『多動力』を読んだ

すごい一冊。


・落ち着きがない
・興味があることが次から次へと出てくる
・やりたいことがありすぎる
・気になると異様に執着する
・気になるものは詳細にリスト作って段取り組んでひたすらやる
・だけど何かやっている間に他も気になってやっちゃう
・興味がないものは全く興味がない(いつも同じ服しか着ない)
・価値観が「楽しいか楽しくないか」だけど、それを人に言うと「それだけじゃ社会人ダメだよ」と言われてそれじゃダメなのかと悩む
・自分の趣味、今興味あることを言うと「それ仕事とどう関係するの?」と言われて仕事と関係する必要があるのか疑問に思う
などの性分の自分にとって、なぜ自分がそうなのか、そんな自分は社会不適合者なのか違うのかがわかった一冊。
自己肯定のためではなく、なぜこういう思考なのか、これからはどう進むべきかがわかる「きっかけ」の本だった。ただ読んだだけでは意味がなく、とにかく実践しないとダメだ。


長時間労働前提の計画(でも計画した人はそんなつもりはないと絶対に言う)
・どんな時でも毎日遅くまでいる人
・打ち合わせに興味がない
・依頼されても興味が無いものはやる気が出ない
・なぜ自分の作業している時に話しかけられて割り込まれるのに異常に怒りを覚えるのか
・そもそもなんで会社行かないといけないんだっけ
といった平日の疑問、納得いかないことへの分析と解もホリエモン風に示されている。
そうなんだよな、ワクワクしないことなんて減らせばいいんだよな。「自分の時間」じゃなく「他人の時間」を生かされているから平日気分が沈むことが多いのだと思う。「自分の時間」を「リズム良く」過ごすことを意識しようと思った。


無茶苦茶いろんなことをやっているホリエモンなので、睡眠時間を削ってでもやれとか、とにかく急げテキパキしろとか言うのかと思ったら、「睡眠時間は大事だから必ず十分に寝ること」「終わらない仕事を労働時間を増やすことで解決しようとしない」と決して健康を害してまでモーレツにしろとは言っていないのが意外だった。でもその章を読めばきちんとその理由がわか。マジで寝ないとダメだ。


「ワクワクする時間を増やす」「他人にどう見られているかなんてどうでもいい」「興味を持ったものをサルのようにやる」……才能のある人だからできるんだと思っていたらずっと今のままだと強く感じる一冊だった。たとえなれなくても、実践しないよりは絶対に実践したほうが人生楽しくなる。
そして自分の性分は決しておかしいこと、悪いことではないんだなと思うことができた。


すごい一冊。でも実践しないと意味がない。


多動力 (NewsPicks Book)

多動力 (NewsPicks Book)