飯田市美術博物館の「伊那谷の洋画家たち」

 長野県の飯田市美術博物館で「伊那谷の洋画家たち」が開かれている(3月15日まで)。伊那谷諏訪湖から流れ下る天竜川が作った大きな谷。その長野県内に位置するところを伊那谷という。美術館のホームページから、

山に囲まれた風光明媚の地・伊那谷。ここに生まれた須山計一、関龍夫や、ここを訪れた正宗得三郎、児島善三郎など、当地ゆかりの洋画家たち作品を紹介します。

 つまり必ずしも伊那谷出身者という訳ではなく、当地ゆかりの画家たちを紹介している。ホームページにもあるように児島善三郎をはじめ横井弘三、関龍夫、今村泰三等々の作品が並んでいるが、わが山本弘も1点だけ展示されている。

 「種畜場」と題された30号ほどの作品だ。いつもながら白がきれいだ。山本は白を誇っていた。むかし「白」について書いた書もあった。


白は責むる/白は魂をして/凍結せしむる

 俺は白が巧いんだとうそぶいてもいた。そのとおりだった。


伊那谷の洋画家たち」
2015年1月17日(土)〜3月15日(日)
9:30〜17:00(月曜休館)
       ・
飯田市美術博物館
長野県飯田市長野県飯田市追手町2-655-7
TEL 0265-22-8118
http://www.iida-museum.org