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2016-08-20

カノジョ*ステップ 体験版 Ver1.00 の感想・レビュー

田舎を舞台にした学園モノ。ブッ飛んだバカゲーギャグゲーキャラゲー枠だがたまにシリアス。
両親を亡くし親戚をたらい回しにされてきた姉弟は祖母の田舎に安息の地を獲得する。
今まで引っ越し三昧の生活だったけれど、ようやく安定を得たんだ!!ということで学園生活。
カネを稼いでくれる姉に罪悪感を抱き深い交友を築けなかった主人公くんが赦される描写が素敵。
何気ない日常シーンに笑いを見出すパターンの作品であり田舎描写が(今の所)面白い。
と、いうか目的がカノジョではなく嫁探しになっており、『ヨメサガシ*ステップ』。

体験版概要


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  • プロローグ
    • 主人公くんは姉と共に5歳の時に一度来たという祖母の民宿に引っ越します。しかしそこはど田舎であり、ナチュラルに鳥取県が貶められるほどでした。どうして主人公くんたち姉弟はど田舎の祖母のもとへ来たのでしょうか?紙芝居ゲーにはよくあることなのですが、彼らは両親を亡くしており、これまで親戚をたらい回しにされてきました。そのため定住できる安息の地を求めていたのです。姉は30代半ばと描写されており、ある程度蓄財できたため、交渉した結果祖母が経営する民宿に居着くことができたのです。引っ越しを繰り返してきた主人公くんは、姉の苦労もまた傍で見ていてため、自分だけ学園生活を謳歌することに罪悪感を抱いてきました。そんな主人公くんの罪悪感を見抜いていた姉は、ようやく安息の地を手に入れたので、学生生活を楽しんでいいんだ→彼女を作れと諭します。これを聞いた主人公くんは肩の荷が下り、ヒロインたちを攻略する下地が整えられたのです。体験版で読み取れるシナリオ構造としては6月の縁日までが共通√でヒロインと好感度蓄積し、縁日でフラグ構築、縁日後にイチャラブタイムとなることが推測できます。


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  • 華野椎名
    • 農家ヒロイン。この作品は田舎を舞台にしているのですが、冒頭から水田稲作ネタで始まります。米づくりを担当するのが椎名先輩であり、イロイロと農業の蘊蓄を聞くことができます。楽しい。農業にも専門知識が必要なのですがそれに気づかなかった政府が戦時中に根こそぎ動員を行ったため、農業生産量がガクッと下がったことを思い出しました。
    • そして椎名先輩は保育士志願者であり、問題を抱えている子どもたちを集めては、私塾の真似事をしていました。野良猫ハートと同じようなノリ。ここではバカゲーの要素が丹念に盛り込まれており子どもたちと遊ぶ様子がハイテンションで描かれていきます。しかしその背景にはエンカウンターコミュニケーションやカウンセリングマインドの思想が基盤として敷かれており、椎名先輩スゲーなという展開になります。
    • フラグ構築そのものの描写はカットされているのですが、椎名先輩が先に告白をするようで、その際には鼻水を垂れ流しながらエグエグと泣くそうです。どうしてそのような展開になるのか気になりますね。


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  • 如月のえ
    • 虫ヒロイン。主人公くんが引っ越してきた民宿の近所に住み、仕事を手伝ってくれている労働力の一員です。良妻賢母のオーラを醸し出しており、カノジョというよりはオバちゃん臭を所々で撒き散らしてるのです(主人公くんからは「のえ先生」呼ばわり)。そのため会話の話題がどうしても虫や家事炊事や文学ネタに偏ってしまっており、クラスメイトたちからは話が面白くないといわれる始末。そんなのえ先生の会話に耳を傾けてあげればフラグは成立さ。おススメ本紹介ネタは結構面白い。フラグ構造としては「一風変わった趣味を持つ少女がスイッチが入ると熱弁してしまい周囲からはドン引きされるけれども主人公くんには受け入れられるので肯定されてフラグは成立」というパターンが使用されているのですね。のえ先生が『羅生門』や漱石ネタに熱弁を振るう様子をお楽しみください。
    • あとのえ先生はオナニストであり主人公くん限定公開自慰プレイが展開されます。言葉巧みに誘導され、毎晩主人公くんのことを想いながら寝具を濡らす日々を送っていたことが暴露されるのです。清楚系真面目ヒロインがむっつりというのも良くあるパターンですが、文学少女だったら当然だよね!!


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  • 柳明日香
    • うどん屋×新体操×脳筋おバカ。主人公くんの近隣住民2。体験版ではミサンガを探します。田舎にはボランティアという名の勤労奉仕があり、主人公くんたちの学校も水田の除草作業に駆り出されます。しかしここで柳さんはミサンガを無くしてしまうのです。男気溢れる主人公くんはナチュラルにみんなに呼びかけてミサンガ探しを実施します。結局見つからず一度は解散の運びとなるのですが、主人公くんは装備を整え再び水田へ。しかしミサンガは柳さんの体育着ぶくろの中から見つかり骨折り損のくたびれ儲け。クラスメイトたちを無意味な労働につき合わせてしまった柳さんは後悔の念でいっぱいです。たががミサンガごときにクラスを動員してしまったことに罪悪感を抱きます。ここで柳を支えてあげるのが我らが主人公くん。たががミサンガ、されどもミサンガ。そのミサンガは柳の姉さんが社会人になり新体操を辞めた際に妹に受け継がせた想いの継承のカタチなのだろうと肯定してあげるのです。今まで柳さんは主人公くんのことをちゃらんぽらんな人間だと思っていましたが、このミサンガ探し事件で認識を改めたのでした。


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  • 芹沢久遠
    • プチブル後輩。数か月前に田舎へ引っ越してきましたが、なかなか馴染めずに化学室で油絵をしています。企業誘致ネタの伏線が貼られているので、おそらく久遠√で旧住民と新住民の対立とかがおこるのでしょうかね?久遠が飄々とした感じであり主人公くんを手の平でコロコロする雰囲気。そんな久遠√はプチブルいじりネタがいかんなく発揮されます。プチブルの久遠は世俗に疎く、コンビニを利用したこともまた多くはありませんでした。そこで玖音√ではコンビニ描写タイムがノリノリで挿入されるのです。最近のコンビニ進化ネタを体感できるのですが、新商品ラインナップあるあるネタはもう少し現実に近い例だと良かったかもしれません。で、久遠は人間観察に長けており、主人公くんのおふざけおちゃらけキャラが作られた処世術であることを見抜きます。そして主人公くんが時折見せる素の人格を素敵だと認めてくれるのでした。

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