コンピュータ麻雀の本を買った

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BF%E9%BA%BB%E9%9B%80%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B4%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0%E2%80%95AI%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%81%A8%E6%80%9D%E8%80%83%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%B3%E3%82%92%E4%BD%9C%E3%82%8B-I-BOOKS-%E7%9F%B3%E7%95%91-%E6%81%AD%E5%B9%B3/dp/4777513319

工学社の本。うさ親さんの本の仲間みたいな感じですね?
BREWの麻雀アプリも作ってる人が著者らしい。
経歴を見ると大学院卒で、父親の会社で、IT事業部のような感じで麻雀アプリサービスをやられてるようです。
http://www.amy.hi-ho.ne.jp/~ishihata/


この本でさいさん強調されていたのが、
コンピュータ麻雀では、オセロや将棋のように対戦させる行為はほとんどされていない
開発者同士で情報交換もほとんどない
イカサマをする麻雀ソフトが多すぎて、イカサマやってないのに、イカサマと思われる


って感じで、心の声が書いてありました。
「リーチ一発」が出ただけで、「イカサマといわれますが、確率的には起きるんです」
に始まって、「乱数というのは偏っています」という話も続く。
作者的には、共通のGUIプラットフォームを構築して、作者が思考エンジンの開発に専念できる
環境を作りたいと思われてるようです。


ただ、思考エンジンとして考えると、そんなにたいしたことはしてないようです
意外なのは、「役を決めて狙う行為をしてない」ようです。
要するに上がる事を目的にしてるようで、相手の手を読むということもさほどしてないようです



GPWでは、麻雀のプロの棋譜(?)から、手をボナンザメソッドで学習するという論文発表がありました。
たしか、GA将!さんの後輩の方の発表だったと思います。
ツタヤでカイジ12巻を借りて読んだので、


私自身麻雀はしませんが、麻雀の思考アルゴリズムとして、
カイジで用いられていたテクニック

  • 南南南南を持っていたら4個も安全に捨てられる手があることになる

 (ようするに、相手は南を持ってないわけですからポンもされない)

  • 相手が捨てた手に合わせる

 捨てる手と同じ手があれば、合わせて捨てれば、ポンやロンも無いわけです。

  • 同じ種類ばかり捨てると、集めているものを予測される

 このへんは相手の役の予測ですね

  • 一般的に、序盤は「集めていないもの」中盤以降は「集めているものに近いもの」

 序盤は、手持ちにまったくいらない手がいっぱいありますから、捨てる手は、ランダムに近いわけです。
 終盤以降は、残した手を捨てたり、同じ種類で、吟味して捨て始めるので、
 集めているものに近いものを捨てる。
 これを近視眼的に今考えるんじゃなくて、
 捨てた牌を時系列に見れば、「何を集めているか?」「何を持っているか?」の予想ができる