ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

盛りだくさん

今日は盛りだくさんで、そしてとても素晴らしい一日だった。午前中はうちの教会の婦人会の集会で、夜はスペイン人のローデス夫妻とダウンタウンのスペイン料理のお店で一緒に食事。今朝の集会は、うちの教会のターニングポイントになりそうな、祝された本当に意義深い集まりだった。書きたいことはたくさんあるのだけど、帰りが遅くて眠くなってしまったので、詳しくはまた明日。 神さま、今日という特別な日をありがとう。

Broken into Wholeness

 昨日の婦人会の集まりでのこと。
 牧師夫人のデニースは、まだ救われていない妹のメリッサ(仮名)のことを分かち合ってくれた。メリッサはずっと主から離れた人生を送っていて、家族は彼女がどん底に落ちて、主を求めざるを得なくなるようにとずっと祈ってきたのだが、ついにその時が訪れた。あるトラブルに巻き込まれ、車も住む場所も失い、大怪我をし、あげくに逮捕され、メリッサは刑務所に入れられた。彼女はプライドが高く、潔癖性で、公衆トイレには絶対行かない人だったらしい。ところが、牢屋のトイレは、大部屋の角に便器があるだけで、当然個室などない。トイレットペーパーすらない。まわりに他の人たちが大勢いる中で、どうしてもトイレを使わざるを得なくなってそこに座ったとき、惨めさと屈辱のどん底で彼女はついに神さまの名前を呼んだのだそうだ。その後、その事件に関して彼女は主犯にただ利用されていただけだとわかり無事釈放されたが、何もかも失った(物質だけでなく)彼女は、粉々に砕かれてついに神さまのところに戻って来た。 
 私はデニースが一年くらい前に、メリッサがどん底に落ちて主を求め始めるようになるよう祈っていると分かち合ってくれたことを覚えていたので、神さまがその祈りに応えられたことを知り、ある種、鳥肌の立つ思いだった。デニース達家族にとっても、辛い祈りであったろう。愛する家族がこんな目に遭うことを望む人はいないのだから。それでも、主から離れて生きるより、一旦どん底に落ちてでも、主に出会う方がはるかに良いこと。誰より胸を痛められたのは神さまだろうが、それでもあえて神さまはメリッサがこの経験を通ることを許された。その先に待っている、もっともっと良いこと、素晴らしい救いと解放のために。神様は全ての恥と罪を取り除き、傷を癒し、粉々に砕かれたものをもう一度建て直すことのできるお方だから。そう、最高のリサイクラーだから。牢屋のトイレの状況は、何と言うか、象徴的な意味をもって私の胸に刻まれた。人の目には最低最悪に見えることでも、それこそ神へと続く入り口、ターニングポイントになるかもしれないのだ。

 私も、ここ最近私が通らされていることについて分かち合った。特にこの2ヶ月、いろいろあってCR(セレブレイト・リカバリー)に行き始めたこと、どうしても助けが必要だったのに、教会の中にそれを求める勇気が持てなかったこと、教会に来る時にはいつもベストの仮面をつけ、内側の痛みや葛藤を隠し続けていたこと、いろんなネガティブな感情に押しつぶされそうになって、いっそ死んでしまいたいとすら思っていたこと、だけどその前に、思い切ってデニースとタミーにメールしてみたこと、二人共すぐに会って話をしようと言ってくれたこと、そして三人で話をしたこと… そしてそれを通して、私がかつて感じたことのないような主の愛と恵みと赦しと癒しを感じたこと、「悲しむ者は幸いです、その人は慰められるからです」という御言葉が、私にとって生きたリアルなものとなったこと…などなど。 そして私は言った。これからはもう二度と、みんなの前で仮面をつけることは止めると決めたから、もしかしたら私がボロボロになっているのを今後もまた見ることもあるかもしれないけど、それも真の私だから受け入れて欲しいと。私もみんなに対してministerしたいけど、私もまたみんなからministerして欲しい、私はみんなに支えてもらうことなしにはやっていけない存在だと気づいたから、と。 
 そして、最後に皆で祈った。そこにはたくさんの涙と、聖霊様の甘い、甘い御臨在があった。

 集会が終わった後、この2年半,ミッショネットで私のパートナーとして一緒にクラスを教えてくれていたベッツィーが目に涙を浮かべてやって来た。そしてこう言った。この1〜2ヶ月ほど、ワーシップをリードする時の私に喜びがなくなっていることに気づいていたけれど、そのことでどのように私にアプローチしたらいいのかわからなくて、結局助けの手も何も差し延べられなくてごめんね、と。「はちこは何でも持っていて、何もかも完璧で、欠けたところがない人のように思ってた。はちこと比べたら私は劣っているように感じてしまって、それが私を、友人としてあなたにもっと近づくことから妨げていたのかもしれない。だけど私はあなたのことを本当に大好きで、愛しているのよ」 私はそれを聞いてものすごく驚いた。このちんちくりんで英語もろくにしゃべれない私をそんな風に思っていたなんて。「ベッツィー! 私の方こそ、あなたはとても忠実で、聖くて、上品で、あなたほど箴言31章に出てくる妻そのものの人はいないといつも思ってた。そしてそのことでひそかに劣等感を感じていたの。私もあなたのことものすごく大好きで、尊敬して、憧れていたけど、あなたに比べれば私なんて泥のように汚くて、あなたに私の真実の姿を見せたら、絶対軽蔑されると思ってたの」そして、二人で泣き笑いしながら何度も何度も抱き合った。

 私とベッツィーの間にはこれまで一切の妬みもネガティブな思いもなかったと思うけれど、お互いにひそかに感じていた劣等感のせいで、もっと近づいてさらに深い関係を築くことができないでいたことが分かり、この二年半、何てもったいないことをしていたのだろうと思った。私は本当に、今までずっとベッツィーのことが大好きで、彼女と一緒に奉仕するのをものすごく喜んでいたのに。だけどこれからは、本当の関係を築き始めることができる。そう思ったら、とてもとても嬉しい。ベッツィーだけじゃない。デニースとも、タミーとも、他のみんなとも、これからは主にある本物のリアルな関係を築いていくんだ。これは全部、神さまの御業。生きて働かれる、神さまの力強い御業。

Your light broke through my night
Restored exceeding joy
Your grace fell like the rain
And made this desert live

You have turned my mourning into dancing
You have turned my sorrow into joy

This is how we overcome
This is how we overcome....

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