お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

孫崎亨「戦後史の正体」

今日はミーティングが中止になったので、県立図書館に行って、孫崎亨「戦後史の正体」を読んだ。読み始めたらなかなか面白いので、読み切れないし、借りてきた。
不肖同氏のことを知ったのは、先年他界した義兄の腹違いの弟にあたると聞いてからで、そんなことで関心を寄せるようになった。

序章で「高校生でも読める本」ということで、日米関係を分かりやすく描いている。
日本の戦後史は、アメリカからの圧力とそれへの抵抗を軸に、対米「追従路線」と「自主路線」の対立という視点から捉え、その大きな歴史の流れを見ることによって、正しく理解することができる。日本の進む先も見えてくるという。
書き出しに、将棋にたとえて、アメリカが王将で、日本は状況によって、歩、桂馬、銀ときに飛車として扱われる。いずれにしても、国際政治の中では、王将を護って、相手を破るために使われる一つの駒にすぎないとしている。
戦後70年を過ぎたが、日本が真の独立国とはわがも思わない。トランプ政権になっても同じ、アメリカは様々な圧力をかけてくることは必至だろう。

そのアメリカの手口を暴露した元CAI長官のコルビーは殺されたともいわれている。孫崎氏が抹殺されないことを祈る。

本を読んでいる間に、この寒いのに家内がシマムラまで歩いて行って、わがにはかせるブリーフを買ってきた・・・ありがたいことです。