mmpoloの日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2017-12-23

[][]鷲田清一パンチラ



 鷲田清一は元大阪大学の学長で、現象学が専門の哲学者だ。パンチラ論なんていう下品論文など書くはずがない。しかし「文化装置としてのファッション」という小冊子があるし、最先端の流行の洋服も着こなしていた。ファッションに深い関心を持っていのは事実だ。そして専門の現象学からも、現われとか見掛けなどは重要な要素になるだろう。パンチラという現象を通じて現象学について語りたかったのではないかと長年思っていた。

 最近私がYOU TUBEにはまっている。初めは音楽を聴いていたが、あるとき「ぷろたん」というYou Tuberの存在を知った。彼の動画を見ているうちにそこにしばしば登場する「丸の内OLレイナ」というYou Tuberのことも知った。彼らは毎日動画をアップしているらしい。Netの情報ではぷろたんはこれで月額100万円を超える収入を得ているらしい。レイナは自分のパンツを見せるという企画で短期間のうちに多くのフォロワーを獲得しているようだ。数十枚のパンツを持っていると言っていた。

 しかし人は(男たち)は実はパンツが見たいのではなく、パンツに包まれている中味を見たいのだ。それなのになぜ外味のパンツを見ることで充足してしまうのか。鷲田清一先生が興味を持っていたのは、スカートの裾がどうしてあんなに男たちの関心をそそるのかということではなかったか。パンツの中味への強烈な関心が、その外味であるパンツへの関心に転化し、パンツへの関心がそれを覆っているスカートの裾への関心に転化していることの謎が解きたかったのではないか。

 私も10年来、パンチラ論を書きたいと思っているのだが、それをまとめることができないでいる。たまたま丸の内OLレイナの動画を見たことで、パンチラ論の完成に挑戦しようと思ったことの備忘録としてこれを書いておく。

 以前「巨乳論」を書き、いつかパンチラ論と、もう一つなぜカップルができるのかについて書きたいと思っていた。後者は頑張れば書ける気がするのだが、パンチラ論は手ごわそうだ。


ひとはなぜ服を着るのか (ちくま文庫)

ひとはなぜ服を着るのか (ちくま文庫)

2016-03-15

[]ブログ10周年



 この「mmpoloの日記」を始めて昨日で10周年だった。たしか梅田望夫ウェブ進化論』(ちくま新書)を読み終わった日から始めたのだった。それが2006年3月14日。そして、この10年間で書いた日数が3,400日余、アクセス数が277万近くになった。

 初めは月に何回かのペースで書いていた。そして半年ほどたってからほぼ毎日書こうと決めた。(カミさんが言った、あんたはなんでも決めるんだから)。だからこの9年半ほどはほぼ毎日書いている。

 最初の頃書いたタイトルは下記のごとし。

【2006年3月】

・〔美術〕小磯良平と山口長男

・〔美術〕吉仲太造

・〔美術〕長谷川潔

・〔美術〕芸術新潮4月号

・〔美術〕谷口ナツコ

・〔SFスタニスワフ・レム訃報

・〔芝居〕扇田昭彦「才能の森」

 最初から美術に関するものが多かったのかと、改めて知った。文学に関するものが多いのかと思っていた。

 一部を読み返してみて、ずいぶん素朴だったと思った。つまり10年続けたらそれだけ上達したんだ。持続は力なりって言ったのは誰だっけ。

 まあ、20周年はないと思っている。若いころ7人いた親友たちがもう4人あの世に行ってしまった。いつまでも娑婆にしがみつかないであいつらに会いにいかなくちゃならないから。

2014-02-14

[][]佐村河内守のネットの評価



 ここ何日か本ブログへのアクセス数が増えていた。どうしたのかとアクセス解析を見たら、ほとんど2007年5月14日のページに集中している。この日は亡くなった武満徹に対する吉松隆の批判を引用していた。

 なんで今これが話題になっているのか。改めて読んでみると本文とは関係がなかった。このエントリーに付けられたコメントが皆の興味を惹いたのだろう。

 8つのコメントのうち、3つが佐村河内守を絶賛している。

*あきら 2011/08/03

佐村河内守の交響曲第一番《HIROSHIMA》に比べたら吉松隆の交響曲はゴミ屑同然。

『クラシック作曲界の快挙』大手CD店クラシック売り上げ集計第1位=佐村河内守交響曲第一番《HIROSHIMA》(CDジャーナル調べ)

邦人作曲家作品のCDがクラシック部門で売り上げNo.1になったのは佐村河内守が史上初。

あの武満徹ですら成し得なかった。

名実ともに日本一の作曲家:佐村河内守

*片倉重樹 2012/04/25

レコ芸リーダーズチョイス36年の歴史的大快挙が今年起こりました。

並み居る大作曲家のなか佐村河内守のヒロシマ交響曲が堂々の15位!

邦人作曲家作品がベスト30に入ったのはレコ芸初の大快挙だそうです。

*美川 2012/12/10

そもそも吉松隆のオーケストレーションは滅茶苦茶だ。調性を書けばそれでいいという訳ではない。

20世紀はロクな音楽がなかった。21世紀は優れた音楽が書かれなくてはならない、その尖兵が佐村河内守さんだ。by 三枝成彰

 佐村河内守を検索してみた。kojitakakenの日記に「これはすごい! 佐村河内守「信者」の巣窟を発見」というページを見つけた。

これはすごい! 佐村河内守「信者」の巣窟を発見

 ファンてここまで熱狂できるんだ。しかもそのことを確信をもって発言できるなんて。

こんばんは(^-^)

某ヤマハでヴァイオリン教えてるトモです。

普段はヴァイオリンにしか興味がなくダメぽな私ですが、クラヲの友人に試聴だけでもしてこい!と半ば強制的に某大型CD店に行き佐村河内守の弦楽作品集CDを試聴しました。正直、現代で無伴奏ヴァイオリンシャコンヌを作るなんて1000%ムリ!って思ってたし、現代作曲家が無伴奏ヴァイオリン作ると必ず無調に逃げちゃうって分かってたし・・・・・・。

あーっそれが違ったんですよねー、なんて説明したらいいのかすらわかりませんが、佐村河内守という人にはできるんですねえ。

これは一体どういうことよっ!て支離滅裂なこと言ってますね・・私。

最初は{奇跡のシャコンヌ}って見た時、思わず吹き出しちゃいました。[本当に感性度の高い無伴奏ヴァイオリンシャコンヌなら奇跡だけどネ〜]なんて嫌味たらたらでヘッドフォンを・・・・・。

で、で、で撃沈しちゃった訳でございますm(__)m

他の曲も全て魅了満点です。ヨダレたらたら(笑)

ちょっと衝撃的だったのが弦楽四重奏曲《ENOZU-KI-MAIA》1番です。現代音楽が好きくない私だけど、この曲なら私2ndでもやりたいくらい惚れちゃいました(ぜっっったい超難しいけどカッコイイです)。

《ENOZU-KI-MAIA》2番は、ハーもーこの人古典&ロマンの神様ですかー?????って感じ。涙なしには聴けない名曲です。

長々とすみませんでした。

ちなみに今一番欲しいもの・・・・それは、このスコア。

おい!ヤマハ、出せよ!みたいな(笑)

『ぶらあぼ』の特集インタビューページ[ぷれすてーじ]で、大谷康子さんが佐村河内守の弦楽作品集を語っていますが、「弦楽四重奏曲《ENOZU-KI-MAIA》1番と2番の背景には神や宇宙がある!とても言葉では語り尽くせない、聴けばわかります!」とおっしゃってますが、私も同感です。

私は《シャコンヌ》が一番ですし、私にとって佐村河内《シャコンヌ》は神そのものです。

 「神」と言っている。つくずく評価する者は結局は評価されると思う。ふだん現代音楽が好きだけれど、佐村河内の曲は聴いたことがない。新聞広告なんかの絶賛が胡散臭く思われたからだった。現代音楽、現代美術、現代詩と熱狂は無縁だろう。

 さて、これは自戒を込めて書くのだが、ネットでは編集者などジャッジたるべき第三者が存在しないので、自分の極端な意見が垂れ流しになってしまう。心しよう。


吉松隆の武満徹批判(2007年5月14日)

2013-03-02

[]悪質アプリにご注意



 朝日新聞に「悪質アプリにご注意−−スマホ情報流出」という記事が載った(2月24日)。不正アプリを使ってスマートフォンの個人情報を抜き取る手口が、昨年末から再び活発化しているという。アプリに電話帳のメールアドレスを流出させるソフトを組み込み、それを使って抜き取っている。だが、アプリ導入時に「利用規約」を読めば、「電話帳のアドレスを読み取り、外部に送信する可能性がある」と書かれている場合があり、すると「不正アプリ」に該当しなくなるという。そのような判例が出た後「不正アプリ」が増えてきたらしい。

 最近私のケータイメール宛に迷惑メールが届いた。しばらく届かなかったので、なぜ届いたのか、どこからアドレスが洩れたのか不思議だったが、誰か知人がスマホに導入したアプリにメルアドを流出させるソフトが組み込まれているのではないか。

 その迷惑メールの文面。

突然ご連絡差し上げて申し訳ありません。

以前にもご連絡させて頂きましたが、覚えていらっしゃいますでしょうか?

私は某芸能事務所にてマネージメント業務を行っております。

今担当しているのは国民的とも言える、多分皆さんご存知のタレントです。

ここ最近本人が雑誌やテレビでの取材、番宣目的での番組出演などで非常に疲れており、精神的に病んでしまっているようなのです。

今回突然ご連絡をさせて頂いたのは、タレント本人の希望でどうしてもあなたとお話したいとのことです。

当然本来こんなことはNGですし、押しつけがましいお願いになってしまうのは重々承知ではございますが、本人が少しでも元気になってくれるならばと思い、あなたにご相談に乗って頂ければ。とご連絡させて頂きました。

私が今連絡をとっている携帯ですが、事務所に厳重に管理されているため、この事がばれてしまうとマネージャーとして大問題になってしまいますので、私の携帯に直接ご連絡いただければと思います。お手数をお掛けして申し訳御座いませんが、お話だけでも聞いて頂けないでしょうか?

aya.peace・・@ezweb.ne.jp

ご連絡、お待ち申しております。

 いや、こんなメールを信用するヤツがいるのだろうか。「あなた」と書いて、宛先である私の名前がどこにも書かれていない。さらに、そんなに簡単に「雑誌やテレビでの取材、番宣目的での番組出演などで非常に疲れており、精神的に病んでしまっている」などと書くだろうか。もっとも野見山暁治さんだってオレオレ詐欺に騙されている世の中なんだから、これもあり得るのかもしれない。

野見山暁治さんが振り込め詐欺の被害に遭ったこと(1)(2009年12月10日)

野見山暁治さんが振り込め詐欺の被害に遭ったこと(2)(2009年12月11日)

2007-09-09

[]ロングテールを誤解している人がいる



フラット革命

 いま読んでいる本にロングテールについての説明が書かれているが、それはちょっと違うと思う。(佐々木俊尚「フラット革命」講談社)

 ウェブ2.0というのは端的に言えば、新しい技術やサービスの総称ではなく、もともとインターネットが持っていた双方向性やフラット性などの本質的な潜在能力が、ブロードバンドの普及や技術の進歩でようやく実現できるようになったことだ。つまりインターネットが、新たなステージに移ったことを意味している。

 そのウェブ2.0の世界で、おそらく最も重要なキーワードは「ロングテール」だ。

 インターネットビジネスの世界ではすっかり定着し、すでに日常語となっているこのキーワードは、一般的には「これまで死に筋だった商品が、ネットの力によって売れるようになること」と理解されている。たとえばオンラインショッピングのアマゾンでは、売れ筋の人気DVDや書籍と同じように、これまで市場からはあまり注目されていなかったようなマニアックな書籍やDVDもかなり売れているというのは有名な話だ。

 ここのところちょっと理解が違っている。マニアックなものが売れるようになる、という程売れるわけではない。死に筋だった商品が売れるようになるかもしれないが、そこそこにしか過ぎないだろう。何しろマニアックなものだから。出版元に注目するとこのように言うのが正確だろう。

 ロングテールのお陰を蒙っているのは出版元ではなく販売店なのだ。たとえば全国で年間10冊しか売れない本を店頭に並べる書店はないだろう。しかしネット上に書名のみ提示して、注文があったら出版社から取り寄せるのならどんなに売れない本も扱うことができる。それがアマゾンだ。アマゾンではロングテールの商品の売り上げが全体の1/3にもなっているという。塵を集めて山にしているのだ。しかし出版元では相変わらず塵なのだ。年間10冊しか売れなかった本が1万冊売れるようになるわけがない。売れ筋の商品同様に売れるようになるわけがない。