメロディラインの
運動のほうの純粋な継承という感じがする)。
"Kokomo"がヒットしたときのことは覚えていて、退廃的だなあなどと
思っていたが、時間の蝶番(ちょうつがい)が外れた今日では、そんな
ことは当然、思わない。
ニルソン・シュミルソン
Party / Stack-O-Tracks
スティル・クルージン
M.I.U. / L.A. Album
Going Public

ところで、メロメロとはどういうことか。
私はベタなものしか聴かないから、その対象もありきたりなのだが、
ある対象にメロメロになる。
そうして主体のなかで対象の効用が飽和状態になる。
そして次のものに移行・逃避する。
力点とはどういうことか。力点の移動が”飽き”か?
いづれ、誤読・誤解である。誤読→誤読である。基底に降りれるわけではない。
ちかごろは、Marvin Gayeにメロメロ。Slyに比較してトロい(シンコペーションが?)
という印象があったのだが、やはり歌唱力が尋常ではないよね。
"I Want You"なんかも軽く歌っている、いなしている感じだけれども、
すべてがすばらしくて、"What's Going On"より自分のなかでメロメロ。
Midnight Love
Trouble Man