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もとこの 音楽感想日記

2018-01-20

コントラバス ヴィオラ ヴァイオリン 即興演奏LIVE(齋藤徹、Alessandro Librio、喜多直毅)@喫茶茶会記 

齋藤徹さんのコントラバスが入って、その低音が世界を広げている。勿論、徹さんは高音域も美しくて、やっぱりすごいなぁと思った。(三人が全く同一の音程で音を伸ばすところがありました。)
お客さんが大勢でした。
直毅さんが弓を2,3回振った後に、わざと振る手前で止めた時など、ホッコリと笑いが起こる場面もありました。徹さんがワルツ伴奏のような音を奏でた時も、楽しかった。
今夜は私の側の理由で、泣きたい気持ちになることが2回くらいあった。こんな素晴らしい、大きな、壮大な演奏、と、小さくて何もうまく出来ない馬鹿な自分を比べる心境になってしまって。(でも、涙は出ていない。)比べなくて良いのにね。

1月20日
齋藤徹 (コントラバス)
Alessandro Librio (ヴィオラ)
喜多直毅 (ヴァイオリン)

全て即興演奏です。
01. トリオ
02. ヴァイオリンとヴィオラのデュオ
03. ヴィオラとコントラバスのデュオ
04. ヴァイオリンとコントラバスのデュオ
休憩
05. トリオ
前半よりさらに、特殊な奏法が増えてました。
アレッサンドロさんは、一番はじめ、ヴィオラを床に縦に立てて、クルクル回して音をだしてました。自分の体に弦の面をこすりつけたり。
直毅さんは、肩当てなしでの演奏が完全に体に入ったんだなぁと思った。それはもっと以前からだったのでしょうけれど、ふと気付いた。左手で楽器を持って、自由自在な位置で奏でている。
徹さんは両手に弓を持って弾いたり、弓以外のもので弦を鳴らしたり。
三人は演奏前にどんなコンタクトを取っていたのかわかりませんが、本当におもしろい展開でした。次はどうなるのか、ここで終わるのか、あ、次のシーンに突入したみたいだ、いよいよ終わりそう、一人はもう音を出していない、そうか、こうなって、…と心の中で呟きながら、そうだそうだ、ここだよ、という地点で終了でした。
次回、徹さんと直毅さんの共演は2/17に外山明さんが加わったトリオ。実に異色の組合せですね。
私が次に行くライヴは、1/22(月)の『葵上』@永福町・ソノリウムです。なるべくなら、積雪は止めて下さい、天の神様!

2018-01-19

ヴィオラ ヴァイオリン即興演奏LIVE(Alessandro Librio、喜多直毅、マクイーン時田 深山)@松本弦楽器

来日中のイタリア出身アーティストAlessandro Librioさんをまじえての即興演奏でした。
まず、全員で演奏。初めから勢いがある。え?ヴィオラの弦があんなに緩んで見える…と思っていたら、弦が切れてしまったようです。演奏は続行し、ここだよねというところで終了。
さすが弦楽器店、すぐに親方(店主)が弦の張替え。
次に、最初の告知通り3つの組合せでデュオ。最後にまた全員で演奏でした。

ヴィオラはヴァイオリンより一回り大きく、演奏者の体格もそれとほぼ比例していた。
強いヴィオラだった。カチッとしている感じもあり、ボディをこする等自由な感じもあった。
直毅さんがヴァイオリンやヴィオラと共演するのは割と珍しい。探り合う感じのところは少なくて、相手に同調したり、次の局面を提起したり、競い合うようなところもありました。押すばかりではもちろんなくて、スーっと雰囲気を下げて行って私の好きな音色でささやくようだったりした。
深山さんは今日は十三絃。十七絃は(演奏会場に対して)あまりに大きいので、とのこと。二人の弦楽器奏者にたじろぐことなく、ハジく音、琴柱(弦楽器では駒に相当する、糸を支える部分)を自由に動かせる利点を活かしていた。

演奏自体もとてもおもしろかったが、1/22(月)の『葵上』の宣伝で直毅さんが話していた内容と重ねるとさらにおもしろいなぁと思った。それは、今までのライヴのMCやFacebookの記事で語られていること。自分はヴァイオリンを洋楽器とはとらえず、汎用性の高い単なる擦弦楽器と考えている。もし、ヴァイオリンが平安、室町時代に日本に渡来していたらどんなサウンドになっていただろうか。JAPANESE VIOLIN。等々。
日本の古典音楽に通じるような音の作り、上手く表現出来ませんが、以前は(私は)ちょっと違和感を持った直毅さんの“その”部分がだんだんしっくりくるようになりました。
最近追加が多い直毅さんのスケジュールを見て、「飛ばし過ぎ」ではないかと心配するのは、失礼なことかもしれませんね。
明日のトリオ(齋藤徹、Alessandro Librio、喜多直毅)@喫茶茶会記もとても楽しみです。

1月19日
Alessandro Librio (ヴィオラ)
喜多直毅 (ヴァイオリン)
マクイーン時田 深山 (十三絃)

2018-01-14

ファド化計画(翠川敬基、さがゆき、喜多直毅)@インエフ

何ともすごい選曲でした。
今すぐあの世に行きたくなりました。実際には行きませんけどね。
歌い切るさがさんも素晴らしいけど、翠川敬基さんと喜多直毅さんのコンビネーションが抜群なのです。譜面はあっても細かいことは書かれていないようで、その時の「何か」をお互いに感じ取って繊細な演奏が繰り広げられます。
終演後に、2月24日(土)のライヴが決まったようです。会場は同じくインエフ。行くしかないです。

1月14日
ファド化計画
翠川敬基 (チェロ)
さがゆき (うた、ギター)
喜多直毅 (ヴァイオリン)

01. 朝日楼 女郎バージョン
朝日のあたる家、です。この曲を含め、いくつか昨年9月の" 暗黒出禁歌合戦 "で演奏された曲が入っていました。
02. 赤い橋 (北山修/ 山本幸三郎)
03. ざんげの値打ちもない (阿久悠作詞、村井邦彦作曲)
04. いっそセレナーデ (井上陽水作詞作曲)
05. 月の沙漠 (作詞・加藤まさを、作曲・佐々木すぐる)
06. かもめの街 (ちあき哲也作詞、杉本真人作曲)
休憩

07. 雪は降る (安井かずみ訳)
08. Naufragio 難船 (Amália Rodrigues)
09. ALFAMA アルファーマ (Amália Rodrigues)
10. 流れ酔い唄 (山崎ハコ)
11. 遠くへ行きたい
12. からっぽの世界 (早川義夫)
13. Over the Rainbow (さがゆき訳)
ホスピスであと3日の命、という人を描いた詩でした。元は、映画「オズの魔法使」ですね。
一番最後に、さがさんの歌声にヴァイオリンの旋律が寄り添って、暖かい空気になりました。

2018-01-12

喜多直毅&黒田京子デュオ@Sweet Rain

ヴァイオリンの音色、ちょっと私には強めのところもあったかな。
2ndセットでは、美しさと、何か波動のようなものが伝わって来て、自分の事に(勝手に)関連付けて、ほとんど泣きそうになりました。行って良かった。涙は浄化作用があるそうです。
2月21日に、朗読の方と3人でライヴをやるという最新情報も!
沢山の人々に聴いていただきたいデュオです。

1月12日
喜多直毅 (ヴァイオリン)
黒田京子 (ピアノ)

01. シェルブールの雨傘
02. 遠くへ行きたい
03. 白いバラ (黒田京子作曲)
04. ふるさと (喜多直毅作曲)
最終局面で奏でるメインの旋律、いつもはピアノ独奏ですが、今夜はヴァイオリン独奏でした。
休憩
05. タイトル未定 (黒田京子作曲、これから公開される映画のテーマ曲)
06. 影絵遊び (喜多直毅作曲)
冒頭の5拍子、6拍子、5拍子、6拍子のリズムが軽やかで楽しい。別のバンド(サルガヴォ)では、中間にマイナーキーの『影法師』の一部が入るアレンジがありますが、このデュオではのどかな感じで終曲。先月の、森都のりさんとの朗読会の時のスクリーンが頭に浮かびました。
07. L'auberge 旅籠屋 (Brigitte Fontaine)
08. 残された空 (喜多直毅作曲)
名曲ですね。喜多直毅クアルテットの1stアルバムに収録されています。
もう、このあたりから泣きそうでした。
アンコール;My Wild Irish Rose (アイルランドトラッド曲)
ただ、ただ、純粋に美しい。

2018-01-08

即興ライヴ イン 成城(齋藤徹、喜多直毅、皆藤千香子)@アトリエ第Q藝術・1Fホール 

明大前・キッド・アイラック・アート・ホールが2016年12月31日で閉館となり、関係者の方々がご苦労なさって新たに作り上げたのが、ここ、「アトリエ第Q藝術」です。
やっと行くことが出来ました。
キッドにあった桟敷席用のクッションも並ぶほどの超満員。客席に段差があり、椅子も2〜3段階の高さがあるので、見やすい。
1stセットは、齋藤徹、喜多直毅デュオでした。
即興演奏では、「様子見」的に音を出して始まることがよくありますが、今回はいきなり火花が散るような演奏でした。思わずこちらの心拍数も上がります。
直毅さんにとって、徹さんとのデュオは特別なのだと思います。真剣勝負的な面と、何も余計な遠慮がいらない面とが両立している。
約30分の中には、うんと静かなシーンもありましたが、決してだれたり、飽きたりしません。
とても寒くて、雨が降っていても、こういう日があるから、やっぱりライヴは直接行かないとわからない。実は、昨日はチケット取っていた某公演に行く元気がなくて、一日中ほぼ寝てました。今日は行けて良かった。
2ndセットでは、皆藤さん(デュッセルドルフ在住)がダンスで入りました。
歌の場合、言葉は強いから中心になることが多いけれど、皆藤さんのダンスは強過ぎず、弱過ぎず。良い感じ。
次回の公演は、5月のドイツで、今日のお二人も参加するそうです。
ドイツ、行きたいなぁ。行けないけど。

1月8日
齋藤徹 (コントラバス)
喜多直毅 (ヴァイオリン)
皆藤千香子 (ダンス)