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政宗九の視点 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2010-03-03 (水)

[]「インターネットで選ぶ本格ミステリ大賞」今年も開催します! 23:34 「インターネットで選ぶ本格ミステリ大賞」今年も開催します!を含むブックマーク

お待たせしました。今年も「インターネットで選ぶ本格ミステリ大賞」を開催いたします。


「インターネットで選ぶ本格ミステリ大賞とは……

 本格ミステリ作家クラブによって行われている「本格ミステリ大賞」を私たちも洒落でやってしまおう、という企画です。


 2002年の『ネットミステリ者が選ぶ「本格ミステリ大賞」』から始まったこの企画も今年で9回目になります。

 過去の受賞作は、

  • 2002年:芦辺拓『グラン・ギニョール城』  (オフィシャルの受賞作は山田正紀『ミステリ・オペラ』)
  • 2003年:西澤保彦『聯愁殺』  (オフィシャル版は乙一『GOTH』と笠井潔『オイディプス症候群』)
  • 2004年:谺健二『赫い月照』 (オフィシャル版は歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』)
  • 2005年:芦辺拓『紅楼夢の殺人』 (オフィシャル版は法月綸太郎『生首に聞いてみろ』)
  • 2006年:東野圭吾容疑者Xの献身(オフィシャル版と同結果)
  • 2007年:道尾秀介『シャドウ』(オフィシャル版と同結果)
  • 2008年:三津田信三『首無の如き祟るもの』(オフィシャル版は有栖川有栖川『女王国の城』)
  • 2009年:牧薩次『完全恋愛』(オフィシャル版と同結果)

 となっております。

(毎度ながら念のため申し上げておきますが、これは公式の「本格ミステリ大賞」に対する批判やアンチテーゼでは、決してありません。投票権のない私たちで票を集めてみれば、これはこれで面白い結果が出るのではないか、という興味、要は「洒落」であり、「面白そうな投票企画に参加しているつもりになってみよう」という気持ちだと思っていただければと思います。どんな結果が出たとしても、それはそれで面白いのでは、というだけのことです。ご理解をいただければと思います。)


 基本ルールは去年までと同様です。

    • 以下に挙げる候補作5作品を全て読んでいる方のみ、投票に参加できます。
    • オフィシャルの「本格ミステリ大賞」への投票権を持っている方は、こちらには投票できません。
    • 1人1票です。
    • 投票は「記名式」で、「理由およびコメント」は全て公表します。

 今年の「本格ミステリ大賞」候補作は今年も既に決定・発表されています。以下の5作品です。(作品名の50音順)

Another

Another

追想五断章

追想五断章

花窗玻璃 シャガールの黙示 (講談社ノベルス)

花窗玻璃 シャガールの黙示 (講談社ノベルス)

密室殺人ゲーム2.0 (講談社ノベルス ウC-)

密室殺人ゲーム2.0 (講談社ノベルス ウC-)

水魑の如き沈むもの (ミステリー・リーグ)

水魑の如き沈むもの (ミステリー・リーグ)


 以上の中から、一作品だけを選び、その理由をコメントとして書き添えて投票してください。


 投票はメールの形でお願いします。

1.あなたが「本格ミステリ大賞」に相応しいと考える作品を1つ挙げてください。

2.その理由を述べてください。

 「理由」に字数制限は設けません。オフィシャル投票では、コメントは200字以上となっていますが、こちらでは字数制限はありません。ただし、なるべく全ての作品を読んでいることが判るように、全ての作品に何らかのコメントをつけてくださると嬉しいです。

3.同時に一点、アンケートを行います。オフィシャルの「本格ミステリ大賞」を受賞するのはどれだと思いますか? その予想も書いてください。(これはここの企画の結果ではなく、本格ミステリ作家クラブによる実際の投票結果の予想です)


以下のメールフォームをコピーしてご利用ください。

-------------------------------------------------

・お名前(ハンドルネーム

・メールアドレス

・HPアドレス(あれば)

1.投票作品名

2.理由、およびコメント



3.オフィシャルの受賞作品予想

4.その他、この企画そのものへの感想など、ご自由にコメントを

(この欄に書かれた文章は公表いたしません)



-------------------------------------------------

メールの送り先は政宗まで。

masamune_q@yahoo.co.jp

です。

 こちらの振り分けの都合上、「件名」欄のどこかに本格ミステリ大賞の文字を含めておいていただけると助かります。


 また今年は、ツイッターによる投票も募集することにします。投票方法については、ダイレクトメッセージによる投票を考えています。ツイッターの投票は締め切り直前の一定期間のみ有効とします。詳細は後日発表しますので、現時点ではメールでの投票をご利用ください。

申し訳ありません。ツイッターでの投票形式が難しいと思ったので、メールのみの投票に一本化します。よろしくお願いします。


[注意事項]

  • 一人一票です。厳守してください。もし同一人からの複数の投票があった場合は、それらの全てを無効票とします。アドレスを変えての投票も無効です。
  • 必ず「候補作全て読んだ」方のみ投票してください
  • 「投票者」と「理由、およびコメント」は全文掲載します。「自由コメント」は一切掲載しません。関連する話題で公開希望される内容は「理由、およびコメント」欄に併せてご記入ください。掲載のフォーマットなどは、昨年の結果発表ページをご参照ください。→ http://d.hatena.ne.jp/mmmichy/20080514#1210727152

投票受付期間は、3月4日(木) 〜 5月13日(木) 23:59 とします。(締め切り日時は変更の可能性がありますが、オフィシャル版の開票日を過ぎることはありません)

発表はオフィシャルの「本格ミステリ大賞」が決定した後になります。オフィシャル版は5月15日(土)に公開開票式が行われる予定です。


なお、「インターネットで選ぶ本格ミステリ大賞」、私の主催で行うのは今年が最後になります

(来年からは私はやりません。興味のある方には「開催権」をお譲りしますので、お問い合わせください)


では、今年も奮ってご投票ください! よろしくお願いします。

[][]森雅裕高砂コンビニ奮闘記』 23:14 森雅裕『高砂コンビニ奮闘記』を含むブックマーク

高砂コンビニ奮闘記 -悪衣悪食を恥じず-

高砂コンビニ奮闘記 -悪衣悪食を恥じず-

モーツァルトは子守唄を歌わない』で江戸川乱歩賞を受賞(ちなみにこの年、同時受賞したのが『放課後』の東野圭吾である)したが、キャリア20年にして業界から完全に干されてしまった著者が行き着いたのは、閉店間近のさびれたコンビニの深夜バイトだった!

コンビニでの悲喜こもごもが描かれているが、やはり作家だけあって面白い。かなり細かいことまで書かれているので、深夜コンビニも結構大変な仕事だなあというのが良く分かるし、お客さんとのトラブルやクレームなど、同じ接客業をやっている者として、非常に共感できる。

森雅裕ファンにとっては、最終章などは涙なしに読めないだろう。

[][]門前典之『屍の命題』 23:00 門前典之『屍の命題』を含むブックマーク

屍(し)の命題 (ミステリー・リーグ)

屍(し)の命題 (ミステリー・リーグ)

かつて鮎川賞に投稿されて最終候補に残り、後に「新風舎」から自費出版で出版された『死の命題』が加筆修正して再刊された。

雪で外界から遮断された館で起こる連続殺人。最終的にみんな死んでしまうが、最後まで残っていた二人が残した手記で、恐るべき殺戮劇が描かれる。なんといっても、「雪の中を歩く巨大カブト虫」は、島田荘司を彷彿とさせる奇想だ。

誰もいなくなった後で館に乗り込んだ建築士・蜘蛛手によって事件の真相が明らかになるのだが、この仕掛けの奇抜さは、いやはやよくやったわ、と感心するしかない。同様の趣向の有名な先例(T・Aさんの某長編)もあるが、パターンが逆なのでさらにアクロバティックである。あまりにも奇抜であるがゆえに所々に無理があるのだが、それも含めて、こんな不可能状況を作り上げただけでもう凄い、と言わざるを得ない。

[][]梓崎優『叫びと祈り』 22:50 梓崎優『叫びと祈り』を含むブックマーク

叫びと祈り (ミステリ・フロンティア)

叫びと祈り (ミステリ・フロンティア)

素晴らしい。大傑作の本格ミステリ短編集である。

ミステリーズ!新人賞」受賞作「砂漠を走る船の道」は、授賞パーティーで当時の選考委員だった綾辻さんが激賞された作品。これが冒頭に置かれ、さらに続く短編も、異郷の地で起こる事件のロマン性と驚愕のロジック・動機で唸らせる。ロシアの修道院での「不朽体」を巡る事件「凍れるルーシー」と、エボラ出血熱で滅び行く集落で人為的に起こる連続殺人「叫び」の発想が特に素晴らしい。こういう本格ロジックを読みたかった、と思わせる。

最後の「祈り」は、ややトーンダウンしてしまっているが、美しい終わり方である。

[][]山本敏行『iPhoneツイッターで会社は儲かる』 22:45 山本敏行『iPhoneとツイッターで会社は儲かる』を含むブックマーク

iPhoneとツイッターで会社は儲かる (マイコミ新書)

iPhoneとツイッターで会社は儲かる (マイコミ新書)

全社員にiPhoneを導入し、ツイッターのアカウントを取らせて会社が変わった実例本。今までありがちだった「ツイッターで直接お金儲けに繋がる」という観点ではなく、「ツイッターによって社内の風通しが良くなった」ケースが多く、その内容も納得できる。メリットだけでなく、デメリットも書かれている部分が好感持てる。