素晴らしき日曜日

朝今朝早く目が覚めてしまい、ともかく借りた映画を見ようとこの映画を見た。戦後の混乱期が舞台背景ということで、非常に暗い。タイトル通り、素晴らしき日曜日、たった一日の出来事を描いている。黒澤監督もこんな映画作ってたんだ。時代劇ばかり見た自分には新鮮だった。その日のことだけ描いたイタリア映画「自転車泥棒」と共通する貧乏さと暗さがだぶった。自転車泥棒も最後に救いがあったように、この映画もハッピーエンドでよかった。

ここに登場する男と女の生きざまが心地よい。なぜか?多分それはここで繰り広げられるエピソード(たとえば浮浪者の子供)に反応する女の人の態度に共感したからだと思う。自分の感覚が黒澤監督に近いんだろう。ダフ屋を殴りたい気持ちよくわかる!さあ、今年中に「羅生門」見なくっちゃ。