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mnishikawaの日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2009-09-12

八軒屋浜の巨大アヒル

[]コミュニケーションゲーム(OSNワークショップ)

Osaka Study Network(OSN)のワークショップで「コミュニケーションゲーム」を楽しんできました。

ゲームの内容や進行手順についてはid:akifunaさんがわかりやすくまとめて下さっています。


やったゲームは、次の2つです。

  • 交渉のロールプレイング
  • 目隠し(アイマスク)をした他の5〜6名の参加者を、声の指示だけで所定の位置に配置するゲーム。

ゲーム1

交渉のロールプレイング

2つの町の危機的な状況から脱するための重要な交渉を、2つの町の代表になりきってロールプレイングする。交渉にあたっては、それぞれの町にとっての利害が書かれた「指令書」が与えられており、お互い知ることができない。交渉にあたっては、お互いの情報を探りながら、自分の町の利益を得て、損失の無い様に進めなければならない。

私のチームと相手チームに与えられた「指令」は、お互いの情報をできるだけ伝え、協力を得るというもの。お互い困っていることがあり、提供できることもある。利害が一致するため、交渉は終始スムーズに進みました。さらに、「指令」にある予算よりも少ない金額で問題を解決できることになり、建設的なコミュニケーションができたと言えます。

しかし、交渉を終えて他のグループの様子を見ると、けっこうピリピリしたムード。

後でわかったのですが、全てのグループが同じ状況に設定されているものの、「指令」に書かれている内容が全く違うということでした。情報は出してはならないという状況だったりして、お互いを探りあい、結論が見出せないというグループもありました。

同じ状況であっても、与えられる指令によって結果が大きく異なるということを体験するワークでした。

交渉にあたっては、

  • できるだけ交渉相手の情報をしっかりと聴く。
  • お互いの目的を共有する。
  • お互いの利益になるよう、一緒に考える。

という流れを意識して進めることが大切だと実感しました。

グループをシャッフルしてふりかえりして、その難しさを共有したものの、交渉がまとまりにくい方の「指令」も体験してみたかったかも。


ゲーム2

目隠し(アイマスク)をした他の5〜6名の参加者を、声の指示だけで所定の位置に配置するゲーム。

5人が目隠し(アイマスク)をして立っています。

配置図が渡され、声の指示だけでメンバーを所定の位置に配置するゲームです。

すごくシンプルですが、「一歩進んでください」の距離が、人によってバラバラだったりして、同じ指示でも伝わり方、結果が大きく異なることを体験します。

また、指示される側も、「横に一歩」とか言われても、どうやって横に進むのかがわからなかったり、指示の情報不足も戸惑いとして感じたりします。指示を受け取る側から、客観的に観察することのできるゲームです。

  • ふりかえりで参考になった意見

 --先に行き先を指示すると、指示の受け手はすごく安心する。指示する人が先に目標ポイントに行って、そこから声を出すと安心して動けるかも。

 -現在、どんな状態なのかを共有するとお互い安心する。

 -指示されて機械的に動くことに徹したら、ものすごい楽だった。

目的を最初に、明確に示してあげることが、指示する人の心がけとして重要ですね。


ふりかえり

今回、「コミュニケーション」という非常に広い意味を持つ言葉がテーマになっていました。

コミュニケーションとは何か?と考えたとき、私は、

  • 「相手と自分のギャップを埋める作業」

と答えています。

会話や、身振り、手振りを使って、自分とお互いの情報を共有し、その差を確認し、ギャップを埋めていく。そのための手段については、あらゆる本などの情報や理論、手法があります。効果的な手段は、そのときの場面、状況により変わってきます。コミュニケーション能力と言われるものは、この手段、すなわち、「引き出し」の数であると言っても良いと思います。

そういった意味で、今回のワークショップは、この「引き出し」を増やしていく上で、楽しく学べる有効なものであったと思いました。

あと、ふりかえりの際に時間をいただいて一点補足したのですが、このコミュニケーション能力も、身に付けるだけでは有効に使えません。それは、コミュニケーションをとりながら、進んでいく方向、「ゴール」の妥当性です。今回のゲーム1でもやったことですが、状況が同じでも、最初から正しいゴールを設定できていない場合もあります。この場合、より良いゴールも探っていけると、コミュニケーションの可能性はさらに広がります。コミュニケーションを進めてお互いのギャップを埋めながら、向かっていく方向についても共有し、より先を見据えることが考えられるようになると、今回の学びはより効果的になってくるでしょう。


OSNのみなさま、参加者のみなさま、楽しいワークショップをありがとうございました!