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2014-08-19

[][]『サツコイ 〜悠久なる恋の歌〜』 の感想・レビュー

サツコイは伝奇系風味な人魚猟奇譚なおはなし。
種的に雌の栄養分として捕食される運命にある雄というカマキリのような設定。
種の保存として有用なスタイルだが感情を持ったせいで関係が複雑になる。
レベルEでも扱われていたテーマでしたね。
種の保存のために愛する人を食って子孫を残すことに苦悩を感じるというやつ。
体験版では主人公くんが妹の為に餌となることを決意するまでの場面をプレイできる。
†どうしてこの作品はネクタイをジャケットの上に出しているの?

体験版の概要


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  • 生きることが薄っぺらい少年と不登校少女が手を取り合い社会との付き合い方を学んでいくはなしかと思ってました。
    • 主人公くんは元孤児であり、現在は運良く養父に引き取られました。しかしありがちなこととして、貰われ先との折り合いは悪く、養父は酒を呑んでは暴力を振るう日々。ある時主人公くんは養父に刺されて死にかけてしまいます。遠ざかる意識の中、生きることがしんどくなっていた主人公くんは別に死んでいいかとデッドエンドをむかえま・・・せん。なんと不登校でクラスから倦厭される電波系クラスメイトが助けてくれたのでした。一命を取り留めた主人公くんは、不登校クラスメイトと同棲しながら、学校に行ったり新聞部の活動に参加したりと学園生活を送っていきます。ここまではフツーの学園モノで、「生きることが薄っぺらい少年と不登校少女が手と手をとりあって社会との向き合い方を覚えるのねん、ハートウォーミングだわー」と楽しめます。いや、こういう作品でも良かったんじゃないか?しかし!!!!ここからトンでも展開が発動します。ホラー=ミステリーシナリオが展開され、学園の生徒が猟奇殺人に遭い、主人公くんら新聞部一同は事件の解決を目指していくのでした。


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  • 伝奇系設定モノ
    • ヒロインの不登校少女は「人魚」だそうです。この作品の設定をまとめると以下の通り。
      • 「人魚」には純血種と混血種がいる。
      • 純血種の個体数は少ないが快楽として人間と性行為をするので混血種は結構増える。
      • 混血種は20年程度しか生きられずしかも生命を維持するのに莫大な栄養が居るので恒常的に人間を食らう。学園の猟奇的殺人事件も混血種が起こしたもの。
      • 純血種は生命の維持としては人間を食うことはない。快楽として狩りを楽しむだけ。
      • 純血種は稚魚から成魚になる際に人を食らう必要があるが、その辺の一般人を襲わなくても良い。
      • 純血種は男女の双子で生まれ、雌が成熟するまで雄が守り、さらに雌の稚魚が成魚となる際に雄を捕食する必要がある。
      • 主人公くんと不登校ヒロインは実は双子であり、主人公くんは不登校ヒロインを守り抜き、そして最後は命を捧げる運命にあったのだ。だから愛する人のために死ねますか?なんでしょうねと。


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  • 主人公くんのマブダチを思うシーンが結構良かったかと
    • 体験版では主人公くんが覚醒するためのイベントしてマブダチ裏切り描写が用意されていています。薄い生き方をしている主人公くんには、色々と気にかけてくれる男友達とワケアリモトカノが存在します。ダチ公には病気がちな妹がおり、主人公くんも妹が唯一の生存理由であるのでお互いの家庭環境のこともありそれなりに分かりあってる感が良い感じです。ですがダチ公とその妹は混血種の人魚であることが判明し、今までの猟奇殺人はダチ公が妹のためにやっていたというのです。そして主人公くんが純血種であることを知ったダチ公は、妹に主人公くんを捕食させるため、ワケアリモトカノを人質に罠にはめるのでした。この事件の憤懣により主人公くんは覚醒するので、不登校ヒロインが実妹であることを思い出すための装置となっているのですが・・・この場面で、「ダチ公のお前がフツーに妹の栄養分のために死んでくれとお願いしてきたら多分死んでたよ」云々というやりとりは何故か印象に深く感じる描写でした。

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