天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

日中講演会

 今日は日中友好協会八王子支部の主催する講演会があった。主催者側で音響担当なので予定通り参加。
 講師は法政大学名誉教授の五十嵐仁さん。題して「日中友好の道をどう築くのか」という話だった。

 五十嵐さんは、今年初めの八王子市長選に出馬してもらったが、投票率のあまりの低さに当選まで持ってゆくことができなかった。しかし、できることをやる思いで、あちこちでこうして講演をされているらしい。
今日の話で面白かったのは、本題ではないが冒頭のあいさつ代わりの話で、自民党は9年サイクルで政権を失っていて、今年はまたその9年目に当たるということだった。調子に乗りすぎて、国民の反発を買ってしまうということだが、今回の安倍政権はあまりにもひどい。そのひどさを見抜けない人もまだいる。というか、関心がないのだろう。
 戦争がいかに悲惨かを、身をもって体験した人は少なくなっている。しかし世界のどこかで、いつも戦争がされている状態が依然として続いている。
 島国日本は今も海に守られている。今日の話で、北朝鮮は日本に攻めてはこない、大量の兵員や兵器を運ぶ船を持っていない。ミサイル実験はほとんど失敗している。失敗しているが、近いだけに届く可能性があるので、それを発射させるようなことはしてはいけない。なのに、日本がアメリカのためにも戦う集団的自自衛権を実施する国になってしまったので、彼らにとって危ない国になってしまった。
 北朝鮮を簡単につぶしてはいけない。なんとなれば、そうなったら大量の難民がボートピープルとなって日本にもやってくる。外国人を、困っている外国人を受け入れることはいいことだ。ドイツのメルケル首相のように、受け入れ方針を打ち立てられるといいのだが、日本にはまだその土壌がない。
 話は中国のことだが、北朝鮮対策としても中国は大切な国だ。北朝鮮が唯一先輩と思っている国は中国だから。国境も接しているし。
 また、自民党が戦争法案をごり押しした理屈の中に、尖閣列島の問題が脅威だとしていたが、あんなものは中国とって本当は大した問題ではない。もっと広大な土地、中国の接している西の方面の方に影響力を拡大してきている。そちらのほうに気づかれないためのポーズかもしれない、などという発想も面白かった。
 いずれにしても、もうすぐ安倍を失脚させる機会がやってくる。それに向けて、中国やらなにやら、何を切り口にしても安倍はまずいんじゃないのということを、無関心な人たちにわかってもらい、選挙に行ってもらわなくては。そういうことを少しでもしよう。