雑種路線でいこう

2008年06月05日

授業って苦手なんだけどさ

お、高校生ブロガーっているのね。なかなか面白いことを書いてる。

ところで明日は講義だが、先日の講義メモ以上のものが出ない。何度か大学で授業すると、講義よりも講義準備、採点の方が面倒ということに気付かされる。で、明日は大学院講義だし、それなりに新しいスタイルでやってみたいんだけど、ITリテラシーの高い層に最適化した授業って何だろう。

先生側も生徒側もコンピュータリテラシーのある層(ちなみにここで言うコンピューターリテラシーっていうのはチャットとかでの議論力も含む)、感覚的に言えばコンピューターリテラシー偏差値60以上の層をすくいとってむちゃくちゃ最適化した授業をしてみたい。そういう塾を作ってみたいと、最近思う。私塾イズムってやつだ。

無駄だらけの現代授業を最適化しよう - 高校生奮闘記

本当の授業って対話じゃなかろうか。孔子とかプラトンの時代からそれは変わらない。何故なら対話って予定調和の外側にあるからだ。普通大学とかの授業がそうなっているかは知らない。十年一日の講義ノートを使っている先生とかもいるんだろう。

明日は知財オープンソースについて話すが、旬ネタ有害コンテンツなんだよね。明日夕刻に衆院本会議を通過する予定だし、どうも週明けの参院で変な質問が出て厄介な付帯決議がつきそうで、それは困るってのもある。何の話をするにしても、背景とかものの弾みとか、そういうストーリー的なことをうまく説明すると、大きな流れみたいなのがみえる。まあ時間が余ったら、そういう話もしよう。

講義形式なら授業でやる必要ないよね、正直なところ。e-Learningで事後的に質問を受けた方がずっと合理的。生身の人間を使うなら、ゼミ形式がいい。そしてカリキュラム消化もやるけど、できれば1/3くらいは時事ネタでモノの見方を教えて、学問って役立つよねー、というのを体現できるといい。

本を読め、IT Conversationsとかで英語の一流の講演を聞け、そっちの方が授業よりずっとためになる。レポートを書けば、それで評価してやるよ。せっかく面と向かって話すなら、押し黙るのはやめてくれ。まあ、僕が空気をほぐせないって問題もあるんだろうけど。それは場慣れするしかないな。

ともかく今の塾や学校、大学講義でやっているのは、近代にキャッチアップする仕掛けであって、もうそんな物語は終わっている。ネットオープンコースウェアで、英語でよければ超一流の講義を受けられる。そういう時代に求められる教育者って何だろうと考えると憂鬱になるよ。たぶん講義の巧拙もさることながら、どうモチベートし、導き、学び方を教え、刺激を与えるかって方が大事なんだろう。

いろいろ試したいけど、なかなか難しいよね、実際どうするかとなると。

hyoshiokhyoshiok 2008/06/06 01:55 簡単だよ。ustream.tvでインターネット中継して、チャットで質問をうける。
それで何が変わるかって?
教師が変わる。

投稿したコメントは管理者が承認するまで公開されません。

スパム対策のためのダミーです。もし見えても何も入力しないでください
ゲスト


画像認証

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
雑種路線でいこう by 楠 正憲 is licensed under a Creative Commons 表示 - 改変禁止 2.1 日本 License. このブログは楠正憲の個人的なものです。ここで述べられていることは私の個人的な意見に基づくものであり、私の所属する組織とは何ら関係はありません。