仮設計

結構昔(2006/3)の記事のようですが、妙に納得したエントリを見て。

「どんなに優秀なエンジニアでも、決してプログラムを自分自身で書かずに良い詳細仕様を作ることは出来ない」という絶対的な法則があるのだ。


(中略)


段階で詳細設計書を書くような時間の無駄使いはせず、すぐにプログラム(もしくはプロトタイプ)の作成にかかるのである。


実際にプログラムを書き始めて初めて見えてくること、思いつくことが沢山あるので、それを元に柔軟に設計を変更しながらプログラムを書き進めるのである。

http://satoshi.blogs.com/life/2006/03/post_8.html

webサイトを作るときにも、これって大事だよな、ということをふと思いました。

特に、数字的目標があるサイトを作っていく場合。
「とりあえずワイヤーフレームを書いて、後はおまかせ」ということをやると、面白いように失敗します。失敗する、ということは足りない要素があるということ。


その足りない要素は設計図を元にhtmlを書き起こした際に、なんとなくですが現れてきます。その要素を潰していくという作業が非常に大事。文章でいう"推敲"に非常に近い作業です。

あくまで設計に間違いが抜けがあったわけではありません。設計通りのサイトを実際に目にしたときに、新たに感じる「何か」があるということ。この「何か」を、次々に実体化させていくことでやっとまともなサイトが完成します。


その「何か」が見えるかどうか、というのが非常に大事だと思うのですよね。コードというのも一つの文章なわけだし、何度も何度も読み直していく中で、それが見えてくるのではないかな、と。