はにかみCLOVER 感想

体験版をプレイした時はシーンが飛び飛びで内容がよく分からなかったですがなんとなく買ってみました。
実は面白かった時に予約特典ダウンロードコードが無くて泣かないようになんて気持ちも若干ありました。

さて、ゲームの方ですが基本的にエロばっかりです。
付き合う前からパイズリくらいまでさせてくれちゃう純愛系のエロゲではほとんど見られない展開は賛否あるだろうけど自分としては新鮮で良かった。

シナリオは各ヒロインごとにほんのちょっとだけ真面目なシーンもあったりしますがごくごく軽め。
公式サイトの「極端な展開や、変にシリアスな展開などない」というコンセプト説明に偽りなしと言ったところでしょうか?
そんなわけでシナリオは期待しない方がいいと思います。
私としては前作はクレイジーな学園長は勘弁でしたが、それ以外は大きな不満もないので前作までの方向性の方が好きですね。
確かに萌えエロ系のエロゲで極端な展開になると
「こういうのを求めてたんじゃないんだよなあ」
とか
「もっとこのヒロインとイチャイチャしたかっただけなんだけど」
みたいに思うこともありますが、はにクロの起伏のなさを見ると「これもちょっと違うんだよね」といううまく言い表せない残念感があります。

4ヒロインをみてビジュアル的に気に入った人はやってみてもいいと思いますが、
シナリオもそこそこ求める人には向いてないかなと思います。

キャラとしては莉緒とえみるの二人が結構好き。淫魔だけあってとてもエロい。

ワールド・エレクション 感想


公式等を見ての通りかわいいヒロインが一杯。
エロCGは全体的にむっちりとした肉付きになっていてとてもエロい。脱ぐとすごいんですって感じですね。
あと、パンツの皺がとてもエロかったり乳首が凄かったりとエロ方面での満足度も今までより高いと思います。

エロ
絵に関してはさっき書いた通り。
Hシーンは数も豊富だし、赤ちゃん欲しい的な子作りを意識したHが豊富なのでそういうのが好きな人(=私)にはとても合っている。

全体的なシナリオとか
共通パートが長めで波乱のある日常感があってとても良い。しかし、個別ルートはクルルとソフィア以外はとても短いのでとても残念。
サブキャラに至ってはすぐHって感じ。前向きに考えればすぐ使えて便利かもしれない。
ただし、クルルルートはとても良い出来になっているので、このルートだけでもとても満足できた。ソフィアルートもなかなかだと思うけど。

あと、このゲームをプレイする時は5つのまったく別の世界が1つになったというお話だということを念頭に置いておくことが重要だと思います。
それぞれの世界でキャラが全く違う価値観を持っているので、
現代人の倫理観的なものですべてのキャラを見ようとするととくに劫魔界のキャラはひどいキャラにしか見えなくて悲惨だと思います。

キャラ別感想
メインヒロインたち(攻略した順)
ファウラ
立ち絵で耳が動くのが可愛い。
発情してどんどんHになっていく感じがとてもいい。大自然郷というのも納得のキャラ付け。
孕ませて的卑語一杯でてくるし、子作り意識したHシーンばかりなので個人的にはとても好きなタイプ。
シナリオはとても短い(キャラが可愛い分余計にそう感じる)が、ちゃんと在学中に子供もできたみたいで良かったですな。
イラストはH1回目のパンツが皺までよくかけてるなあとか、おまけのチャイナ服Hでの胸や太腿がとても美しかったとかそんな感想を抱きました。
あとパイズリCGもそうですが胸の質感が凄いですね。

伊織どうコメントしていいか悩むが普通に楽しめた。感動とかはないがかわいいねって感じでした。
Hシーン1回目みてると結構いい肉付きしていてエロい身体だなあとおもったし、おまけH1回目の足コキはなりきり度高くてとてもよかったと思う。

パーフィル
シナリオ的には大イベントがあるわけではないけどパフが精神的にどんどん成長して行く様子が見てとれて良かったなと。
あと白ストが思ったよりエロくてやるなこやつって感じでした。

クルル
まずシナリオ(ワールドセレクション込み)がとてもよかった。読み応え満点。
唐突さもなく世界の危機が訪れて、それを主人公とクルルの二人の絆だけではなく、他のみんなの力や関係性で解決に持っていく見事な流れだったと思います。
敬の能力もクルルルートを綺麗に終わらせるのにふさわしい能力で、敬の能力はこのために授かった力なんだろうなあと思わせるものがありました。
世界を侵食する力と共存していく結論はなんとなくヴァンガのリンクジョーカーとの結末に近い物を感じました。まあいろいろ違うところはあるけどね。
キャラとしてはクルルは浮世離れしてとぼけた感じのあるタイプなんだけど、愛情表現はしっかりしているし可愛げもあるので結構好きです。
あんまり抜けた感じのあるキャラは好きじゃない傾向にあるんだけど、クルルに関しては大丈夫でした。
エロ方面はHシーン1回目のパンツは秀逸。他はパイズリとかドレスでのHのむっちりした感じがとても良い。

ソフィア
発売前に公式サイトで見た瞬間買い確定にさせてくれたヒロイン。
容姿最高、声もとても好きなのでゲーム一通りやり終えてもやっぱり一番好きなヒロイン。さらに気品や色気も備わっていて私としては申し分のないキャラでした。
劫魔界の姫だけあって超然とした言動が多いけど、敬にはベタ惚れで女らしさを見せてくれるあたりもとてもいい。

シナリオ内では敬やほかのヒロインと価値観違いすぎて空回りしまくりなんだけど、
どうしたら敬が喜んでくれるかを真面目に考えて、失敗もしつつも尽くそうとしてくれるのが良い感じ。
徐々に変わっていくソフィアがもっと好きになっていきましたね。終盤の事件での振る舞いを見ていると本当にいい意味で変わったなあと思いました。

最後に事件はソロスとポン子という意外なサブキャラが大活躍して私としては大いに盛り上がりました。
最後は敬とソフィアの二人が協力して収集する展開にも大満足。

エロは圧倒的に美しいのでほぼ全部のシーンが使えた。良かったものを書いておきます。
1回目は本番もいいけど前戯のパンツすごかった。
2回目Hの表情とても艶があってよかった。イラスト的にもスタイルの良さが見事に描けていて素晴らしい。
4回目は前義もいいし、本番の対面座位であの体を正面からすべて見ることが出来てとてもいいCGでした。
おまけH1回目はどうせならバニーの方が良かったかもしれない。でも本番のCGは美麗なので満足度高い。


サブキャラ達
ムシュア
見た目はほんとにサブキャラかよってくらいかわいい。
キャラはとても腹黒いがそんなに出張りまくるわけでもないのでそこまで印象悪くもない。

ポン子
サブとしては申し分ない。でも別にエロいことしたいとは思わなかったです。
でもソフィアルートでのポン子は最高だった。

ミリエル
愚痴り方が行き遅れ哀愁漂う感じで笑えました。
身体つきがとんでもなくエロいし美人なのでエロはとてもよかった。これはエロで主人公が虜になるのも仕方ないね。

ミナヨ
マザーの冷静な童貞分析が笑えました。
まあやっちゃったら情が湧くよね。しょうがないよ。
ミナヨがたいそう壊れてて笑うしかなかったけど胸はとてもキレイだった。

紗月(管理人さん)
クルルルートで能力大活躍。
サブキャラだけどHシーン前に多少は前置きがあって扱い良かった印象。

チコ
攻略したいってほど興味はないかな。
まあ邪魔をほとんどしてこない分メロウよりはいいかも。

メロウ
ソフィアルート以外だと残念ながら基本的にお邪魔キャラ。
行動原理が全部ソフィアのためってのは理解できるが、やることに悪意があり過ぎるし、独断専行過ぎてさすがに厳しい。
でも、最後にやったソフィアルートではそういったことはないし、主従の絆の深さを見ることもできて、最終的にはメロウもそんなに苦手ではなくなりました。
メロウは完全に劫魔界の価値観で行動しているこの辺を念頭に置いておかないとただ攻撃的なだけにしか見えない可能性もありなかなか危うい子です。

ソロス
女性キャラじゃないけどとてもインパクトがある。言動は完全に77のポコ。
変態発言が面白くて、出番の度に笑わせてもらいました。この作品の登場キャラの中では思考レベルが私に一番近いキャラ

まとめ
全体としては個別ルートの尺の短さとかもっとこうしてほしいと思う点はあり、完璧とはいかないけど十分に満足出来る内容でした。
選挙期間の賑やかさとかも10周年記念作のお祭り的な雰囲気にふさわしい内容だったんじゃないかなあと思います。
この先のWhirlpoolにも期待しております。

竜翼のメロディア -Diva with the blessed dragonol- 感想

最近うずまき熱が高いのでプレイしてみました。
早速感想。

クロエ
夢に向かって頑張るクロエがとてもまぶしい。
シナリオはちょっと短い気もするけどアーティファクトが暴れて失敗したりするシーンなどがコミカルな面白さを出していて、いいリズムで読み進められました。
キャラも研究一筋なガサツな感じじゃなくて、話が進めば進むほどちゃんと女の子らしさも強く出て良い感じでした。
妬いてるところとか、仲間に関係を聞かれて恥ずかしがってるところとかすごくかわいかった。

エロ方面は2回目Hの子供欲しがる台詞周りはこれ系が好きなので大当たりな感じでした。
翌日に「リュートさんとえっちしたいよぉ〜」とか「リュートとエッチするの、だ〜い好き!!」っていうところとかとても好き。

セルフィ
小っちゃいけど強い頼もしいキャラ。
胸は清々しいくらいに無乳だけど、足はとてもきれい。CG鑑賞の6枚目とかとてもいい足。
必殺技のぎゅーって抱きついてくるのがとても可愛くて良い感じでした。
シナリオはものすごく盛り上がるわけではないけど、護衛役一辺倒のセルフィが徐々に恋愛にも目覚めていく様子はとてもかわいらしくて良かったと思います。

シンシア
聖竜祭の演奏がいい感じで盛り上がったと思います。いつプリムは楽器化するのかなと思いましたが、やっぱり聖竜祭がベストタイミングですよね。愛用の楽器についてはかなりかわいそうですが。
付き合う前からパンツくれたりと、結構変わったヒロインで、なかなか恋人になりそうにないなあと思ったけどリュート君が聖竜祭後強引に攻めてくれたおかげで、そこからは早かったですね。
プリムも含めたほのぼのした展開でまったりプレイできました。

メル
夢に向かって突き進んでいるはずが、気が付くとそれに忙殺されてしまい、元々あった当たり前の幸せが遠のいていたけど最後にはそれを取り戻した。そんな感じの話かな。
メルすごいって思う気持ちもあるけど、どんどん距離が離れていく展開が続くのであまり気持ちが盛り上がらなかったです。悪くはない出来だと思うんですけどね。
キャラとしてはとてもいい妹してたと思います。その分エロい目ではあんまり見れなかったけど。

フローリア
とても美しいイチオシヒロイン。他キャラルート中でも美しすぎてフローリアが気になってしょうがなかった。
気さくで親しみやすい雰囲気もありつつ、お姫様というプレミアムな高貴さも十分にでていると思う。
ドレスをは胸元元気になってしょうがないけど、気品も損なわれておらずとても良い。が、その分Hシーンは脱がせ過ぎかなとも思います。
ストーリーはリュートが頑張っているシーンや、二人で過ごす期間も十分に描かれているのがとても良い感じで読みごたえも十分。
文通や秘密の逢引きを通して仲を育んでいくのもドラマチックな感じで良かったと思う。二人で支えあう姿はまさにお似合いの二人って感じです。

トゥルー
フローリアルートで十分満足していたのでトゥルーなんていらないんじゃないのとやる前は思っていましたが良い出来でした。
公式ページでメルが2大ヒロインと書いている割には個別ルートはさほど盛り上がらなかったよなあ と思っていましたが、トゥルーを見ると2大ヒロインというのにも納得できる。
ストーリーは
リュートの秘密とか、フローリアルート出てきて結局なんだったのか不明だったドラグノールの正体といった伏線回収
・宰相にも見せ場ある
・他のヒロインも最後は多少見せ場あるし(セルフィ以外はとりあえず全員集合させてみた感じもあるが)、
・フローリアルート以上に壮大な展開になっている
などなどあり、とても面白いと思いました。
CGも美麗なものがたくさん出てくるしそういった意味でも見ごたえあり。
悔やむとしたら3Pがなかったのと、ドーラに最後の方活躍の機会がなかったことか。それ以外は特に不満はない。

まとめ
個別ルートの短さは気になるもののテンポよく読めるし、不快に思うような要素もなく終始楽しかったです。
トゥルーも良い出来だったし、とても満足度高いです。

シグナルハート(SignalHeart) 感想

適当にシナリオ感想から

#共通パート
家が火事とか変な両親の陰謀とかとてつもなく強引な出だし。
もうツッコミを入れるのも無粋なくらいにあまりにも無理やりな展開なので、深く考えることを放棄しました。
とりあえず「色々あったけど女子寮に住むために許可証が必要になったぜ」ってことだけ理解しておけばいいと思います。

強引な導入後の、共通パートは悪い意味で渚のヒステリー気味な程の男嫌いキャラが何と言っても目立ちました。
正直、序盤の態度の厳しさはツンデレだといっても過剰すぎるくらいなのでここで心折れる人がいても仕方ない位だと思います。

以降、攻略順の感想。
#渚
共通パートの所でも書いた通り、最初の内はとにかく主人公へのアタリがきつくてひたすら我慢でした。
個別ルートでも最初の内はかなりツンツンしてますが、デレてからはすごくベタベタしてくれるので耐え抜くしかない。
ぶっちゃけかなり面倒くさい子ですが、過去に結構なトラウマがあっての面倒くささなので寛大な心で見てあげよう。
なんだか批判的な書き方になってしまいましたが、
・お弁当を渡すのを恥ずかしがっちゃう
・メイド服褒められて思わず泣いちゃう
・料理上手で、付き合った直後にハイテンション過ぎてついたくさん料理作り過ぎてしょげてしまう
・真面目キャラだったけどHは結構受け入れてくれるし、あの真面目な渚を染めていく感じがなかなか良い
とか、良いねと思えるシーンもいっぱいありまして、攻略終わってから思い出を振り返ると好きになれたキャラです。

#ここね
ルートに入ったらいきなり落とし穴だのたらいをぶつけられるだの小学生かと思うようないたずらをしてくるので先行きが不安なルートでしたが、小学生モードは短時間で終わってあとはイチャついてるだけなので安定します。
キャラクター的には甘えてくる可愛さはあるし、料理スキルないのに弁当作って、一回目の失敗後に急速に作り方覚えてくれたりと結構行動力があるところも見れるので悪くないと思います。

#智沙
申し分のない面白さ。ここまでで一番楽しめました。
共通パートでも秘密めいた感じが魅力的でしたが、智沙が展開している他人バリアーを乗り越えていった先で見せてくれる笑顔がとても素敵。付き合うまでのクールでミステリアスな感じと、付き合ってからのかわいらしさのギャップがとても良いですね。
ストーリーもわかりやすくかつ特にイライラするところもなく終始楽しく読めました。
あとは他の3人に比べてスタイルも飛びぬけてよいのでビジュアル的にも満足度が高いです。

#瑛
智沙を上回って満足度No1。
引っ込み思案でトラウマ持ちな瑛が主人公と仲良くなろうと頑張ってくれる様子がとてもいい。
すごく甲斐甲斐しく主人公の事をサポートしてくれる様子がなんともうれしいですよね。とてもいい子なので守ってあげたくなるタイプのヒロインです。
あと、これだけかわいいのに自分に自信が無くて褒められるとすぐに照れてしまうあたりとか素晴らしい。

話としては最初からはじめ君好き好きオーラが出ている瑛が頑張っている姿が微笑ましくて、終始ニコニコしながらプレイできる素晴らしい展開。たまに渚の過保護っぷりが目に付くところはありますがまあ大目に見てあげようかってくらいに可愛らしい。
武道に関するトラウマ克服も割とあっさり回収してくれるのでほとんどストレスもない。
最終的にはちゃんと劇もやり遂げているし、メイド喫茶での接客もばっちりだし成長した瑛の姿を見ることが出来てとてもよかったなって感じです。好きなシーンはいっぱいありますがいくつか書いてみると
・可愛いって言われて照れちゃうシーン全般
・小声で運命の人って言っているところ
・携帯の番号交換して歓喜してるところ
・はじめが書いたおにぎりのお礼のメモ書きを大事に保管しているところ
・映画館で寝ちゃうところ(発売はシグナルハートの方が先なんだけど、すみれのカラオケシーンを思い出してしまった)
・初デートでキスするところ(発売はシグナルハートの方が先なんだけど、シャーリィのキスシーンを思い出してしまった)
とかよいシーンが一杯ですね。

#まとめ
プレイしたのが2016年なので、プレイしてみるとシステム周りとか古い印象ですが十分楽しめました。
渚に耐えられるかが一番のカギですかね。

Lunaris Filia〜キスと契約と深紅の瞳〜 感想

プレイした順にシナリオとかキャラ感想から。
所々毒も吐いてますので読む方はご注意を。

#真衣
この子は私の完全に苦手なタイプのキャラなので、シナリオ終盤まではプレイするのがきつかったです。
どの辺がつらかったかいくつか例を出すと
・ロザリオ振り回して人様にぶつけておいて、「わざとじゃないから悪くない。いやむしろぶつかった方が悪い」みたいな言い方して、謝らずにトンズラ、その後も悪びれる様子もなく接してくる。
・ルートに入ってからシルヴィアに「主人公と付き合ってる私が羨ましい?」的な嫌味な自慢をしてくる。
とかホントきつかったです。
ただ、シナリオの最後の方はシルヴィアと紫を助けるために頑張ろうとする姿を見せるなど成長した様子も見ることが出来るのでそこが救いかなと思います。
あと、他キャラのルートでは主人公やルートのヒロインの役に立ってくれてる結構いい子に収まっているので最終的にはそんなに嫌いなキャラって感じではなくなりました。

#花音
このルートは特に最初の内がつらい。
わざわざ勝負に参加しておきながらいざ選ばれたら時間を下さいと言い出した展開で思いっきり引いてしまいました。
後からなぜ時間が欲しいのかという説明があって、そのうちの許嫁の件は前日に言われたからというのもあり、なるほどって思ったけど、教会組織にいられなくなるからって、それはある程度分かってた事じゃないの?
本人も葛藤している描写はあるものの、それで今更悩むなら勝負に名乗り出ないでほしい。時間を下さい発言直後の他のヒロインからの一斉非難にすごく賛同してしまった。
ただし、酷い展開は個別√序盤までで最後の方の教会に乗り込むのを決意してからは面白かった。
他のヒロインと協力しながら花音との再開を果たすところも面白いし、仕込っぽさを最初から感じるものの父親との闘いなんかも結構盛り上がったし、尻上がりに良くなっていく感じで最終的には悪くないルートだったと思います。

とはいえ、花音自体はこの盛り上がりにあんまり寄与していないし(救出される側なので)、他ルートだと教会組織と主人公達との仲間としての立場の板挟みで大変そうにしている様子は見られるけど、結局教会最優先の人なので、真衣とは対照的にゲームを進めれば進めるほど印象が悪くなってしまった残念なキャラ。序盤に協定を結ぶところがピークでしたね。

#メリス
真衣、花音と違って個別ルート全体がとても楽しめました。
メリスも最初は交際を断るので、花音ルートと同じくはなんで勝負に名乗り出たのって思わなくもないですが、あまりダラダラと交際拒否を続けずにくっついてくれたので特に嫌な印象がないです。
付き合ってからは素直にデレてくれるし、イベントCGはエロも含めていい出来だし、夢魔っていう設定もうまく使った展開にできているし、ここまでの3キャラの中では一番いい出来だなと思いました。

#紫
教会の悪巧みに翻弄される紫が不憫。
真衣ルートでもこんな感じだったので、またこのパターンかって感じが凄かったです。
これまでのルートでも印象の悪い教会の好感度はここで最底値に。
事情を知らないとはいえ「教会は、市民を亜人種の危険から守る義務がある。」とか、このろくでもない教会擁護発言を続ける花音にイラッときてしまう。抗魔剤もどきも教会を妄信して紫に渡すんじゃなくて、友人に渡すんだからよく調べてほしかった。
紫自身はいい子なんだろうけどちょっと影が薄いかなあ。基本的にソースケの意思を尊重して主張を控える感じなので強く印象に残っているところが少ない。

#シルヴィア
ずっと待ち続けてくれたシルヴィアをようやく迎え入れることが出来て良かった。
シルヴィアを選んでからは基本的にずっと幸せそうだし、シルヴィアと共に歩む未来が見えただけでもとても満足。
ラストの儀式で感極まって泣いちゃうところとかとてもよかった。
元々シルヴィア推しで買った本作ですが、見た目もいいし、血を吸うところが艶めかしいし、ツンデレの基本に通りの発言もたくさんしてくれるしとても良かったです。この子は他のルートでも格好いいところをいっぱい見せてくれるのでやっぱり私の中では好感度No1です。
シナリオはまた不平派が暗躍しまくるのかなあと憂鬱な気分になりそうでしたが、割とすぐに解決するのであんまり悪い印象はないです(ついでに言うと真衣の能力を考えると、これはシルヴィアが犯人ではないなとすぐ分かるので安心して見れた)。強いて要望を言うなら、もっとじっくりイチャイチャしているところが見たかった。

#フィリア(トゥルー)
この作品で秘密めいていた部分が色々公開されていくシナリオ。
「なるほどそういうことだったのか」と思う部分は多いですが、これまでのルートで公開された範囲だけで十分にシナリオとして成り立っていたので、今更実はフィリアが始祖でずっと見守ってましたって言われても「そですか」程度の感想しかない。

シナリオとしてはこれまでのシナリオでもテーマの1つとなっていた「亜人種と人類の共存」に最も近付いたルートだし、秘められていた設定が明らかになっていくこともあり、全6シナリオ中もっとも読みごたえはあったと思います。フィリアも可愛げあるし良いルートだったなと思います。

ただ、これがトゥルーって言われてしまうとかなり抵抗があるのも事実。フィリア自身これまでほとんど出番がなかった(攻略するごとにちょっとだけでてくるのみ)のに、突然出てきて実は私が正ヒロインなんです。って言われても、全くすっきりできない。
途中からパッと出てきたフィリアに他ヒロインはおいしいところを全部持って行かれた格好になっているので「ちょっと待てや」って気持ちがクリア後も残り続けています。
トゥルーという呼称でなければもっとすっきり受入れれらたと思うんですけどね。

#全体的なシナリオとか
序盤はとにかくテンポが悪いです。
各ヒロインが主人公と親密になろうとするけど別のヒロインが邪魔をしあう(特にシルヴィアと真衣との間でこれが多い)展開が続いて全然イチャラブに集中できない。
これに終止符を打つ協定の提案をした花音は超ファインプレーだったと思います(この時は花音が輝いて見えた)。
個別入ってからは短いけど楽しめて終盤はちゃんと盛り上げくれるのが多いので最終的な印象は全体的に悪くないです(個々の感想はもう書いたのでそちら参照)

#絵
大体可愛い。この辺はWebで公開されているサンプル見ればよく分かって頂けると思います。

#エロシーン
この感想を書いているのは2016年1月なのですが、現在水準で考えると少ない&短いという印象。でも当時はこれくらいが普通だったのかもしれません。
まあメリスが思いのほか可愛かったし、シルヴィアとH出来たからいいやって感じですね。

まとめ
序盤がつらいけどそこを耐えればなかなかに面白いゲームでした。
あまりWhirlpoolの作品はやってきてなかったけど他にも面白そうなのあればやってみたいなと思える程度には。

その古城に勇者砲あり! 感想

体験版をプレイしてゲームシステムが面白そうだったので購入。

#システム
勇者砲で敵の拠点を攻撃しつつ、自分の拠点を防衛するシステム。(詳しくは公式サイトでも見てください)
防衛がメインになるので、どうやって強い仲間を増やすか、どう配置するかを考えるのが楽しいですね。
途中までは完全に破壊した敵の拠点には追加で勇者砲が打てないものだと思い込んでいたのですが、打てるとわかると魔物娘も簡単に仲間にできるので結構強くなる。
あと、汎用キャラを引退させるさせることでステータスの一部を引き継げるのでお気に入りのキャラをどんどん強化することが出来る。なので結構やりこみ要素もあると思う。時間のある人は自分なりに最強メンバーを作ってみるとよいのではなかろうか。

なお、筆者は始めてすぐのころは資金難に陥ったり、勇者砲の火力あげすぎて自拠点が防衛しきれなかったりと苦労しました。苦肉の策として火力最小の勇者砲でちまちまLVを上げるというとても面倒なことをしていましたが、今思えばもっと効率よくやれた気がする(完全破壊した拠点への追加攻撃でのLV上げ&お金稼ぎとか、大人しく諦めて引継ぎしまくるとか)。

#キャラクター
主人公のオウラは英雄色を好むをそのまま体現したような人物で魔物でも魔王でもとりあえずHしようとするあたり面白いです。
ティーナは淫魔なんだけど淫乱って感じじゃなく、H大好きな可愛らしい子って感じで良いかと思います。
フレアはなんかがっつきすぎで自分にはあんまり合わなかったです。H回数もイベント回収狙いの時以外は軒並み低い。
ミラは真面目さが良かったかな。
エクリは無感情っぽいけど新密度上がるとそれなりに愛情表現してくれるところが可愛いと思います。
サブキャラ勢はヒュウリが面白いのとコロナ&ラクリマの魔王主従がいい関係で結構好きです。

#シナリオ
勇者砲でどんどん攻めていこうぜ というノリで進んでいくのでシリアスさとかは特になくテンポよく進みます。

#エロ
マナ補充のためにHしまくるので回数はすごい。
ただ、個人的にあまり好みの絵ではないので特に使ってはいないです。
ミラやエクリを中心にはなかなか良いなと思うCGもちらほらありましたが。

#まとめ
「圧倒的ではないか我が軍は」的な楽しみを十分に味わえたので満足してます。

花咲ワークスプリング 感想

気にはなっていたけどなんとなく買わないでいたエロゲ。
やってみたら大変面白かったです。
ひとまずルート別の感想から。

シナリオとキャラ感想


いわゆるツンデレ(クーデレ?)な感じのキャラ付けですが、
ストレートな言葉に弱くて、すぐ赤くなっちゃったり、デレるときは反則的に強い甘え方をしてくるのでとてもかわいいかったです。
エロ方面はすごく積極的で感じやすかったり、膣出しをお願いしてきたりするので、性的な魅力も十分でした。アフターは絶倫すぎて特に興奮度高いです。
パンツ見せてるCGが多いのと太腿がまぶしかったりするので、二人きりのシーンは普通にいちゃついてるだけでも下半身に緩めの興奮状態を与えてくれました。
シナリオの方は孤独な道を歩んできたけど人の温もりを誰よりも求めてきた祈の強固な壁を、
主人公の猛プッシュで破壊して、最終的に祈の持つ未練を綺麗に断ち切る、とてもすっきりするシナリオでした。
祈の両親が邪魔してくるような面倒くさい展開もなくとても読みやすい内容だったと思います。
主人公も諦めずに告白したり、祈の未練を断ち切るために奮闘したりと、やるときはやる男なのでなかなか好感が持てました。
終盤に喧嘩しながら祈が心に抱えていた気持ちを全部吐き出していくところがとても盛り上がりました。
最終的に主人公にだけは依存してくれる祈が本当にかわいくて仕方がないですね。

彩乃
子供っぽい言動と甘え方をしつつも、年上の包容力も感じさせる不思議な感じのするヒロイン。
子供っぽいと言っても可愛げのある感じだし、アホの子じゃなくて相手の事をちゃんと考えているので不快感が全然なく純粋にかわいいと思えます。こんなヒロインと同棲していたら絞り取られますわ。
シナリオは祈やヒカリを中心に、彩乃と主人公の事を真剣に心配してくれる仲間の行動がちょっと過激ではあるが温かくもあり、彩乃以外のヒロインもいい味を出しているなと思いました。

ヒカリ
一見控えめで気弱そうに見えるけど一度告白して振られているにもかかわらず、その後も主人公と一緒に居続けて、2回目の告白まで自分からするなんて、とても芯の強い子だなあと思いました。
振られた相手の傍に居続けるって相当つらいと思うんだけど本当にすごいと思う。
ヒカリが頑張っている分、このルートでは主人公がかなり奥手に感じました。
あとすごく家庭的な子で他のメインヒロイン勢にはないまったりとした雰囲気を味わえます。
守ってあげたくなる系の雰囲気がありますね。

後半でヒカリの秘密が吐露されてからはさらに守ってあげたい子になっていきますね。
普通の人からすればなんでもないことだけど、ヒカリにはとても勇気がいることを怖がりながら聞いてくるのを見ると、かわいそうではあるけど大事にしてあげたい気持ちでいっぱいになりました。
ヒカリがルート後も幸せでありますように。

若葉すごく仲の良い女友達というところからスタートしていて気さくに話せる関係がすごく心地よい。
かといってガサツとかそんな印象でもなく、恥じらいも持っているので女の子として十分魅力的。むしろ距離感がすごく近い分より強くドキドキさせられますね。
共通部分で一番気になったのはこの子で、全ルート終わった後でもやっぱり若葉が一番よかったなと思います。

展開としては親友から戸惑いながらも徐々に親友+恋人の関係へとステップアップしていく感じが堪らなくいいです。
若葉の女の子の部分がどんどん出てくるのが本当にかわいくて仕方がないですね。周りもサポートの仕方も嬉しいです。

付き合いだしてからは女の子っぽさがさらに強くなるけど照れ方が反則的にかわいい上に、デートで素晴らしく可愛いCGが用意されて圧倒的なかわいさでした。
ジュース飲んでるところとか本当にかわいい。

終盤のお嬢様化はあれはあれでかわいいけど、やっぱり着飾らない自然体の若葉が一番かなって思いますね。
主人公の事を思って変わろうとするっていう気持ちはとても嬉しい物ですけどね。

あとHシーンもいい感じのCGばかりでエロ方面でもとても優秀な子でした。実にすばらしいヒロインだと思います。

柑南
正直に言うとプレイする前は全く攻略対象としての興味はなかったのですが、やってみるとなかなか面白かったです。
ルート自体は短いけど色々詰まっていて良かったと思います。
といってもメイン4人のルート直後にプレイしたのでインパクト薄めなのは否めないですが。

ののか
妹キャラルートの王道を行くような流れでした。
ただ、ののかルートの場合、妹ルートでありがちな世間や周りから白い目で見られる的な展開を全く描写していないので変にドロドロせず読みやすくなっていると思います(むしろそういうのが見たいって人もいるんだろうけど、個人的には面倒なので見たくない)。
キャラとしてはとてもしっかりした妹なので、ヒカリに近い感じの好印象さでプレイすることが出来たと思います。

True
Trueと言っていいのかはわかりませんが、主人公の未練の詳細が分かってすっきりしますね。
すっきりした後あれだけかわいい子だらけなのに誰とも7年間付き合ってなさそうなあたりが不思議でいっぱい。
でも特定のだれかとのENDが正史ですって押し付けられるのは好きではないのでこの後はご想像にお任せします的な感じになっているのはいいかなって思います。

その他のキャラ
アクターいいやつすぎて素敵。Trueでは見せ場がちゃんと用意されていて良かった。
くーみんは7年後であるTRUEの最後の方でも何も変わってなさ過ぎてある意味すごすぎた。彩乃ルートを中心にいい先生してたと思います。
ごんたくんはあんまり見せ場なくて残念。まあ仕分け委員自体若葉ルート以外ではそんなに目立たないししょうがないか。
主人公は普段グータラでも要所はちゃんと押さえて活躍してくれるのでなかなか好感が持てる感じでした。

イラスト
全体的にとてもかわいい。
肌がとてもきれいだし、スカートのひらひら感がよく出ていたり、絶対領域の見せ方が綺麗だったりするので太腿好きとしては立ち絵・CGともに堪らないものがあります。
表情も差分が豊富でかわいらしい。
あとパンツも丁寧に描かれていて、祈ちゃんはパン食べてるCGだけでも興奮度が高い。
彩乃さんは7枚目のCGの裏太腿がとてもいい。
ヒカリちゃんはエロCGはそんなでもないけど非エロCGはかわいさに溢れていてどれも良いと思う。1,2,4,8枚目あたりが特にいいかな。
若葉はエロ、非エロともにほぼ全部のCGが素晴らしい。この文章を書きながらCGを見直していますが圧倒的な強さを感じます。

エロ
普通にイチャラブですが前述のとおりイラストが可愛いので結構興奮度高いと思います。

全体的なテキストとまとめ
思っていた以上にテキストが読みやすくて、とてもさわやかな気分でプレイできました。
話の展開としても変に重苦しい展開にせずに、それでいて山場をちゃんと用意してあっていい感じで盛り上がるところもあって素晴らしいと思います。
「エロゲって楽しいなあ」とプレイ中そんな気持ちでいっぱいでした。