にじ



いよいよ臨月に入った。
娘のときは臨月の初日に産んだので、
あのときの娘くらいの赤ちゃんが
お腹にいるんだなあと思うと不思議。
お腹の大きさに毎日びっくりして
いるけれど、臨月の日々を
普通に自宅で送れていることに感謝。


出産は帝王切開で、
入院は順調にいって10日間の予定。
この10日間、毎日開けて楽しむ
アドベントカレンダー風のものを
娘と一緒に作ってみた。
ノージーのひらめき工房を参考に
牛乳パックで。


中にはちょっとした小物のプレゼントと、
手紙を入れておいた。
お菓子も入れようかな。
手紙はその日の予定に合った内容に
してあるので、できれば入院の日を
ずらしたくない…頼みます…


娘とダッフルさん二人きりの日々、
きっとただでさえキラキラして
いるのだろうけど、
少しでも彩りをそえられたら
いいなと思う。

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娘が幼稚園の年長さんが開いた
コンサートに招待されて聴いた
「にじ」という歌を家で歌ってくれた。
メロディは娘流が入っていて
よくわからなかったけど、
歌詞がなんだか素晴らしくて、
思わず調べてしまった。
たぶん有名な歌で、
詞は新沢としひこさん、
曲は中川ひろたかさん作。
つるの剛士さんがカバーしていたり、
幼稚園の合唱で定番だったりするらしい
のだけれど、恥ずかしながら
よく知らなかった。
ネットで聴いてみたら、涙ぐんで
しまうほど胸にひびいた…


歌詞を書いた紙を部屋の壁に
貼って、娘と一緒に歌ったりする。
出産時や赤ちゃんの子育て中にも
励ましてくれそう。大事な歌になった。
教えてくれた娘に感謝。


年長さんのコンサートは、終了後に
握手会があったようで、
娘も家で真似して歌ったあとに
握手会を開いてくれた。
私と握手したあとに、部屋を出て
廊下から玄関へ出るまでずっと
エアー握手を続けていた。
たくさんの聴衆がいたんだなあと感心した。

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夜にコンタクトをはずして
眼鏡をかけると、娘に
「お母さんなんだかかわいい」
と言われる。
いつも眼鏡をかけて、とも言われる。
眼鏡で日常生活を送るのが苦手なので
断ったら、眼鏡が大丈夫になる魔法の歌
を自作して歌ってくれた。
踊りながら
「わたしにまかせて
めがねをかけても あつくないし
きせきのパワーで めがねが
おちないようにするわ」
というような内容だった。
3番くらいまであった。
突然終わるので、無言になったら
客は拍手する方式。


娘の即興曲を聴くのはけっこう
幸せな時間。

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友人Mが出産。
同時期に妊娠して、ずっと
体の変化をやりとりしていたので
しみじみした。
Mが出産したこと自体にも、しみじみ。
予想外の難産で心配したけれど、
いま嬉々として育児に奔走している
様子を知ることができて嬉しい。


私もがんばろう。



娘が描いたダッフルさんの絵。
なんとなく鼻が好きだ。