Switch版ダビスタの悲哀

かつては競馬ゲームとして大ブームを巻き起こしたダービースタリオン。 その栄光も今やはるか昔、前作ダービースタリオンGoldが看板だけ立派なクソゲーになり果てていたことは、ダビマス振り返りのときついでに書きました。

moccos.hatenablog.com

この記事前半がダビスタGoldの現実をちゃんとまとめて書き残した数少ない記事になっています。内枠外枠の扱いがひどかったこと、オンライン対戦がまったく機能していなかったこと… そして直線でも詰まりやすいことなどを書きました。 しかし今思うと…Switch版と比べれば、Goldでたまに進路選択が気になっていたのはまだ全然ましなほうでしたね。

ダビスタSwitch不評の原因二本柱

発売直後から絶望を振りまいた今作の「まずい点」は二つありました。

  • ロードが異様に遅い
  • 直線で詰まる確率が異様に高い

当初最も目立ったのが前者、ロードが長い点でした。

施設を見に行く、所有馬リストを開く、種付けを選んでリストを見る、レースを開始する…何をするにも10秒から30秒くらいのロードが挟まる地獄仕様でした。ダビスタプレイした後は、FGOの周回が高速サクサク神ゲーに見える。2回目のバージョンアップで多少ましになり、牧場周りでは改善したのですけども。

問題はもうひとつの方です。待ち時間長くてもちゃんと遊べるなら、まあ他のことしながら進めるスタイルで楽しめるので良かったんですよ。残念ながらそうではなかった…

前壁シミュレーター

あまりにも前が詰まりすぎです。

逃げ以外を選んだ場合、18頭フルゲートだと詰まらず走れる確率は20~30%程度です。平均的に4~5回に1回しかスパっと抜けてこない。めちゃくちゃ強い馬なら直線半ばで前が空けばOKということもありますが、相当な力差がないとだめで、無事に走ればウオッカを軽く千切れる能力でもG3で二桁惨敗は普通です。

馬群制御の仕様が厳しい

ダビスタSwitchの直線での馬の制御は、おそらく左右位置はレーン管理になっています。細かい座標ではなくて、内から1列目、2列目…みたいな。

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ダビスタswitch 馬群レーン管理

そして、馬が完璧にまっすぐに走ります。 現実の競馬では馬はフラフラと走るので、じっと我慢していると前が空くこともあります。ルメール騎手がそういうの得意ですね。しかし全馬が自動車のようにまっすぐ走るとしたら?一番外にいる馬も最前列にいる馬も横移動するモチベーションがないので動かず、隙間のない完璧な壁として機能します。

直線入り口で次の図のような状況になるのですが…

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ダビスタSwitch馬群
オレンジ色の馬がわざわざ横移動することは無いので、他の馬に権利が生まれることは基本ありません…。外側から差していく馬が前後にずれると、他の馬も順々に外に出して進路を得ることはできますが、そこからようやく加速しても間に合うくらい抜けたスピードがあれば、です。これを「強い馬作ればいいだろw」と煽ってはいけません。ゲーム内で無双できる馬が出来たとき以外は、常に同程度以上の力を持った馬と戦うことになります。また、BCで戦えば高いレベルで同じようなことが起こるでしょう。

まともに差してこられるのは馬群の一番外側だけなので、差し競馬になって逃げ馬がもたない展開のときに全力で走れるのは3頭前後、それらが抜けた後に遅れながらも抜け出せる馬、内から奇跡的に抜け出せた馬を合わせて、レースに参加するのは+2~3頭といったところ。そのため、ハイペースでは外枠祭り、ミドルペースでは外枠+逃げ馬1~2頭で上位を独占することになります。 f:id:moccos_info:20210223230103j:plain

そして、もし馬群の一番外が弱い馬で全然伸びなかった場合、馬群を完全に閉じ込めて大変なことになります…。弱い馬が多い下級条件のレースで、逃げ以外どうにもならんことが多いのはそういうわけです。確率は低いですがレースレベルが高めでも起こることはあって、スプリンターズでバタバタの逃げ馬と封鎖された馬群が誰も動けずゴールして良馬場1分8秒、なんてこともあります。

根性仕様との不整合

ダビスタの伝統…あるいはノスタルジーとして、「叩き合ったら根性で大きく能力が伸びる」というものがあります。流行ってた時期のダビスタがそうだったので、それを変えられないんでしょうね。今作は地味に叩き合いの重要性がとても高いです。

ごく稀に最内をつく場合を除くと、直線で外から内へは絶対に移動しない仕様なので、一頭だけ伸びてくる差し追い込み馬はとても不利です。逃げ馬も単騎で抜け出してしまうとだいたい沈みます。最前列2頭で叩き合いながら粘る逃げ馬、最強です。これも逃げ有利へと傾ける仕様となりました。抜け出すときにちょっと並んでムチが入るだけでも大きな効果があって、弱い逃げ馬を叩き落としながら抜け出したヴィルシーナがクッソ強いのはこのせいです。

現実とゲームの不整合

現実の競馬では、逃げ馬の後ろくらいがいい位置だし、詰まらなければインコースを回ってくるのは良いレース運びです。しかしダビスタSwitchの仕様を知っていてベストの動きをさせてもよいなら、絶対にインコースには入れないでしょう。「ゲーム仕様に合わない現実的な動き」を入れてしまう、シミュレーション系のよくはまる失敗のひとつです。(そもそもゲームで前が詰まるのを再現して楽しいことはないとことを考えて欲しいが…)

もうひとつ、「上手い騎手は逃げ指示でも速すぎれば抑える」みたいな仕様が入っていますが、これもゲーム内仕様と合っていません。せっかくロケットスタートしたのに下げて、先の図でいうオレンジ位置を取れるはずが緑や灰色になってしまいます。やめてくれー。そしてペース読みも見誤っていて、逃げ指示で下げて、運よく詰まらなかったけど差し切れないというケースも多発。おそらく「素のペース仕様」だけ考えて位置を下げていて、根性で粘る部分が考慮外なのではないかと思います。結果として、おそらく最も完璧な騎乗をする設定であろうルメールが「勝ちから遠ざかる挙動を積極的にする騎手」になりました。絶対にこいつを乗せてはいけません。

副次的な不満

「レーススキップできないのが不満」。これは、直線向いた時点で詰まって敗北確定だとわかるケースが多すぎるのが問題です。負けるのが確定していたらさっさとスキップしたいし、しっかり差してくるなら見てあげてもよいのに。

「今作は難しい」。いや、そんなことないと思います。馬づくりについてはむしろ簡単かもしれないと思うくらい。ただ、過去作でG3勝てるクラスの馬ができれば2~3勝して2憶以上は稼げていたところ、今作では1番人気で10回走っても1勝・掲示板3回とか普通なので、馬の強さに対する稼ぎがとても悪いです。G1で印取れる馬だったのに終わってみればOP勝ち鞍なしで1億ちょい、なんてことは普通です。

クラブ馬として預けたときにはレースを厳密に行わず、着順はおそらく人気+多少の乱数程度で決まるので、前壁シミュレーターに泣かされずにちゃんと人気通りの稼ぎをします。重賞勝てるクラスだと2億3億稼ぎます。腹立つ。

どうすればよいのか

見かけ上「逃げ馬有利」に見えますが、そこで仕様を変えずにレースバランス調整で差し追い込みにアドバンテージを増やす…なんてことは絶対にやってはいけないことです。そんなプランナーが居たら即クビです。逃げでクソ枠を回避する道が断たれ、ひたすら枠順ガチャをするだけのゲームになってしまいます。 しっかり根本的に制御を直すほかありません。しかしレーン方式の位置管理では「ちょっとフラフラする」という挙動を自然に作ることは難しいでしょう。もうレーン管理すると仕様を決めた時点で敗北しているような気がしますし、そこから変えて作り直したら今までのバランス調整は全て無駄。ソシャゲであれば必死の改修するかもしれませんが、売ったら勝ちでそれ以上の追加利益は望めないパッケージ販売なので、修正を期待するのはかなり厳しいかもしれませんね。

他の細かい不満

前壁に比べたら些細ですが、他にもいくつか気になるところはあります。

  • 地方海外が少ないため、特にダートがつらい
    • 競馬場のモデルつくる手間はわからんでもないけど、ダート馬が冬以外やることない
  • 種牡馬が全然追加されない
    • 月イチでも追加されれば無限に遊べそうなのに…
  • 施設前提の設計になっている
    • 落鉄防止・怪我軽減・出遅れ軽減・受胎率上昇などが追加機能で、序盤は常時2頭故障休養していて不受胎は多く異様に落鉄しやたら出遅れるクソゲー
  • 配合理論の効果が地味っぽい
    • いろいろ試したがどの配合理論も手応えなく、クロス一本だけの馬がここまでの最強馬
    • …というような話をあちこちで聞く。ダビスタ3の多重クロスまでいかなくても、もう少しわかりやすい手応えがほしい

よいところも一応ある

悪いところを列挙するだけだと悲しいので、ダビスタSwitchの良いところも挙げておきます。

  • 実況がめっちゃ良い
    • 予想外になめらかにオリジナル馬を読み上げる
    • レース開始したあと他のことしてても結果がわかる
  • モーションは良い
    • 岩田康誠に代表されるペッタンペッタン追いがあるのも細かい
  • 直線のカメラアングルが良い
    • 実際の競馬っぽい、角度がついて差してくる馬が映える構図
  • 育成メモがよい
    • ついに能力メモを自前でとる必要がなくなった!自動でとってくれれば最高だったが
  • 調教師に任せたときのレース選択が距離適性をしっかり見る
    • 1600が長い馬は1600に出さないのでわかる
  • 凝った配合が良い
    • 日本はディープとKingmambo、海外はGalileoミスプロはみんなちがってみんなよい、という感じ
    • 種牡馬同じような系統ばかり!と最初に憤慨したが、これは掌を返さざるをえない
    • 全きょうだいクロスよりはるかに美しい。流石ダビスタ
  • 調教でも特性コメントをしてくれるのが良い
    • ダートや坂路、雨の日などの調教を自前ですると追加のコメントをもらえる

おまけの初心者向けアドバイス

下級条件~OPくらいで入着しながら稼いでいく序盤でのおすすめ:

  • 6枠から内は逃げしか選択肢なし
  • 7枠、8枠引いてペースが速そう、かつスピード上位の自信があるなら差し
  • 先行と追い込みは選択しない
  • ルメールを乗せない

馬群の動きがわかるようになるまではこれでよいでしょう。慣れてだんだんわかっていくと、外枠だけど先行にしたらいい位置になる可能性が高いなーというケースも読めるようになります。

逃げが不利な条件 (ハイペース、直線長い、内が荒れてる) だと枠順が決まった時点で敗北確定していることもあります。そんな都合、東京と新潟は常に避け、直線の短い競馬場を優先した方がよいですし、やや直線が短くて内荒れも起きないダートを選んだほうがよいです。 そして出走頭数が何頭でも「まともに走れる馬の数」はあまり変わりませんので、出走頭数が少ないレースを選ぶことも大事です。

逃げと先行はハイペースのとき不利ですが、逃げと先行で直線入った位置が5馬身以上変わってくるので、圧倒的な詰まり率の差も含めて考えると、先行にした方がよいケースはあまりありません。差しと追い込みはハイペースのとき有利になりやすいですが、差しは馬群の外をキープしやすいのに対し、追い込みは大外に回れるケースを読むのが難しいです。

さらに

  • ズブいコメントが出た馬
  • 根性(上から2番目)だけつかない馬

こいつらは実力よりはるかに下の結果しか残さないので、人気で惨敗を繰り返し始めたらさっさと諦めて引退させてしまったほうがストレスなく遊べます。

一口馬主を皮算用からはじめる

競馬は観戦と馬券のみで27年くらい楽しんできましたが、ここ数年馬券に飽きてしまったかわりに、ついに一口馬主に手を出す気分になりました。 どうせやるならもっと若い頃からやっていれば…と思わなくはないですが、過ぎたことはどうしようもない。これからの人生のなかで今この瞬間が一番若いのでベストタイミングということで。

ゲームとしての一口馬主

一口馬主の情報管理に無料でそこそこ使えるサイトには、一口馬主DBnetkeiba.com があります。 そしてそこには、獲得賞金額を募集額で割った値=回収率 という指標がでかでかと掲げられることになります。

出資馬情報表示例 (一口馬主DB)

一口馬主ライフを客観的・定量的に評価するものとして、回収率がひとつの基準になるようです。 もちろん「名誉」として大レースを勝つ、「ファン活動」として応援することを楽しむというのもありますが、それらは(重賞に届かない大半の馬は)簡潔な数値化が困難です。

収支の皮算用

「回収率」はひとつのゲームルールでありますが、投資金額による回収率からはかなり離れたものになります。 なぜなら馬はメシをばりばり食うし、人が手塩にかけて育てて鍛えるし、高度な医療も受ける。維持費の存在です。

東サラでは400口募集の1口あたり月1500円、DMMバヌーシーでは1/2000で月300円回収されるようです。1口あたりでは同じレートですね。 最初に入会したノルマンディー1/400では実費でここまで、入厩前で900円くらい、入厩後で1500円弱です。 ざっと 1/400あたり 2歳の6月まで1000円、それよりあとは1500円で計算することにすると…

  • 2歳1月~3歳9月までで 1頭 1140 万円 # 未勝利引退コース (6000 + 22500) * 400
  • 2歳1月~6歳3月までで 1頭 2700 万円 # 原価償却コース (6000 + 67500) * 400
  • 入厩後1年あたり 1頭 720万円 # 18000 * 400

が乗ってきます。多めに集金してしまった分はあとで清算されて返ってくるんでしたっけ。でも保険料やら月会費やらもあるので、ざっくり上に切り上げてこんなもので。

未勝利引退を前提に収支計画を立てる人はいないと思うので減価償却コースで考えると、

  • 獲得賞金 / (出資金 + 2700万)

が額面上の収支に近くなるということですね。400口募集馬の1口では 出資金 + 73500円 くらいで割る。

出資金 維持費込み(6歳3月) 目標回収率(維持費込み)
1350 4050 300.00%
2700 5400 200.00%
4050 6750 166.67%
5400 8100 150.00%
6750 9450 140.00%
8100 10800 133.33%
9450 12150 128.57%

さらに、賞金はもろもろ引かれて7割くらいが手元に来るので…

出資金 維持費込み(6歳3月) 目標回収率 (実収支目安)
1350 4050 428.57%
2700 5400 285.71%
4050 6750 238.10%
5400 8100 214.29%
6750 9450 200.00%
8100 10800 190.48%
9450 12150 183.67%

こう考えると、2000万を切る価格帯では出資金が全体に占める割合はかなり少なくなります。すごい安い価格帯の馬は、回収率という数値を競うゲームをするのであればありかもしれないけど、収支を考えたら見た目の回収率との乖離が大きくなります。7000万の馬は200%で本当に回収できるけど、1400万の馬は400%でも赤字! 安い価格ほど、一度たりとも勝負にならず終わる可能性は高く、上級クラスでの活躍や繁殖入りの可能性は低く、数値以外の観点でも不利…。

安い馬に有利なハンデがルールにしたほうが盛り上がるだろうから、回収率という値を大きく見せるようにコミュニティルールを生成した人たちは上手ですね。

余談: DMMバヌーシー一括払いから見る現実

イワナビリーヴという馬が1勝クラスにいます。昔DMMバヌーシーが一括払い方式で募集していた年代の馬でした。一括払いとは、6歳3月までの維持費やら会費やら込みでどかんと最初に払う仕組みです。

この馬の2020年11月時点での回収率は、画像を例示した一口馬主DBでは14%、対してnetkeibaでは119.8%です。 一口馬主DBではなぜか一括払いの全費用合計(1億円)に対して回収率を算出。netkeibaではちゃんと他馬と同じ計算、競走馬出資金(1200万円)に対して回収率を算出しています。

ゲームのルールとして119.8%となるものが、実際の収支では14%になるのか!

これに割と衝撃を受けて、実費の計算をする気になったのでした。そういえば、「オークス買ったのに元が取れていない」と言われることのあったラヴズオンリーユーも、出資金だけで割る一般的なルールに従えば元はすでに取れています一口馬主DBの中の人、バヌーシー嫌いなんですかね。

2019年1月~4月序盤 ライブ記録

ちょっと半端だけど、4月の小倉唯からあとは「これではいけない」と僅かながらEvernoteに感想メモを取っていたため、もう少しまともな密度の記録が掘り起こされる予定。遠征もあるしね。なので4月頭までで一区切り。

2019-01-20 NANA MIZUKI LIVE GRACE 2019 -OPUS Ⅲ- (2日目) @SSA

フルオケ3回目。1回目が2011、2回目が2013なのでだいぶ久しぶり。オーケストラだとそうセトリを変えられないのはわかっているので、1日のみの参加。 チェリボが前面に出て派手にやっていると、全然オーケストラ感がない。アンコールも角Dがメインだし…。 という程度しか記憶がなくて。やはり記録は残しておくものですよ。残しておけば見返したときに反芻できるけど、当日は楽しかったとはいえこれではもうなにもない。

2019-02-21 「BanG Dream! 7th☆LIVE」 DAY1:Roselia「Hitze」@LV

武道館大好きだしブシロードの中央回転ステージ最高!なんだけど、そういうときに限って全然チケットが取れずLVへ。

記録を残していないからではなく、このライブはちょっと印象が薄かったような気が…

2019-02-24 TrySail Live Tour 2019 "The TrySail Odyssey" @幕張イベントホール

最初の会社の友人(アイマスP)をTrySail現場に連れて行く会。彼の好きなadrenaline!!!が2回も来たので良かったですね。 たぶんアルバムツアーなのに、アルバムの発売がこの日に間に合っていなくて2/27という残念なことに。Sunsetカンフーなんてこの時点では「???」だったのですよ。

2019-03-09 THE IDOLM@STER SHINY COLORS 1st LIVE FLY TO THE SHINY SKY 1日目 @LV

シャニマスの現地プラチナチケットなど確保できることはなく、ここもLV。

放クラの盛り上がり、アルストロメリアのほんわかした尊さ、そしてSpread the wings の振りコピしろといわんばかりの振り付け。ライブ部分を単体で見ても素晴らしかったけど、何より河野ひよりのMCで涙が出てしまった。もう、ゲームはクソつまんないけど絶対ついていきたい!ってなる最高の喋りだった…。

たぶんみんなゲームやっていなくて、アルストの誰かがゲーム内ちびキャラがTV出演するときの微妙なポーズを真似したとき、全然通じていなくて凍り付いた空気でした。

鈴木みのり1st LIVE TOUR 2019 ~見る前に飛べ!~@Zepp Tokyo

Zepp Tokyo、めっちゃひさしぶりでした。

意識的に初参加を増やしていた2019年。

たぶん早見沙織で0.25ELISAくらい。

2018年 ライブ記録の残り

はてなダイアリーが終わったと同時に… 2018-12-02 の記事を最後に放置していた本ブログですが、また自分のために記録を残していくことにします。 残念ながら、開催から日数が経ってしまったものに熱のこもった記録を引っ張り出すことはできませんが、手元のメモやTwitterのログから引っ張り出して、断片的にでも復元しながら。記憶は簡単に消えてしまうけれども、ヘタクソでも記録が残っていればちゃんと脳から引っ張り出されてくるのですよね。生きていた自分を思い出すための自分用ログです。

2018-12-18 Lia LIVE 2018 REVIVES @マウントレーニアホール渋谷

Liaさん「10年ぶりの単独ライブ」(各メディアによる公称)。歌声にはもちろん文句をつけようがない…と言えればよかったのだけど、この日のLiaさんはたびたび咳込んでいて調子は最悪。ちょっと微妙な感じになってしまいました。

単独ライブは10年ぶりだけれども、歌声を聴いたのは 2014年のシャイニング ファン フェスタ 以来か。それから、レーベルで抱き合わせだった 2010年の Lia Autumn Live & Veil 1st Live はカウントされていなかった模様。これは二本立てなだけで単独ライブなはずなのに、黒歴史なのか、それとも10年ぶりとしたほうが販促上よかっただけなのか。

場所は渋谷の駅近くでちょっとレア。だけどもうよく覚えていない。

2018-12-22 小倉唯FCイベント ゆいゆいカンパニー社員総会 ~Xmasイブ×3♪〜 @相模女子大学グリーンホール(相模原市立文化会館) 大ホール

ここもレアな会場だったのにあまり覚えていないような…。適当に入ったラーメン屋がおいしかったのはかすかに記憶あり。 FCらしい「唯ちゃんかわいい~」で作り上げたイベント、それゆえに覚えてないのかも。小倉唯に対してすら、人間そのものに興味が湧かないというのか。(その場でかわいい~と思う事はあっても翌日になると忘れている)

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 6thLIVE MERRY-GO-ROUNDOME!!!@名古屋 (冬)

名古屋の2日目は現地で。まず名古屋ドームでのTrinity Fieldは絶対見ないとという気合あり、そして2日間のどちらかなーと考えたときに、牧野由依山下七海の出演する2日目を選択したのでした。
予定通り早めに移動して、ナナちゃんを拝んだのちに中京競馬場をめぐり、金山で台湾そばを食ってからナゴヤドーム入り、帰りは予約してあった終電1つ前の新幹線までにのんびり名古屋駅に移動して、の日帰りでした。

セトリ参考: 最高にアツかった“冬の遊園地”! 『アイマス シンデレラガールズ』ニュージェネもあんきらもトライアドプリムスも大活躍の6thライブ ナゴヤドーム公演2日目リポート - ファミ通.com

会場: ナゴヤドーム

名古屋にはなんども来ていますが、ドームは初です。野球見ないのに、西武ドーム・千葉マリン・東京ドーム・神宮・甲子園・ナゴヤドームと踏破してしまいました。地下鉄で「ナゴヤドーム前矢田」という分かりやすい駅があるので間違えません。名古屋駅からは一度乗り換える必要があるけれども。

本編

この日もアリーナ、花道から数えて12列目くらい。現地取った3枚全部、どこかしら肉眼射程圏内に収まったのでした。さらに欲張りなことを言うと、ひとつ馬車ルート際だったらよかったけど…。
ステージ3か所に馬車ルートも多用することで、「どこかしらで間近で見られる席」がとても広くとってあるのは素晴らしかったですね。前方以外見えないけど気にしないで入るだけ入れる、というアニサマ方式とは真逆。多少の現地枠が削れてでも、この配置方針が続いていくことを願います。

マカロニグラタン

キャラクターとして人気のある(と思う)響子ちゃんのキャラソンですが、これはライブで披露する曲としては設計失敗だと思います。


オタクは!ふっふっふーするな!
他にも、曲中Aメロやサビのフレーズ終盤に時々入るセリフ部分が、歌唱とかぶって一人では読めないタイミングで入っていて、本人が現場で読むことが出来ないのも勿体ない。うまく作ればいちいち破壊力を持てるのに。

Sunhine See May

前日にLVで見てからの現地。二人の動き全体を視界に収めながら、のほうがこの曲もよいですね。LV、やはり歌唱中はカメラが寄りすぎる傾向にあるような。
曲終盤に立て続けに2回転調する部分、高田憂希パートで入るようになっていて、2日ともちゃんと決めていたように思います。鈴木みのりの歌唱力が化物であるために凸凹に見えるけれども、高田憂希も超がんばってる曲。

Snow*Love

山下七海(大槻唯)が来ているんだから来ないわけがないよね!無事現地で聞けてよかった。
全体的に淡々としていて、どこが気に入ったのか割と自分でもわかってない感じの曲。落ちサビで一瞬途切れる以外ずっと四分音符表拍でリズム取る曲で、裏拍スキーだから気に入ったパターンとは真逆なんだよなあ。

あんずのうた

もりくぼ!そういうのでいいんだよ、いかにもありそうなストレートな妄想にしたがった配役で。

おんなの道は星の道

相変わらず上手なんだが、感動デマがたくさん流れていたのは残念ですね。

観客数を比べて演歌で5万人すごい!って人もいたけど、ソロで集めた人と、シンデレラガールズのライブというフェスに一員として参加した人とで同列に並べちゃいかんでしょ。村上巴一人が出演する興行で集めたわけではないからなあ。

マイ・スイート・ハネムー

残念ながら遠い位置のステージに。しかし、ステージや馬車が遠くて悲しいことになるのはメットライフ初日で理解したので、双眼鏡持ち込みにより無事楽しめました。他にもちらほら、アリーナ双眼鏡持ちいましたねえ。

Nation Blue

本日の予想外枠。長島光那さんがやや違いサイドを回っていて、なんだかめっちゃ嬉しそうに歌っていたのが印象的でした。

Trinity Field

ナゴヤドームに来た理由枠。ナゴヤドームのLED演出は、期待しすぎたのか、それほどではなかったけれども、まあナゴヤがどうこう以前に回収しておかないといけない曲ですよね。水樹奈々以外でも上松の兄貴から逃れられない!トラプリ的に前作になるTrancing Pulseよりさらにパワーの注入度が増して強化された曲。(全力を出すとSynchrogazerやExterminationになる謎の上松パワー)
終わった後ちょっと立ち位置を変えながら入れ替わって、トラプリ→ニュージェネへの編成チェンジからの流れ星キセキ、も良かったですね。センターステージ近い位置だったのでしっかり見えました。

その他

恋が咲く季節とか冬空プレシャスとか、ストーリー全く見ていないはずなのに、主にデレステのせいでリズムが全部わかる…!どちらもMaster+の良譜面持ちですね。

総括

行った甲斐はあったけどLVでよかったような気も若干。埼玉公演が(神席なのも含めて)良すぎたし、推しがあちらに固まっていたからこんな印象になっているのかも。

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 6thLIVE MERRY-GO-ROUNDOME!!!@名古屋 (秋) LV

シンデレラガールズ6th後半戦。単推しPとしては、もう出番が終わってしまっているので、余勢で参加です。特にこの名古屋3日目は、アソビストアのプレミアム会員では申込みすらせず、LVに行くかどうかもかなり迷っていました。ギリギリのところで「Last Kiss見よう」「情熱ファンファンファーレ来そう」「アンドロメダがどっちかわからん」ってことで、不参加まではせずLV一般で取って参加。
現地がでかいだけあって、山手線圏内のLVもチケットは売り切れていませんでしたね。ただ当日は8割方埋まっていて、寂しいほどではありませんでした。


セトリ参考: 秋の夜長でライブも大ボリューム!? プロデューサーは大歓喜の『アイマス シンデレラガールズ』6thライブナゴヤドーム公演Day1リポート - ファミ通.com

本編

Kawaii make MY day!

これは現地でコールを入れたかったかも。歌詞もコールもよくて、珍しく激しくないのに聞きまくってる曲。

あんきら狂騒曲

bpmの速さによりノリ重視曲と思いきや、物語仕立てだし、意外とコール入れるようにはできていないので、バラードとは言わないけども静かに聴く枠なのでは?

秋風に手を振って

大空直美、歌っていないときの表情がとてもよい…。ちぇりめりで全力で媚びた感じ(偏見)よりずっと良い。

情熱ファンファンファーレ

Paは流石盛り上がる曲が多くて良いですね。もっとアイドルも人気出て…

Last Kiss

無事大画面で見られて良かった。ただ、カメラへの収め方にはちょっと不満が残りました。SS3Aで見たときに、全身の動きが綺麗なダンスだと感じていたところ、LVカメラは近すぎて、脚の先まで映らんのです!魅力7割減くらいかな。難しい。これがたとえばNUDIEあたりだと、ダンスというほどのものではないのでガッツリ近寄ってもらってよいのですが。
会場のペンライトをLVで見た限りでは、三船美優カラーであるライトグリーンを振りましょう!という動きがあったものの、Coのブルーが7割くらいを占めていたようですね。イメージカラーを布教するのはきっと難しい。Last KissのデレステMV、一面緑が強調されているだけども、それでこうなるということは、普段あまり3Dでみんなプレイしないんでしょうか。と他人事に書いておきながら、わりと自分も普段は2Dなので、ここは担当プロデューサー諸氏に布教を頑張ってもらうしかありません。

さよならアンドロメダ

秋枠で来てしまったか!これは音がしっかり出る場所で聞きたいですね。アイドルやコールではなく曲目当てなら、アニクラで聞けばいいのか。

総括

文章量でわかるように、Last Kissの日でした。LVでビール片手に眺めた選択、まあ悪くなかったかなと。

LiVE is Smile Always〜ASiA TOUR 2018〜〔core〕@金沢歌劇座

LiSAのホールツアー。関東の公演がFC枠でも全然取れず、まさかの石川公演単独参加となりました。スタンディングのときは見送っているせいで、ただでさえ参加頻度が低いというのに、年に1度となってしまうとは。

会場: 金沢歌劇座

公式: アクセス | 金沢歌劇座
金沢駅から歩いたら徒歩35分(Google表示)。金沢城公園の向こう側です。
金沢でのどぐろを始めとした魚を食べたかったのですが、ライブ終演後は「刺身は切れました」、市場に昼に行けば平日でも大行列なので諦め、と、食事的にはかなり期待外れの金沢遠征になってしまいました。兼六園も老木より老人の方が多いしなあ。

本編

LiSAは先週の北海道公園を体調不良でキャンセルして、ここが休み明け。大丈夫か?と心配しながらのスタート、序盤で絞り出すような歌い方をちょっとしたのでダメかと思いましたが、そんなことはなく最後まで歌いきっていました。終盤体力切れるのはまあ、平常運転でもそうなので。

Rising Hope

一番最初ではない、でもすごい序盤で来たのでややびっくり。LiSAは持ち曲が層熱すぎて、知名度高い曲を雑に使えるのが良いなあ。

妄想コントローラー〜アコガレ望遠鏡

日本語タイトル曲が立て続けに。タイトルのみならず、全体的に歌詞が日本語で刺さってくるように出来ていて、どちらもお気に入りです。アコガレ望遠鏡、いつのまにかコールがかなりうろ覚えになっていたのが反省点。

L.Miranic とか ジェットロケット とか

このへんから会場が熱くて暑くて汗がダラダラ垂れてきました。空調も弱かったし盛り上がりもすごかったし。

ADAMAS

本日一番楽しみにしてきた曲。


片手で打楽器を叩きながらの、ビジュアル的にインパクトのあるステージ。
Shiny Sword my Diamond という強い単語ばかり並べたフレーズで引っ張るサビ。
それを筆頭に、中二秒戦闘で埋め尽くされてSAOのテーマとして完璧な歌詞。
Rising Hope でもあった、2番では1番と違う構成で一気にサビまで持ち上げる構成。
初見からついていく観客パートのコーラス。
初見ではついていけないが覚えると楽しい終盤の英語フレーズ掛け合いパート。
終盤に観客に叫ばせるShiny Sword my Diamond。


Next Rising Hopeみたいな存在です。いまのところ。
YouTubeでMVショートバージョンが見られるけれども、そんなよくわからん映像より、ライブのLiSAを見てくれ、そして参加してくれ。

Thrill, Risk, Heartless

左右で独立に暴れまわっているギターが最高で、その点ではEGOiSTiC SHOOTER的な楽曲。ギターもドラムもやたら複雑な感じがしますね…。新曲じゃないけどめっちゃ格好いい曲じゃん!いつ出てたの、と思ったら配信限定曲。で、PS4のSAO フェイタルバレットの主題歌らしい。ゲーム何十時間もやってるのに耳にした記憶がないんですが… (SAOのゲームではありがち)

Catch the moment

ほぼ全編観客パートやんけ!こんな歌う曲になっていたのかー。ちゃんと覚えていくことにしましょう。

Hi FiVE!

どうやらLiSAが前方通路を回ったみたいです。ただ人混みに埋もれて以降、ステージに戻るまでLiSAがどこにいるのかさっぱりわからず、微妙なテンションのまま最後の曲を終えてしまいました。ちょっと残念。

総括

LiSAのトークとステージ構成による盛り上げ方、相変わらず最高です。LiSAの喋りはだいぶまろやかになっていても、本質的にはそう変わりません。引き続き、指定席の公演は追いかけていくことにします。はたして、リリース直後に逃した Wake up! Sloth には、いつ出会えるのでしょうか。