2010年5月(その2)
(5月31日)あっぱれ王者慶應!!
■ ウラゲツ☆ブログの小林浩さんによる渾身のレポートにおいて、私の活動をご紹介頂きました。ありがとうございます!!
■ 「カリスマ書店員とか言われて調子乗ってんじゃねーの」との声が聞こえる.....
《アンサー》
ご心配なく。
かつて建築の仕事をしていた頃のことです。大学を出たばかりのぺーぺーのわたくしが現場に行くと熟練の職人さんたちが「先生」って呼ぶのですね、わたくしを!
確かに建築の仕事は設計者が起点になって全てが動くので、設計者は「先生」と呼ばれてしかるべきなのです。ただ、そう呼ばれるに値する設計者はほんの一握りです。それであるとき、職人さんだったか、現場監督だったかに言ったんですよ。
ぼくは建築のことをまだ全然分かってないし、先生でもなんでもないので先生と呼ばないでください!!
って。そしたら
先生以外の適当な呼び方がないから、とりあえず先生って呼んでるだけですよ。
って言われました。
はい。すでに学習済みです。
カリスマなんてもう死語ですけど、ほかに適当な呼び方がないから、とりあえずカリスマって呼んでるだけですよ。
了解。
■ 気を引き締めてがんばります!! ご声援よろしくお願い致します。
(5月30日)建築だよ!
■ 建築本の書評を書かせてもらえることになったので建築本を読む。
■ 松本文夫編『MODELS』(東京大学出版会)
■ 建築模型を通じて建築を考察しようという試み。興味深い!
■ 建築家にとって模型というのは特別な存在です。個人差はありますが、スケッチ以上に重要だと思います。 代表的なのは妹島和世+西沢立衛さん。彼女らにとって模型は実作以上に重要かもしれない。1つの作品を創り上げるまでに100個〜1000個ほど模型を作っていたように記憶しています。 また山本理顕さんの事務所の模型の精度が異常に高かったことも記憶しています。それが単なるこだわりではなくて、模型での精度の追究がそのまま実作の精度の追究に通じています。 あと『MODELS』の中でもレクチャーをなさっている難波和彦先生の模型も特徴的です。妹島さんのように沢山作る訳でも、理顕さんのように極端な精度を求める訳でもないのですが、ほぼ全ての作品の模型がアクリルケースのなかに綺麗に納められて、事務所に飾られていました。難波先生にとって模型とは、作品のデザインのフィニッシュを確認する儀式だったのではないか? そのように思います。 このように建築家にとって模型とは、その建築家の作風や思考、生理感覚までもを表します。ある意味、ベンヤミンの言う「アウラ」以上のなにものかを孕んでいる大変興味深い存在です。
■ 建築模型については、このあたりを突っ込めば面白いと思うのですが、『MODELS』は少々趣向が異なります。『MODELS』は、ずばり「博物館学から建築模型へのアプローチ」です。これはこれで非常に面白い。特に所収されているレクチャーシリーズのなかで、建築以外の方のレクチャーがあるのですが、それが頗る面白い。解剖学者の遠藤秀紀さん、軟体動物を研究されている佐々木猛智さん、惑星地質学を専攻されている宮本英昭さんのレクチャーは刺激的です。
■ またヨコミゾマコトさん、手塚貴晴さんといった建築家のレクチャーも興味深いです。特に手塚さんはすごいと改めて感じました。
フランク・ロイド・ライトの建物は今、ほとんど誰も住んでいません。それが美しいからという理由で、椅子もテーブルもすべて位置がマーキングされて動かせないのです。建築はそういうものではありません。しかし、ルイス・カーンの建物は一軒として空になっていません。しっかりと考えた上で、なお住む人の自由に任せるところを残し、シンプルだけどそれだけではないという建築を目指しています。(p.85.)手塚さん自身の作品も、本当にカーンのようになってきているんです。口だけなら僕でも言えますけが....
■ その他、展示模型を見て新たな発見もありました。谷口吉生さんや安藤忠雄さんといった幾何学的なアプローチによる作品は、模型で見るとその良さが端的に感じられます。また妹島さんの「梅林の家」は、実作を模型化したのではなく、模型が実作になったように思える面白い事例です。
■ あと松本文夫さんを始めとする博物館側から寄稿された文章も読み応えがあります。ただ、ちょっと概念的過ぎるのが気になります。松本さんは磯崎新アトリエ出身者なので、理念と実際の展示とをもう少しうまくバランスをとって書いて欲しかったです。松本さんの文章は、理念が独り歩きしているというか、実際の展示模型にはほとんど触れず、アリストテレスやヴァールブルク、ベンヤミンといった話で終始しています。これは現場感覚が弱いいわゆる「学者的」あるいは「官僚的」と批判される悪しき傾向なので、そのあたりは書評でも指摘しようと思います。
■ ともあれ、読み応え十分です。ぜひぜひ!!
- 作者: 松本文夫
- 出版社/メーカー: 東京大学出版会
- 発売日: 2010/04/01
- メディア: 単行本
- クリック: 4回
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(5月29日)早慶戦が熱い!!!
■ 気になっていた『建築と日常 No.1』をパラパラと。
ふたりともダミ声で、憎めない顔をしていて、、、初めて会ったときの印象も話した感触もすごく似てる。なんていうか、ふたりとも極めてロジカルというか哲学的な思考をする人で、思考は最先端を行っているのだけど、作品が新幹線じゃなくて鈍行なんですよね。もし保坂さんが建築家だったら塚本さんになっていただろうし、もし塚本さんが小説家だったら保坂さんになっていただろう。
■ 締めの岡崎乾二郎さん
白井晟一と林芙美子を軸にして論じている文章を読んだのは初めて。
■ 巻頭の中山英之さん
中山さんは天才肌というか、すごい人だというのは分かるのだけど、どうも近寄り難い感じがしてたんですね。でも中山さんの発言とかスケッチを見ていて、ちょっとした発見がありました。なんか、誰かに似ているなーって思ったんですよ。この独特の感覚というか感性というか......
■ ズバリ言います。中山英之(建築)と岡田利規(演劇)、このふたりが対談したらぜったい面白くなる。
※ 中山英之のコメント(『建築と日常 No.1』p.11.)
※ 岡田利規『コンセプション』p.44.
《建築と日常 No.1》(1,200円税込)
※ ジュンク堂書店新宿店6F理工書コーナーでも販売しています。
岡田利規『コンセプション』(1,050円税込)
※ ジュンク堂書店新宿店7F芸術書コーナーでも販売しています。
(5月28日)演劇だよ!
■ FICTIONが、29日(土)30日(日)新百合でやるらしい。
■ ただでさえ無茶するFICTIONが、普段の公演と違って、演劇経験の有無に関わらず、一般参加の人とFICTIONのメンバーとで作ったらしい。
■ 総勢26名! 無茶な!!!
詳細はこちら
(5月27日)フェア棚を物色す。
■ 批評家の《思考》フェア棚から1冊ゲットしてきました!
《福嶋亮大さんのコメント》
特にディケンズ論が傑作で、ジャーナリズムと作品論が見事に融合しています。日本にはあまりないタイプの評論で、一読をお勧めします。■ 福嶋さんのおっしゃる通り、ジョージ・オーウェルの評論文はすばらしい。
■ 『1984年』や『動物農場』を書いた小説家が書いた評論文を読んで、チャールズ・ディケンズの重要性にようやく気付くというのも批評家を志す者として情けない話だが、チャールズ・ディケンズは私にとって、そのまま受け入れれば済むという存在ではないにせよ、ドストエフスキーやカフカ以上に重要な作家かもしれない。
機械の実際については暗いが、機械の社会的可能性を見てとることはできる人々(テニスンがその一例)がいる。ディケンズはこういう精神的特徴を持っていない。彼は未来を意識にのぼらせることはほとんどない。人類の進歩について彼が語る場合はいつでも道徳的進歩のことつまり人間はよりよくなるということである。人間の善良さなるものは、人間の技術的発展に対応しているだけだと言っても、ディケンズはたぶんけっして認めようとはしないだろう。ディケンズと、彼の現代版であるH.G.ウェルズとの開きがもっとも大きくなるのは、この点に関してである。ウェルズは未来をまるで石うすのように彼の首の回りに巻いている。しかし、ディケンズの非科学的な性向もまた、違ったふうにではあるが、マイナスなのである。この非科学的性向があるために、ディケンズにはどんなことでも積極的な態度をとることがますますできなくなっている。彼は封建的な農業中心の過去に敵意を持ち、しかも工業中心の現在とも実は無縁なのである。さて、そうすると残るところは未来(科学とか「進歩」等々を意味する)だけなのだが、しかしこれについては彼はほとんど考えていない。したがって、眼にはいるものことごとくを攻撃してはいながら、彼はこれといった比較の規準を何も持ち合わせていない。すでに指摘したように、彼は当時の教育体系に、きわめて正当な攻撃を加えているが、しかし結局のところ、教師はもっと思いやりを持つべきだというほかになんの対策も持っていない。なぜ彼は、こんなふうにあってしかるべきだという学校のありかたを示さなかったのか? なぜ彼は自分の息子たちを、パブリック・スクールに送って、ギリシア語を詰め込ませたりせずに、みずからの計画の下に教育しなかったのか? そのわけは、彼がこうしたたぐいの想像力に欠けていたせいである。彼は絶対的にたしかな道徳的センスの持主だが、知的好奇心はごくわずかしか持ち合わせていない。ここでディケンズのほんとうに大きな欠陥となっている点に到達する。それあるがために、十九世紀をわれわれから遠く隔たっていると思わせるものすなわち、彼が仕事について理想を持っていないということである。
ディヴィッド・コパーフィールド(まったくディケンズその人である)は別かもしれないが、彼の作品の中心人物たちのうちで、自分の仕事を第一に考えている人は一人もいない。彼の主人公たちは、暮らしを立てて、女主人公と結婚するために働くのであって、特定の仕事に強烈な関心を抱いて働くのではない。たとえばマーティン・チャズルウィットは、建築家になろうという熱望に燃えているわけではない。医者でも弁護士でも別にかまわないのだ。典型的なディケンズ流の小説では、どんな場合にも、終章で金貨の袋を持った急場を救う神様(デウス・エクス・マキーナ)が登場して、主人公は以後もう苦労しなくても済むようになる。「これをするために私はこの世に生まれてきたのだ。ほかのことはすべて興味がない。これをやれば飢えるとしても、私はやらずにはいられない」といった感情、これがいろいろな気質の人々を、科学者にしたり、発明家にしたり、あるいは芸術家、聖職者、探検家、革命家にしたりするのだがディケンズの作品にはこの主題がほとんどまったく欠けている。よく知られているように、彼自身は奴隷のように働いたし、小説家にしてはめずらしいほど、自分の天職に確信を持っていた。しかし、小説を書くこと(それにもしかしたら演劇と)を別にすれば、これほど打ち込めると彼に想像できる天職は、ほかにないようだ。社会に対する彼のかなり消極的な態度を考えれば、結局それも当然である。究極において彼は一般的良識以外には何ものも尊重していない。科学はつまらないし、機械は残酷でみにくい(象の頭だ)。商取引きはバウンダビーのような悪漢のためにあるものだ。政治それはタイト・バーナクルの一族にやらせておけばいい。まったく、女主人公と結婚して身を固め、支払い能力を持って暮らし、親切であることのほかにはなんの目的もない。これを実現するには、私生活のなかに閉じこもっている方がよいというわけだ。
ここに、読者はディケンズの秘められた想像力の背景をかいま見ることができるかもしれない。もっとも望ましい生き方として、彼はどんなものを考えているのか? マーティン・チャズルウィットが伯父と仲直りしてから、ニコラス・ニクルビーが金持の女性と結婚してから、ジョン・ハーマンがボフィンの手で金持にしてもらってから、彼らは何をやったか?
答えは明快。なんにもやらなかったのだ。
奮励努力の目標となるべき理想は、そうすると、だいたい次のようなものになる。十万ポンドと、つたがたくさん茂った古風な家、やさしくて女らしい妻と大勢の子供たち、そして仕事はなし。すべては安全で、やさしくて、平和で、そして何よりもまず、家庭的である。道を下って行ったところのこけむした墓地には、ハッピー・エンドが訪れる前に死んだ愛する者たちの墓がある。召使たちは滑稽で、かつ封建的に忠実で、子供たちは足もとでかわいらしい片言をしゃべる。旧友たちは炉ばたにすわって思い出話をやる。御馳走が続々と運ばれる。冷やしたパンチ、甘く暖かいシェリー酒、羽根ぶとんの寝床とあんか、寸劇や目隠し鬼ごっこをやるクリスマス・パーティー。だが、毎年の子供の誕生を除いては何ごとも起こらない。奇妙なことに、それはほんとうに幸福な情景なのだ。あるいはディケンズの力によって幸福なものに見えるのだ。彼にとっては、こういう種類の生活を考えればそれで満足だった。ディケンズの最初の作品が書かれてから百年あまりたったのだということは、このことだけでも十分に分かる。現代の人間では、このような無目的な暮らしにこれほどの活気を与えることはできないだろう。
トルストイの理解力の方がディケンズの理解力よりもはるかに大きいと思えるのはなぜか? トルストイの方がわれわれ自身についてずっと多くのことを語ってくれるような気がするのはなぜなのか? 彼の方が才能が豊かであるからでもないし、もっと言えば、より知性的であるからでもない。それは、トルストイが成長する人間たちのことを書いているからだ。彼の作り出す人物たちは、自らの精神形成のために苦闘している。そこへいくとディケンズの作る人物たちはすでに出来上がった完成品である。私にとってはディケンズの人物たちの方がトルストイの人物たちよりもずっとひんぱんに、またはるかに鮮明に心に浮かぶのだが、しかしいつでも絵だの家具だののように、変わりようのない同じ姿勢で出てくる。たとえば、ピエール・ベズーホフ(『戦争と平和』の主人公)となら架空の対話をかわすことができるが、ディケンズの登場人物が相手では無理だ。これはトルストイの方が深刻だからだというわけではない。なぜなら、たとえばブルーム(ジョイスの『ユリシーズ』の主人公)やペキュシェ(フローベールの『ブヴァールとペキュシェ』の主人公)や、あるいはウェルズのポリー氏(『ポリー氏の歴史』の主人公)などのように、滑稽であっても架空の対話をかわせそうな登場人物もいるのだから。そのわけは、ディケンズの作る人物たちは精神生活を持たないことにある。彼らは言うべきことはちゃんと言うのだが、何かそれ以外のことについて話せるとはとうてい思われない。彼らはけっして学ぶことも、思考することもないのだ。彼の作る人物たちのなかでいちばん瞑想的なのは、たぶんポール・ドンビーだが、彼の思想は安っぽい感傷に過ぎない。このことからみると、トルストイの小説の方がディケンズの小説よりも「すぐれている」ということになるのだろうか? 実は、「すぐれている」とか「劣っている」とかいって比較することがばかげているのだ。トルストイとディケンズをどうしても比較しなければならないというなら、トルストイの方が長い目で見ればより広範囲の人々に影響を及ぼすだろう、と言っておこう。なにしろ、英語を使う文化の圏外ではディケンズはほとんど分からないからだ。一方、ディケンズは素朴な人々の心に届くことができるが、トルストイにはそれはできない。トルストイの人物たちは国境を越えることができるが、ディケンズの人物たちはタバコの景品のカードにその肖像を印刷できる。しかし、ソーセージとばらの花のどちらかを選らぶ必要はないのと同様に、読者はトルストイとディケンズのどちらかを選んだりしなくてよい。彼らが目差す方向は、交わるところはほとんどないのだ。
オーウェル評論集〈3〉鯨の腹のなかで (平凡社ライブラリー)
- 作者: ジョージオーウェル,川端康雄,George Orwell
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- 作者: 福嶋亮大
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※ 嗚呼、福嶋亮大×千葉雅也は聴きにいこうと思っていたのだが出勤日だった。無念。ツイート求む!!!
※ 受付開始については各書店HPをご確認ください。
《第3試合》
5月29日(土)19:00〜開演(18:45開場)@池袋コミュニティカレッジ3番教室
「現代中国の小説・文化(仮)」
*5月10日(月)より予約受付開始
リブロ池袋本店リファレンスカウンターにて発券 お問い合わせ先(電話03−5949−2910)
《第4試合》
5月30日(日)19:00〜開演予定 青山ブックセンター本店
福嶋亮大×千葉雅也
「現代思想は生き残れるか? 2010年代の思考の場をめぐって」
*近日中に店頭&WEBにて予約受付開始
お問い合わせ先(電話03−5485−5511)
《第5試合》
7月6日(火)19:00〜開演(18:30開場)紀伊國屋サザンセミナー
「10年代の文化の地平」
*6月1日(火)より予約受付開始
■前売取扱い
キノチケットカウンター(新宿本店5階/受付時間10:00〜18:30)
紀伊國屋サザンシアター(新宿南店7階/受付時間10:00〜18:30)
■電話予約・問合せ
紀伊國屋サザンシアター(03-5361-3321/10:00〜18:30)
※ 全てのイベントに関するお問い合わせ先 青土社営業部(03−3294−7829)
(5月26日)やっとできたー!!!
(5月25日よる)
■ 文フリレポート、戦利品がたくさんあってまとめきれず。
■ 明日は早番なので寝ます。明日の夜にはレポートアップできそうです。お楽しみに!!
(5月25日ひる)
※ 文フリで大活躍の《界遊》がごっついイベントやるみたい!
※ 物怖じせずガンガンやっちまってください!! 皆様もぜひぜひ!!!
■■ 場所:渋谷O−nest
■■ 日時:2010年5月26日(水)18:00会場 18:30開演
■■ チケット:
当日2,300円
前売り1,800円(ローソンチケット《Lコード:74508》、e+、店頭03-3462-4420)
(5月25日あさ)
■ 第10回文学フリマ、参加のみなさま、スタッフのみなさまお疲れ様でした。
■ 雨にも拘わらず、駆けつけてくださったたくさんのお客様、ありがとうございました。
■ 《現場感》たっぷりのすばらしいイベントでした。
■ われらの《アラザル》も大健闘でした。前回よりは売り上げは落としたのですがノルマ達成しました! もちろん反省すべきことはたくさんあるのですが、なんといっても《文フリ》にちゃんと最新号を間に合わせたことに、みんなの意地を感じました。僕は正直「今回はもう無理だろう」って思っていたんですね.... 製本に間に合わず、立ち読みしづらい体裁ですが、デザイン◎、読み応え◎ ですのでぜひお楽しみください!!!
■ あとなんと言っても今回は《.review》と《界遊》のがんばりが目を引きました。彼らからは新たなシーンを構築しようという意欲が感じられました。二誌ともチームワークがすごいんですね。《アラザル》の一員として大変な刺激を受けましたし、また《書店員》としても今後彼らの活動を応援したいと思いました。
■ もちろん、彼らとは違ってほんわかしたというか、自分の新作を披露しながら友達の新作を覗きに行くようなご近所さんのつながりのようなものもあって、それも《文フリ》の魅力だと思います。
■ 今回はいろんな本を買ったのでまた改めて報告します。お楽しみに!!!
(5月22日)明日のイベント!!!
日時:2010年 5月23日(日)11:00〜16:00
■ ミニコミ2.0フェアの精鋭たちもたくさん参加していますよ!!!
■ わたくしも参加していますよ!!!
■ 皆様のご来場をお待ちしております!!!
(5月21日)明日のイベント×イベント!!!!!
■ 体調もだいぶん良くなってきました。理想を言えば、5月の頭から突っ走りたかったのですが、うまく流れに乗れませんでした。4月末に脱稿できない原稿を抱えていて、それでその後のスケジュールが全部ガタガタになってなかなか修復できなかったんですね。これってどれだけ文章がうまくなっても起こりうる事態だと思うんですよ。胃が痛い。胃が2つ欲しい。
■ とにかく書いて書いて書きまくろう。それしかない。
■ あったかくなってきたんで、巷も騒がしくなってきましたね。チェケラ↓↓↓
《その1》哲学思想トークイベント
萱野稔人 × 西山雄二
「10年代の教養―大学が迷走する時代に―」
□□ 日時:2010年5月22日(土) 14時開演(17時終了)
□□ 場所:東京外国語大学 大学会館二階大集会室
《10年代の教養》フェアやってます!!!
■ 場所:ジュンク堂書店新宿店(7階東側 人文書フェア棚)
■ 会期: 〜 5月31日(月)予定
《その2》写真展トークイベント
◎DIVISION-1
□□ 会期:2010年5月14日(金)−6月1日(火)
□□ ギャラリートーク:5月22日(土)16:00〜18:00
出品作家 × クボタ タケオ(美術家)
□□ 会場:アップフィールドギャラリー@水道橋
(5月20日)
■ サントリー学芸賞作家の東浩紀さんが『クォンタム・ファミリーズ』で三島由紀夫賞を受賞されました。
■ おめでとうございます!!!!!
■ これってプロ野球で言えば、最多勝獲った投手が首位打者獲ったようなもんか?
■ 受賞を記念して、今年の1月20日の開催された佐々木敦×東浩紀トークの感想文アップします。
(5月17日)
《書物への愛》フェアはじめました!
■ 場所:ジュンク堂書店新宿店(7階東側 人文書フェア棚)
■ 会期:5月17日(月)〜6月30日(水)予定
■ 週刊読書人で組まれた2週連続特集《2010年電子書籍元年を迎えて》(4月9日、16日号)を皮切りに、当店でも《柳与志夫(元千代田区図書館長)×小林麻実(六本木ヒルズライブラリー・アドバイザー)》(4月15日)、《佐々木俊尚(ジャーナリスト)×永江朗(フリーライター)》(4月22日)、《港千尋(写真家)×今福龍太(文化人類学者)》(5月13日)と書物、電子書籍をテーマにしたトークセッションを開催してきました。
■ 《書物》について改めて考える良い機会かと思います。ぜひお楽しみください!
※ 私が『週刊読書人』に寄せた文章には少々問題があるのですが、深刻に受けとめるというよりも、書店員は大変だけどみんな頑張って働いていると受けとめて頂ければ幸いです。
■ キーワードはズバリ《愛》です。
■ まだまだ彼らのパワーには及ばないなー。がんばろ。
- 作者: 柳与志夫
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図書館はコミュニティ創出の「場」 会員制ライブラリーの挑戦 (ネットワーク時代の図書館情報学)
- 作者: 小林麻実
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- 作者: 佐々木俊尚
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- 作者: 永江朗
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- 作者: 港千尋
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- 作者: 今福龍太
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