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mnishikawaの日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2010-09-03

[] PFP関西ワークショップ#23

PFPワークショップに行ってきました。

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レポート、ワークショップの資料はPFP-wikiにまとめたので、こちらをご覧ください。

 →PFP関西ワークショップ#23レポート


個人的な感想としては、今回は事例紹介が特によかったと思いますので、ここで紹介させていただきたいと思います。

PFPでは、「プロジェクトファシリテーション(PF)」の考え方をヒントに、プロジェクトの見える化手法や円滑なチームの作り方について、参加者全員で考え、現場での実践につなげます。

実際にワークショップに参加した人の中から、「こんなことやってみました!」「こんな効果がありました!」「こんな失敗しました!」という報告がたくさん寄せられるようになったので、最近のPFPワークショップでは冒頭に時間を取って、事例紹介をしてもらうようにしています。

今回は、PFP関西のスタッフとして活躍されている西さんの後輩の方が事例紹介をしてくれました。

  • 本田さんのKPT実践報告
    • 入社2年目の若手エンジニア
    • KPTでのふりかえりに取り組み、目先の業務改善だけでなく、根本的な問題が何かを分析できるようになったとのこと。
    • 仕事に前向きに取り組むようになった、姿勢が変わった、とのこと。
    • 最後に、「できるところから少しずつやる。1ヶ月も続ければ習慣になる。」という話をされていました。こうして発表してくれると説得力あるな、と思いました。

  • 小山さんのPF実践報告
    • 入社3年目の若手エンジニア
    • 小山さんからも、プロジェクトにKPTを導入した改善事例の発表。
    • KPTに取り組んだきっかけは、プロジェクトで情報が共有できず、「自分の知らないところでプロジェクトが進む」という課題があったのと、自分のやりたいこと(設計)を周りに伝えられなかったことで、キャリアパスに不安を感じていたことだそうです。
    • KPTを繰り返すことで、「こまめなレビュー実施につながった」「プロジェクトの状況を知ることができた」「自然に自分に情報が集まるようになった」といった効果を得られたということです。

お二人に共通することですが、若いメンバーが自主的に工夫しながら、前向きに取り組んでいる。その取り組みのきっかけとして「KPT」というふりかえりのツールが有効に活かせている良い事例を聞くことができました。

PFPは、方法論を発表して聞いて帰るだけの場ではなく、みんなで考え、現場での実践に結びつける場になっているのが良いところだと思います。

今回のグループワークでも、チームでコミュニケーションを円滑にする方法について共有し、新しいアイデアもたくさん出ました。

ここで得たノウハウを現場に持ち帰って実践してPFPで報告してくれる、このサイクルが続いていくといいなと思っています。

2010-02-26

[]マインドマップで頭の中をみてみよう(PFP関西ワークショップ#21)

PFP関西ワークショップ#21に参加してきました。

PFP-wikiのほうにレポートを書いてみたので、是非ご覧ください。


以下、個人的メモです。

事例紹介:「にこかれレポート」

PFP関西ワークショップで毎回恒例となった、プロジェクトファシリテーションの現場での活用事例の紹介は、id:ackey14さんの「にこかれレポート」。

マインドマップワークショップでわかったこと

マインドマップは時々よさそうな場面で使っていたものの、今回のように「発散のマインドマップ」「整理のマインドマップ」と、明確に使い分けたことがなかったので、考えをまとめるきっかけになりました。

  • 発散のマインドマップ
    • アイデアが出なくなったら、少し離れて、全体を見てみる。
    • 言葉を捨てない、とにかく書き出す。
    • 色は一色で。
  • 整理のマインドマップ
    • 色やイラストを使って、イメージを作って整理するわけですが、今回、ペアでやってみたことがポイントです。
    • 人に説明することではじめてわかることも多い。自分の説明が、どのように伝わるかも見える。
    • また、人から説明されたものをどうイメージにするかも悩む。
    • 人の書くマインドマップの良いところを共有できる。

2010-02-10

[]なぜ、アナログが良いのか。

mixi日記でコメントをいただき、考えをまとめるきっかけになったので、こちらにも書いてみます。


「かんばんの効果」について上司と議論になった時、うまく説明できませんでした。

アナログである理由って何なんでしょうか。。。


プロジェクトファシリテーションで述べられている、タスク管理や進捗管理には、紙に手書きでグラフを描いたり、付箋を貼ったりする、いわゆる「アナログ」なプラクティスが、あらゆる場面で行われています。

紙に手書き、付箋といった、「アナログ」なツールは、なぜ、良いのでしょうか。

平鍋さんがいろんなところで話していることを、私の理解で言い直してるだけですが、

アナログであることの理由を聴かれたら、”一瞬で伝わる情報量の差”を現場にあわせて分析して、説明すべきだと思います。

現時点でのPCをはじめとする電子機器で作られるタスク管理シートやスケジュール表は、能動的に情報を取りに行ったときはかなりの応答速度で欲しい情報を返してくれるようになったものの、ぱっと見て、受動的に入ってくる情報となると、圧倒的に解像度が足りません。見た目の画像としての情報だけでなく、紙やマーカーの質感、音、においまで、まだまだ、アナログのほうが簡単に、表現の幅を広げられることが多いと思います。メンバーを動かすには、短時間で(ぱっと)多くの情報を伝えることが非常に重要で、このてんで、アナログが圧倒的に”有利”な場面が多いということが理由だと思います。

もちろん、ツールの進化で電子化したほうが良い場面も着々と増えてきているので、そこに固執したくは無いですが、その時点で使える、最高の武器を使うのが合理的と考えます。

あくまでも、見える化の手段として選択しているのです。

(なので、「PF=アナログ化」という図式は作って欲しくないです。)



そして、上記のような固い理由をまとめてみましたが、何より重要なのは、「楽しいこと」かもしれません。

紙に、いろんなマーカーや付箋を使って、いかに見やすく、すぐに情報を伝えられるように表現するか、試行錯誤しながら作っていくのは、いつも新鮮で楽しいことです。

PCに向かって、Excelのシート作ってるよりも、数百倍もやりがいがあります。

こうした、楽しいことを試してみることで、自律的なプロジェクト運営、「カイゼン」が生まれるのではないでしょうか。

2009-12-12

[]ロジカルな議論をするための基本を学ぶ - FAJ関西支部イベント2009レポート

日本ファシリテーション協会(FAJ)の関西支部イベントに参加してきました。

 ▼日本ファシリテーション協会(FAJ)

 http://www.faj.or.jp/

初心者の方も参加できるオープンイベントなのですが、FAJの関西支部の充実した講師陣による6つのワークショップが用意されるなど、ファシリテーションをこれから学ぶ人に限らず、よりスキルを深めたい人にとっても、豪華なイベントでした。

私は、加藤彰さんのワークショップに参加しました。

つい先日発売された書籍「ロジカル・ディスカッション (Facilitation skills)」のエッセンスを体験してみるというセッションです。

ロジカル・ディスカッション (Facilitation skills)

ロジカル・ディスカッション (Facilitation skills)

日ごろ、会議の場などで、

「組織の課題は人間力だ!」

といった意見を見かけることも多い。ごちゃごちゃと話をしていて、無理にまとめようとすると、こうしたあいまいな言葉が出てくる。

たとえばこの一文ひとつとっても、よく見直してみると、「人間力」って何か良くわからない。このような抽象的な言葉や、思考停止語でまとめてしまう議論は少なくない。

ここで止まってしまっては、この後、何も行動が起きないし、何も生み出さない。非生産的なディスカッションになってしまう。

今回のワークショップでは、こうした議論の課題を、しっかり分析し、生産的な議論を導くための「下ごしらえ」を身につけることを考えてみました。

ポイントは、以下の通り。

  • 我々は、無理に議論をまとめようとしていないだろうか。
  • まとまらないのには理由がある。
  • その理由を分析し、論理的に生産的な議論を導くための「下ごしらえ」を考えてみる。
  • 実際に「議論の下ごしらえ」を意識しながら、いくつかのテーマについて練習してみる。

合宿勉強会の持ち物リストを作るという簡単なものから、組織のビジョンを3つのポイントで説明してみるという、非常に議論が広がる難しい課題までディスカッションしてみた。

とくに、組織のビジョンを議論しているときは、議論に参加している人同士で、言葉の定義から捕らえ方まで、非常に深いディスカッションになった。

  • 「当事者」とはそもそも何か?
    • 議論したみなさんの職業や、現場によって、非常に捕らえ方がかわる。
  • 結果、プロセスという言葉の定義
  • 全員の意見をまとめる、上位概念の導き方
  • まとまったとは何なのか?

自分の発言を見直す良い機会だったと思う。

結論はともかく、自分の組織で何気なく使っていてよくわからない言葉や、思考停止語が無いか、などは現場で議論してみると面白いだろう。

今回のディスカッションは、書籍の概要の紹介&体験ということなので、本をじっくり読んで、復習してみようと思います。

2009-11-23

PFP関西WS20

[]PFP関西ワークショップ#20をやりました。

11/23に、プロジェクトファシリテーションを推進する会(PFP)の、関西地区で20回目のワークショップを開催しました。

記念すべき20回目のイベントということもあり、プロジェクトファシリテーションの提唱者である平鍋健児さんの講演(100回記念!)をはじめ、

PFP関西を引っ張ってくれた前川さん、西さんの入門ワークショップ、

こしばさんの新ネタなど、まる一日、じっくりとプロジェクトファシリテーションについて考えるイベントを用意しました。

3連休の最終日にも関わらず、72名の方から申し込みをいただき、参加人数を見てもPFPで過去最大のワークショップでした。

オープニング

私もこの機会に、PFP関西の推進を手伝ってきたこれまでの活動を振り返り、「PFPの成り立ちと成果、エンジニアとコミュニティ」についてまとめてお話させていただきました。

2005年11月のPFP発足以来、「プロジェクトファシリテーション」をキーワードに、様々な議論が行われ、多くの事例や成果も得られました。

それらの成果を生み出しPFが進化できたのは、とても多くの「人」が、時間とアイデア、そして行動を続けてきたからです。

私のスライドの冒頭では、これまでのPFPの活動実績が築き上げてきた「数値」を順に紹介し、エンジニアが関わるコミュニティの可能性を確認するということに挑戦してみました。

参加者の方からも、これまでの活動の良いまとめになったなどのコメントをいただきましたし、私自身も一つのスライドにまとめてみたことで、今後の活動のさらなる励みになって本当によかったです。

平鍋さんの「プロジェクトファシリテーション」講演

平鍋さんのプレゼンはこれまで何度か見る機会があったのですが、これまでで一番パワフルなものに感じました。

平鍋さんのお話を時間一杯聴いてみるのも良いのですが、今回のイベントでは、お話をセッションの半分の時間にまとめていただき、残り半分は参加者とのディスカッションに充てました。

やってみると、会場からの質問がどんどん出てきて、予想以上に盛り上がりました。

プロジェクトファシリテーションを実践する時に、何から取り組んで、どういった点に注意すべきかといった、具体的なQ&Aから、実際の事例、

さらには、「仕事をする上で一番大事にしていることは何ですか?」という非常に深い質問に対する考えを話し合い、充実したディスカッションが行われました。

全体ふりかえり

全体ふりかえりでは、各セッションに参加した人たちをシャッフルして、気づきを共有し、最後に、グループごとに発表しました。

すべてのグループで、模造紙一面に、大量の書き込みがあったのが印象的でした。

参加者のみなさんにとっても、多くの気づきがあったことが実感できました。


まとめ

最初は、20回目ということでとにかく大き目の本格的なイベントを企画したのですが、

これを機会に、私自身にとって、3年間のプロジェクトファシリテーションに関する活動をまとめる良いふりかえりになりました。

さらに72名という、過去最高の参加者の方にも多くの気づきを得てもらったことで、これまで積み重ねてきた成果を、さらに多くの人に伝えることができました。

まさに、集大成であったと言えます。

こういった活動が続けば、必ずソフトウェア業界は良い方向に向かうはず。

今回のイベントが、参加者のみなさまを起点とした、一つの重要なステップになればと思います。

ありがとうございました!


関連リンク


以下、私が見つけた参加者のブログ(発見順)

2009-11-08

[]第20回記念!PFPワークショップ開催のお知らせ

PFP関西の第20回ワークショップの開催が決定しましたのでお知らせします。

テーマは、「ビジネスを成功に導くプロジェクトファシリテーション」ということで、かなりじっくり考えるイベントになりそうです。

平鍋さんの100回記念講演など、魅力的なコンテンツをそろえました。

お申し込みはお早めに!


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プロジェクトファシリテーションプロジェクト (PFP

http://ProjectFacilitationProject.go2.jp/wiki/

ワークショップ in 関西#20

「ビジネスを成功に導くプロジェクトファシリテーション」

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【テーマ】

「ビジネスを成功に導くプロジェクトファシリテーション」

ソフトウェア開発現場の見える化により、チームメンバーのモチベーションアップを促し、プロジェクトの成功を考えるための取り組みであるプロジェクトファシリテーション(=PF)。

PFPでは、PFの意義から、現場での具体的な実践手法についての研究や議論、プロジェクト導入のための体験型ワークショップを推進してきました。

関西地区での20回目のワークショップの開催にあたり、私たちが目指してきたプロジェクトの成功を基本として再考察し、さらに、その先にあるべき「ビジネスの成功」へアプローチして

行く方向を、現場視点で考えてみたいと思います。

プロジェクトファシリテーションの意義と、現場実践と効果、そして、ビジネスの成功にどのようにリンクさせるのか。今回は、祝日開催とし、PFの基礎講座から、実践・現場導入のためのディスカッションの場も用意し、PF初心者のみなさまや、リーダー・マネージャのみなさままで、幅広く参加いただくイベントにしました。

チームの同僚の方や、上司の方もお誘いあわせの上、是非ご参加ください。


【日 時】

  2009年11月23日(月・祝日)

   ・10:00〜12:00 午前の部:PF入門者向け特別講座

   ・13:00〜17:00 午後の部:PFP関西ワークショップ#20本編


【場 所】

  パナソニックリゾート大阪

   http://www.mhio.panasonic.co.jp/hoyou/01/access.htm


【協賛】

  AgileJapan.org


【ワークショップ参加費】

  1,000円

   ※参加者一律の参加費です。(会場・備品利用の費用として。)

    午前の部のみ、午後の部のみでも1,000円です。

    両方参加しても、1,000円です。


【ワークショップの内容】

  《午前の部》(10:00-12:00)

    【A-1】「はじめてのプロジェクトファシリテーション

          〜みんなで作る楽しさを忘れてませんか?〜」

         講師:前川 直也(PFP

         定員:80名

    【B-1】「ビジネスに効く!実践ふりかえりワークショップ」

         講師:西 丈善(PFP

         定員:25名

  《午後の部》(13:00-17:00)

   ・オープニング

   ・ワークショップ

    【A-2】「現場力を高める見える化手法プロジェクトファシリテーション

           〜モチベーションアップのツールと場づくり〜」

         講師:平鍋健児(株式会社チェンジビジョン代表)

         定員:80名

    【B-2】「"building a cathedral"

           〜理想&ゴール共有型作業計画プログラミング手法」

         講師:こしばとしあき(PFP

         定員:25名

   ・全体ふりかえり

       「ビジネスを成功に導くプロジェクトファシリテーション」


  ※詳細は、PFP-wikiに随時掲載していきます!

    http://ProjectFacilitationProject.go2.jp/wiki/


【懇親会(関西AgileNight2009)】

  ワークショップ終了後、18:00より同じ会場で「関西AgileNight2009」が

  開催されます。PFP-WS#20の懇親会も兼ねたイベントですので、

  参加ご希望の方は、参加お申込み時にあわせてご入力ください。

  (「関西AgileNight2009」のみの参加申し込みも受け付けております。)

  参加費は、5,000円です。(コース料理&飲み放題付)

  当日、会場にてお支払いください。

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[ワークショップ&懇親会のお申込み方法]

 以下のURLからお願いいたします。

 参加申込みの締め切りは【11月21日(土)23:59】までとさせていただきます。

  http://kokucheese.com/event/index/712/

 ※「関西AgileNight2009」のみの参加申し込みも受け付けております。

 ※入力後、内容確認画面で確定ボタンを押した時点でお申し込みが確定します。

  うまく入力できない場合や、コピーメールが配信されない場合は、

  スタッフメールアドレス(pfpcorekansai★gmail.com)までご連絡下さい。

                    ↑★を@に変換してください。


[定員]

 各セッションごとに、参加定員があります。

 参加は申し込み順とさせていただきます。

 あらかじめご了承の程、お願い申し上げます。


みなさまのご参加をお待ちしております。

2009-10-10

[]ファシリテーター2.0

日本ファシリテーション協会の関西支部10月度定例会で、ワークショップやってきました。

設定したテーマは、「自分の目指すファシリテーター像を描いてみよう!〜ファシリテーター2.0〜」。

チームの場作り、組織の活性化、地域活動の推進など、ファシリテーションスキルは、幅広い業種、あらゆる場面で活用されています。 ファシリテーターが使うテクニックやツールの研究も進み、書籍などの情報も充実してきました。しかし、ファシリテーションは幅広いスキルである一方、現場や場面によって求められる技術も違ってきます。 さらに、スキルを身につける人の個性や強みに応じて、ファシリテーターのタイプも様々です。

今回のワークでは、簡単な自己分析と、グループワーク・ディスカッションを通して、 参加者のみなさんの持つスキルからファシリテーターとして伸ばしていくべきこと、他のメンバーが持つスキルで、 自分も身に付けたいものを導き出すことに挑戦してみました。

  • 自分の強みは何か
  • これから身につけるべきスキルは何か
  • 自分の現場のファシリテーションにどのように活かしていくのか
  • 自分が目指すファシリテーター像とは

自分にとってのファシリテーターとしての次の目標「ファシリテーター2.0」を考えるワークショップという設定です。

もともと「ファシリテーション」についてよく考えられている方の多いファシリテーション協会の定例会でのワークショップということで、とてもたくさんのフィードバックをいただきました。

内輪ネタをはずした資料(ちょっと臨場感はそがれていますが。)はこちらに公開したので、全体の流れはそちらを参照してもらうとして、ここでは、ワークショップで得られたことのまとめを書いておきます。

「考える」ことに主眼を置いたワークショップ

ワークショップというと、実際に体験しながら、ディスカッションしたりして、かなり「動く」ものが多いのですが、今回のワークショップで特徴的だと思うのは、ほとんどの時間を「考える」ことに使うということ。あまり「動かない」ワークショップになります。

私自身の経験なのですが、こういった機会でも無いと、なかなかじっと「考える」時間というのは意外と少ないように感じています。

日ごろあまりできない、「じっと考える」ということを「やってみる」ことで、新たな発見をしてもらうことが狙いにありました。

ちょっと前にブームになった「GTD」では、この考える時間を自分の仕事・行動のフレームワークに組み込むことが、新しい発見とか、やりきった感を出せる仕掛けになっていたと思います。

幅広い業種から集まっていただいた参加者のみなさんの思考過程からどのような結果が導かれるかは予想もできませんでしたが、驚くほど多くの意見、想像もしなかった手法など、期待を上回るフィードバックが得られました。

  • 「自己分析が楽しかった」
  • 「考える姿勢が重要」
  • 「手法やプロセスにとどまらず、本質を見ることができた」

など、うれしい意見も多数いただきました。

このように、じっくり考える機会は、継続的に持つべきだと考えています。

今後も、是非やってみてください。


理想を語ることで、壁を取り除く

自分の目標設定といっても、一人で考えるだけでは、広がるイメージに限界があります。

この限界を乗り越えるために、是非やってもらいたいのが「理想」を描くこと。いろんな仕事や役割を経験すると、ある分野に強い知識やスキルを習得できる一方、リスクもたくさん見えるようになり、知らず知らずのうちに、自分で「壁」を作ってしまっている可能性があります。理想を描いて、実現が難しいだろうと思われることも、どうやったら出来るのかを考えるきっかけになります。加えて、壁を乗り越えるために簡単にできることが、複数人で考えてみること。今回のワークでは、グループで「究極のファシリテーター像」を考えてみました。結果、こんなスキルもあるのか!などの発見が得られた方も多かったようです。さらに、超能力的なファシリテーション・スキルなども提案されました。現時点では笑い話に留まっていますが、うまく実現方法が見つかれば、革新的スキルに化ける可能性だってあります。理想を語ることで、壁を取り除くということを体験していただけたのではないかと思います。

あと、あるグループでは、究極のファシリテーターに必要なスキルを、固定的に考えず、「理想は常に変えていくべきもの」という結論に行き着いたそうです。

f:id:mnishikawa:20091012183709j:image

横軸にBE(今ある姿)→DO(やるべきこと)、

縦軸に見えていないもの→見えているもの、

というマトリクスをつくり、そこに、スキルをマッピングしておく。このスキルの位置関係は変わることが理想的だ、ということだそうです。

ワークの中で、このようなすばらしいアウトプットが得られるのは凄い!


良いマインドマップとは?

今回のワークショップで自己分析にマインドマップを使いました。マインドマップが主題ではないため、かなり端折って説明しましたが、初めてマインドマップを描いたという方も多く、「良いマインドマップ」とは何か?という議論もありました。

ふりかえりでまとめた、良いマインドマップが書けたときの成果が面白かったので、まとめておきます。

  • 自分のイメージとリンクする
  • たくさん書き出すことができる
  • 新しい気づきを得られる
  • 書きつくした感を得られる
  • 新しい分類の発見

これからマインドマップを描く際には、意識したいと思います。


ふりかえりでとことん語り合うこと

今回のワークショップは、「考える」ことがテーマであったため、かなり時間に余裕をもってプログラムを組みました。特に、最後のふりかえりは、全員で輪になって、ゆっくり語り合うことができた、という実感があります。

ワークショップは、多様な人が、同じ時間、同じテーマで考える場。最後のふりかえりが醍醐味と言えるかもしれません。ふりかえりからワークショップを組み立てる、ぐらいの心がけを持って、今後の活動に活かしたいと思います。