「権力の館」という言葉に惹かれて、そのＤＶＤ教材を視聴した。講師は政治学者の御厨貢先生。
第一回は西園寺公望の座漁荘（ざぎょそう）と近衛文麿の荻外荘（てきがいそう）だった。権力者の政治の舞台になった別荘の話で、ちょっと変わった講義である。
座漁荘は静岡県興津にある西園寺公が好んで住まった別荘で、大きくはないが、いろいろ工夫が施されているという。二階廊下が鴬張りだったり、戸を開放しても客の姿は見れないようになっている。客によって部屋を使い分けたりもしたそう。いま興津にあるのはイミテーションで、本物は明治村に移築したとのこと・・・行く機会があったら、確かめてみたい。
荻外荘は、日本の運命をきめた会談もされた東京荻窪にある別荘、ここで近衛公はピストル自殺をした。後年その部屋に一時吉田茂が寝泊まりしたとのことで、遺書とその部屋が紹介された。いまも公園の一角にあるが、非公開のようです。
どんな館が登場するのか、興味を持って、この講義も視聴したいと思っています。
今日の仕事は、畑の草刈り・・・草刈機の２サイクルエンジンがかからなくて、苦労しました。
