魔法なんかつかえなくても

 だいぶこのブログも放置気味でしたが、作品について書きたいなと思います。
大学の芸術祭(11月4日〜6日)にて展示をおこないました。
アニメや漫画の表現に見られる魔法少女、戦う少女の持っているような変身道具、魔法道具をモチーフに焼き物で表現しました。


私たちが子どもの頃憧れていた少女達は年の割に大人びていてきれいな服を着て、社会に捕われずに力を持っていて、大人になれば出来る(かもしれない)ことを子ども(未成熟)のままやっている。

しかし大人になればある程度おしゃれをしたり、着飾ったりできる。憧れていたような仕事が出来て、恋人だってつくることが出来る。魔法に頼る事無く過去の憧れを達成できる。

本来ならばその段階で魔法なんて必要なくなるのだ。でも未だに望むのはそれらを手にすることで自分に足りないものを補えるようなそんな期待がこもっているのだと思う。

可愛さや幼さは求められ、押しつけられるものであると同時に一番の武器になりうる。

だからずっとかわいいものを手放せない。

魔法なんか使えなくても。

という文があってもよかったなと思いました。
見た目がわかりやすいものなので。

いろいろ言いたくなってしまいますね。

あといろがなかったり、形をたもっていなかったりすることについて。

形に関しては、本来ならば子どもの頃に手放しているはずのものを大人になっても持ち続けた結果、色あせたり、歪んだり他の意味にかわっていってしまった。
いうなれば使用期限切れであること。
色に関してはそのかわいい!を詰めた、もののおかしさとか形の滑稽さをだしたかったです。

作品を見てくださった方、感想くれた方、写真撮ってくれた方、有り難うございました。

現在同じ方向性で制作中です。今後もよろしくお願いします。