「ドナルド・ダックはフィンランドで禁止されていた。理由はパンツをはいていないから」について

2.フィンランドではドナルド・ダックがパンツを履いてないという理由でコミックは禁止になった(「自由奔放生活 | おもしろトリビアたち」(2007-08-22付))

ドナルドダックの漫画は、フィンランドで発禁処分になりました。パンツを履いていないという理由からです。(「忘年会で使える(かもしれない)トリビア13連発! | p o p * p o p」(2006-12-13付))

という「トリビア」がある。



面白い「無駄」知識であるが、実際のところは単なる都市伝説であるようだ。
Donald Duck was banned in Finland because he doesn't wear pants」より、例によって適当訳。

70年代後半にフィンランドで経費削減を行ったときに、ヘルシンキ青年局は、青年センターにおく漫画の購入をやめることを決めた。趣味とスポーツの漫画に優先順位が高く振られたために、ドナルド・ダックはその中に含まれていた。


そのときの責任者(Markku Holopainen)が立候補したときに、対立した党が、プレスに「こいつはヘルシンキドナルド・ダックを禁止した奴だ」とリークした。地元では話を膨らませて報道し、国際ニュースになったときに残りの部分が追加された。


したがって、もともとの理由はドナルド・ダックは裸だから禁止されたのではなく、予算の問題という、単純でつまらない理由からだったのだ。

このソースにまでは遡れないけど、妥当な気がする。


無駄知識は正確である限りにおいては「無駄」知識だが、間違っていれば場合によっては「有害」ともなりかねぬから、広める際にはある程度検証も必要だろう。