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もぐら日記

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2007-03-30

[]悦び 09:51

旅先でおいしい蕎麦を食べた。「おいしい」なんて言葉は,真冬にオートマチックに口をつく「寒い」と同じぐらい普段意識せずにぱっぱぱっぱと使っていて、味の内容には関係なく「うまい」「おいしい」で済ませてしまっていて、じつはそんなにおいしくなくても反射的に「おいしい」と思うこともある。

その「おいしい」蕎麦を食べて思ったのはそんなことで、それくらい僕の中で決定的に違う蕎麦だった。

2007-03-25

[]One more time Ome more chance 23:44

名古屋コミティア31に行きました。

何度も書いていますが、人生初の同人誌即売会です。のんびりとした雰囲気で皆さん顔見知りが多いのか、一人で足を運んだ僕にはすこし気まずい雰囲気でした。だってだって、サークルの人たち、あっちこっちでDSとかやってるんだもん・・声かけづらいったらない。本当にDS率高かった。こう書くと、単に自分が人見知りなだけだろうと言うかもしれないが、結構な人たちが近寄っても基本無視って感じだった。こういうものなのかな。そんな中でも何人かの方が声をかけてくれて、なるほど結構参考になった。あとスケブというのを話には聞いていたけど実際にはじめて見て、「うわ大変そう」というなんとも情けない感想というか気分になった。

全体を見て思ったことは本の装丁は大事だけど、より人の目を引くにはディスプレイが大切だということ。机は平面だけどその上にも下にも空間がある。というか、ディスプレイが大事というのははじめからわかりきっていたけど、あの狭いスペースにたくさんのものが並ぶ特殊な空間ではさらに重要性を増すと思った。もちろん本の内容が一番重要で、そして一番自信の無いところなんだけど。

同人誌を何冊か買って(こういう経験も生まれて初めてだ。)見本誌を見て(あまり読めなかった。立ち読みは苦手)1時に会場を後にする。

それで刈谷から名古屋に戻ってアニメイトに行ってスクリーントーンを物色したけど何も買わず、伏見に移動してミリオン座で「秒速5センチメートル」をみた。ついでに新海監督とプロデューサーと作画監督の方のお話も聞けた。せっかくだし聞いとけって軽い気持ちで言ったのだけど、人だかりができるほど盛況でそういうのに慣れていないので少し後悔した。全席が埋まった状態で映画を見たのが生まれて初めてだったし、舞台挨拶を見るのも初めてで、なんか人生初めてづくしの一日だった。

星 2007/03/26 00:36 こんばんは。初めてだと色々と戸惑うこともありますよね(^^)
これからmog-cさんのペースで慣れていったら良いと思いますよ!
色々なことを学べて収穫も多かったようですし…!

「秒速5センチメートル」ご覧になったんですね…っ 羨ましい(><)(笑)

mog-cmog-c 2007/03/27 21:30 ありがたいお言葉、染み入ります。
ゆっくりやっていきたいと思っていてもどうしても心は急いてしまいます。
まず漫画を完成させなきゃ話になりませんよねっ!

「秒速5センチメートル」についてはいろいろ思うところがありますが、長くなりそうなのであまり触れません。美術はものすごく綺麗でした

2007-03-21

[]「ゲーム的リアリズムの誕生東浩紀 14:51

ゲーム的リアリズムの誕生~動物化するポストモダン2 (講談社現代新書)

ゲーム的リアリズムの誕生~動物化するポストモダン2 (講談社現代新書)

これは紹介しないといけないと思う。何日か前の日記で紹介した本が出版されたので、早速読みました。こういう本の発売日を心待ちにするなんて数年前の自分が見たら驚くだろうね。「動物化するポストモダン」の議論を引き受けつつ、ポストモダン化が進み、データベース化が進んだ2000年代中盤の日本を席巻するライトノベルや美少女ゲームや文芸作品を読み解くためのディスクルの準備(第一章)とその実践的文芸批評(第二章)。

そんなに難しいことは書いていない。というか難しい内容も著者の東浩紀がとてもわかりやすく書いてくれていることが、読んでいるとすごくよく伝わる。この本の第二章で批評(というか読解)されている作品を事前にすべて読んでいたのでそれも良かった。少し無理してでもEver17もやった甲斐があったってもんです。

もちろんただの文芸批評じゃなくて、ポストモダン的で動物的な僕たちが生きていくために考えていくことのヒントが詰まっています。

2007-03-14

[]古本屋 22:05

家に一番近い駅からほど近いところに古本屋があって、それは駅から見えていていつも気になっているんだけど、家と反対の方向にあるし、なんとなく面倒くさいなという思いで、一度も行った事はなかったけど、今日は思いのほか早く帰宅できたので行ってみた。ブックオフみたいなチェーン店じゃなくておっさん一人でやっている店だから、店内はそこかしろに黄ばんだ本が山積みになって、紙のすっぱいにおいに満ちていた。店内にはめぼしい物がなくて、まぁこんなもんかなって思って、じゃあ帰るかと思って、外に出てたら、三冊200円という文庫本のコーナーがあった。

高橋源一郎の「さようなら、ギャングたち」と「ジョン・レノン対火星人」があった。

興奮した。「さようなら、ギャングたち」はずっと読みたいと思っていたけど、近所の図書館にはなくて、近場のブックオフとかいろんな古本屋を10件くらい巡ってもなくて、そろそろあきらめて新品で買うかと思っていたときだったので、誇張でもなんでもなくて体が震えるほどうれしかった。ブックオフ10件というのは書くのは簡単だけど、実行するのは結構大変で、断続的にだけど3ヶ月くらいは探していた。その3ヶ月くらいの時間が報われた気がした。はじめからそこに行っていれば苦労せずに見つけられたのにというふうにも考えられるし、どうしてもそう考えてしまうけど、やっぱり探して探して、こうして見つけられたこというがとても意味のあることだと思った。これから読む「さようなら、ギャングたち」があまり面白くなくても、きっと一生忘れられない一冊になる気がする。これはちょっと大げさかもしれないけど。

ちなみに3冊200円ということで、もう一冊は迷ったけど「時をかける少女」を買った。最近の貞元さんがイラストを書いた装丁のやつじゃなくて、藤本蒼という人がなんとも不気味で味のあるイラストを描いている昭和54年の11版。

2007-03-13

[]「森」としての絵画 23:55

ぐは、長々と書いた日記が消えたー!ううう、この喪失感・・・うわーん。

愛知県の岡崎市美術博物館で開催中の「「森」としての絵画」という絵画展に友人4人と行った。暖かいのか寒いのかよくわからない気候だったけど気分だけはピクニックで楽しかった。

展示スペースは大きくも小さくもなく、展示場所によっては引きがあまりない。あまりいいとは思えないスペースだけど、すんなりと各作品を見ることができて、展示にはかなりの気が使われていると感じた。壁がグレーなのも驚いたけど、驚くほどすんなりと見れた。すんなりと見れたことにとても驚いた。各論はあんまり意味がないと思うからやめておくけど、気になることがあったのでメモ。

以前の展覧会*1で見た岡崎乾二郎の作品はそんなに好きではないと思っていたけど、今回の展示を見てかなり印象が変わっていることに驚いた。

  • 以前見た岡崎乾二郎の絵画も好きだったのだけどどこかで記憶がねじれて今に伝わっているのか
  • 二年の間に僕の中に岡崎乾二郎の作品を見ることができるだけの蓄積ができたのか
  • それともただ好みが変わっただけなのか
  • 普通に見れるようになったということは、感性の感度が悪くなっていると言うこともできるのかもしれない。

村瀬恭子、額田宣彦、杉戸洋は昔から好きだけど、今回その思いが再確認できた。と書いて思ったけどたぶん僕の好みはここ5年くらいはあんまり変わっていなくて、岡崎乾二郎の作品に魅かれた理由の「自分の好みが変わっただけ」というのは違う気がする。いい、悪いの判断はともかく、好き嫌いはそう簡単に変わるものでもないと思う。ならば岡崎乾二郎の作品を「いい」ものとして捕らえたということなのか?ことはそう簡単ではないと思う。きっと僕が考えていることや考えていないことが複雑に絡み合っているのではないかと思う。

とにかく岡崎乾二郎の作品が気になった。

その後名古屋に帰ってきて、近鉄パッセで春によく合う帽子を友人に選んでもらう。最終的には自分で選んだけど。清潔感のある白い帽子を買った。帽子だけでも清潔感を・・・

*1:2005ガレリア・フィナルテでの「岡崎乾二郎×松浦寿夫展」

2007-03-06

[]本を作る 23:29

イベントに参加します。

5/5のコミティア80に申し込みました。

ちがう所にも書きましたが、同人誌の即売会に参加するのは、買い手としても売り手としても初めてなので不安が募ります。今月25日の名古屋コミティアには、買い手として参加したいと思います。そこでどれくらい経験できるかが重要な気がする。

肝心の作品はまだ何もできてませんが、2、3種類のマンガを作ろうかと思います。はじめだしコピー誌になるでしょう。そのかわり、装丁には凝りたい。同人誌作りをはじめてみて何が楽しいかって、漫画描くことより、装丁を考えたり、ディスプレイを考えたりするほうが楽しい。装丁はわからないことだらけで手探りで迷子になりつつ研究してます。紙の質、色、サイズ、デザイン。まだまだ何も決まってません。

ちょくちょくここにも準備具合を載せていければいいと思っています。

2007-03-05

[]二月に読んだ本の中からおススメ 21:16

と思ったけど、二月は「ひぐらしのなく頃に解」というゲーム(?)にかなり時間をとられて、そんなに本を読んでいない。森見登美彦とか米澤穂信を少し読んだけど、人様におススメできるか判断できるほど読んでいない気がする。

 それで最近は、三月に出る本で東浩紀の「動物化するポストモダン2」というのがあるのだけど、それをさらに楽しく(?)読むために、「EVER17」というゲームをプレイし始めた。

 東浩紀は、大学1年の時の「現代アート概説」という講義で教授だか助教授の人が「動物化するポストモダン」を紹介していたのをなぜか気になって読んだのだけど、それがとても面白くて引き込まれてしまった。本当に「なぜか」読んでしまったのだ。今考えてもそのときのことはあまり思い出せない。

 それまで小説は読むことはあっても評論なんて高校の国語以外で読んだことがなかった僕には、ほとんどちんぷんかんぷんだったのだけど、「評論」というものの「何かありそうな感じ」とか「かっこいいかんじ」みたいなものを感じて、「ニューアカブーム一人ゼロ年代版」みたいな感じで、「ニューアカ」と違うのは自分の通っている大学にはそういったものを読む人は誰もいなくて、情報交換もできないし、夜が更けるまで語り合うということもなかった。(その後、違う大学に行った友達で話せるやつと「再会」したのは本当に幸運だった。)その手の専門的な講義もなくて(なんせ「現代アート概説」でフォローしているような状況なのだから!)、孤独でつらい道を歩き出した。面白いんだけど難しくてそんなにたくさんは読めないし、思想とか社会学的な情報はまったく得ることのできない大学だったので、東浩紀を起源として、批評されている作品や、言及されている思想家の本を読んだりしている。

東浩紀を起源とする樹形図を描いたら面白そうだなと、いまふと思ったけど、めんどくさそうだな。

冷静に考えると「樹」なんてものにならずに「鍬形図」みたいになりそうな気がする。

2007-03-03

[]「ミステリアスセッティング」阿部和重 09:56

ミステリアスセッティング

ミステリアスセッティング

阿部和重はほとんど全部読んでます。

読んでないのは「アブストラクトくなゆーわく」とか映画評論系くらいかな。

批評性の高い作家が書いた携帯小説。

中原昌也にyoshiの「deeplove」を見せられて、俺もやってみてー!となったらしい。

純愛小説の皮をかぶっているけど、一筋縄ではいかない展開で、

おいおいと戸惑ってしまうけど、最後まで一気ににぐいぐい読ませるので、

小説を読んだっていうか、ある圧力を押し付けられた感じ。

阿部の小説を読み終わったときは、やたら疲れるんだけど、耐え切った快感みたいなものを感じる。


阿部和重の入門には最適な気がする一冊。

気に入ったら是非「インディヴィジュアル・プロジェクション」や「シンセミア」も読んでほしい。

芥川賞の「グランド・フィナーレ」やデビュー作の「アメリカの夜」もすばらしい作品です。

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