『ザ・テレビジョン』2005-39 p.8
バランスというか、身体の割合(なんかうまい表現無いですかね…、えっと、右に残して左に投出したりの、「身体の量の振り分け/割合」を表現することば…苦笑)が、この人抜群にいいんだと思う。
足の開き具合の微妙さとか。左手の軽い握り具合と、ソファに柔らかにおいた右手のつりあいとか…。
などと、いいつつ(苦笑)。
これって、勇太郎とはなーんの関係もないポージングですよねえ。いやあ…(苦笑)。
どうしてこうなっちゃったのですか?なぜに君だけそんな挑発的なことに?
カメラマンが一人だけ違うのかしら、なんて思ってみたのですが、いや、べつに、沢尻エリカちゃんと同じ方でしたし…。
でも、目元は幼い感じ、ね(微笑)。これはバランスじゃないな、アンバランス?
前の、TVJapanでも、「ぐいぐい迫る撮影」だったようですけど、カメラマンをその気にさせる男、なのですかね、このお方…。その気にさせ過ぎ…。
いいんだけどね、目に悪い(笑)。
蜘蛛女のキス:大阪シアタードラマシティ
e+の当日引き換えチケットで見て来ました。意外や意外、13列目の上手ブロックなんて良席がもらえました。客席は満員だったので、ちょっと得したような申し訳ないような、複雑な気持ち(苦笑)。
いやあ、よかったです。
いろいろびっくりの芝居がありましたが。
映画より、赤裸々ですねぇ…*1。でも、むちゃくちゃ感動した。ラストは涙をこらえることができませんでした。カテコ3回目には、迷うことなく身体が自然にスタオベでした(泣)。
前半は、今村ねずみさんの美しい所作ーーさすがNYでダンス修行をしていただけのことは!ーーと、張りのある声と、豊かな表情に魂もっていかれました。ほんとうに愛らしい、可愛らしい、切ない、哀しいモリーナそのものでした…。おまけに、やっぱり足がおおきいのです…。ああ、ダンサーだあって思ってしまいました*2。
山口馬木也さんについては、最初のうちは今村さんの迫力に少し押され気味*3に思い、台詞回しがすこーし生硬かなあ、なんて生意気に思っていたのですが…。いやいやいや、どうしてどうして、後半は、山口さんの迫力ある文字通り肉体を投げ打っての芝居や、紅潮するからだと、本当に涙をしたたらされる、その鬼気迫る演技に、もうもうこちらの涙腺も決壊しました。
特に最後にモリーナを抱き寄せる、その時の表情と哀しいキスといったら…。だめだ押さえ切れない!という心の動きが舞台上にみなぎってました…。もう、こっちまで泣けて泣けて…。
初めて、原作を読んでみたいと思いました。
私は、表現媒体そのものの特性ってのがあると考える方で、原作ものでも原作と映画や芝居を比べたりしようとは全く思わない。古典*4以外、原作を読もうとは、よほどのことが無い限り思わないのですが*5、これは読みたくなりました。特に、原作のマヌエル・プイグは、香港の映画監督王家衛に大きな影響を与えたと聞くと、これは黙っていられません。だって、レスリーの『欲望の翼』『ブエノスアイレス』の着想をここから得た、なんてパンフには書いてあるよ?*6
はい、下に挙げるのが、原作と映画ビデオ*7です…。
いや、すごいな…。
- 作者: マヌエル・プイグ,野谷文昭
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