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もぐら日記

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2007-05-29

[]「寺山修司少女詩集」寺山修司

寺山修司少女詩集 (角川文庫)

寺山修司少女詩集 (角川文庫)

詩を読むのは高校の現代文以来(たぶん)だけど、なかなか面白い体験だった。多くの詩が五七調で書かれていて、いつもの調子で(小説を読む調子で)読んでいるつもりが、気づくとリズミカルに節をとって読んでいる。ただ文字を眼で追っているだけのはずが自動的にそうなっていて音楽は視覚からでも響くものなのかと新鮮に感じた。内容についてはあまり覚えていないけど(少女らしく「恋」とか「愛」とかについての詩が多かったと思うけど)、そういうある種普遍的と思えるようなモチーフを繰り返し書いていく(読者としては読んでいくということになる)なかで、ある種の高揚感みたいなものが生まれてそれが音楽的ななにかに結びついているようにも思った。

[]「夜は短し歩けよ乙女」森見登美彦

夜は短し歩けよ乙女

夜は短し歩けよ乙女

現実にあるモチーフとか固有名詞がたくさん出てくるからといって、現実の世界を小説で描写しているわけでは全然ないけども、全編を通してリアリティーがあるように感じる。現実でないなにかを徹底的に描写するということでそのリアリティがうまれていると思う。(大塚英志の「まんが・アニメ的リアリズム」という言葉を思い出す。けれど、思い出しただけであって、この本に表現されているものそれかどうかは考えていない。そういう興味は僕にはあんまりない。)。構成とか出てくるモチーフとか固有名詞とかの共通項が多くて、どうしても前作の「四畳半神話体系」と比べてしまうけど、「夜は〜」の方がベタに「恋愛」とか「成長」に向き合っていて好感がもてる。

2007-05-24

[]「憂鬱なハスビーン」朝比奈あすか

憂鬱なハスビーン

憂鬱なハスビーン

 「文化系トークラジオLife」の新年会の回でサブパーソナリティの柳瀬博一さんが紹介していた本。今年読んだ本の3分の1はこの番組で言及されたものな気がするけどそれはそれですばらしい。今年は保坂和志と「文化系トークラジオLife」に出会ったことで読書の幅がかなり広がったと思う。それ以前はファウスト系の作家と三島賞作家と早川の「リアル・フィクション」「Jコレクション」のほんの一部ぐらいしか読んでなかった。

 話が大分ずれましたがハスビーンというのは帯に書いてあることによると「一発屋」のことで、主人公の東大卒の専業主婦「凛子」のことだけど、この「凛子」がほんとに嫌なヤツだ。大体、よく読まれる小説ならこのテのやなヤツがやなヤツになった過程の事件とかを描いて感情移入させることで、同情とか憐憫の感情を誘発して読ませようとすることが多いと思うんだけど(もしかしてそれって「ツンデレ」なのか)、この小説ではそういうことがほとんどなくて、もちろんまったくないことはないけど、最初から最後までやなヤツとして筋が通ってたのがよかった。

[]まんまる帽子

 去年の冬から帽子をかぶり続けていて、結構「帽子の人」としてのイメージが定着してきたらしく、ある方からお古の帽子をいただいた。それもおしゃれで高そうなものを4つもいただいて、単純に嬉しかった。僕の好みにも合っていたし、そういう継承が嬉しい。なにかをあげることは苦手だけど、もらうことは大好きだ。この先5年くらい帽子買わなくて済みますし。こんなところは見てないと思うけどありがとうございました。

2007-05-22

[]「鈴木先生2」武富健治

鈴木先生 2 (アクションコミックス)

鈴木先生 2 (アクションコミックス)

 これは傑作だと思います。浮き沈みの激しい鈴木先生を尻目に、作品のテンションはぐんぐん上昇し続けます。まさかゼロ年代後半にこんな作品をリアルタイムで読めるとは…

[]「赤朽葉家の伝説桜庭一樹

赤朽葉家の伝説

赤朽葉家の伝説

 作者はジュブナイル小説出身でキャラを立たせるのがとてもうまい(と僕は思う)。前作の「少女七竈と七人の可愛そうな大人」が面白かったので読んだ。SFともミステリとも読めるんだけど、基本的には、戦後日本の文化と世相を色濃く反映させたエピソードが折り重なるようにつづられる女の三代記。歴史に沿ってるという部分が、面白い反面、小説としては少し単調で、途中一度中断してしまったけど、中断してたらまた読みたくなって何とか読みきることができた。感想ををひとことで言うと「つかれた」なんだけど、決してつまらないって事じゃなくて、だからこそ投げ出せないで「つかれた」。

2007-05-17

[]第二十回三島由紀夫賞受賞!「1000の小説とバックベアード」佐藤友哉

1000の小説とバックベアード

1000の小説とバックベアード

 佐藤友哉は単行本になってるのは全部読んでるはずだけど、初期の「鏡家サーガ」は普通に面白く読んで、「クリスマステロル」「子供たち怒る怒る怒る」あたりでだいぶ失速した感じを受けていたけど、この本を読みながらいつも佐藤の本を読むときに感じる「アイタタ」というような気持ちはずっと持ち続けるんけど、すべてを読了したときに、すごく清々しいというか、佐藤友哉の本を読むのがつらいときもあったけど、読んできてよかったなぁと思った。簡単に(というか乱暴に)言ってしまえば、思いのほか感動したということ。

 それがなんと今年度の三島賞を受賞したということで本当におめでたいことです。ユヤタン(佐藤友哉の愛称)もこれで大きく飛躍してくれると嬉しいけど、いっそ自虐路線に拍車がかかるのかも。ちなみに三島由紀夫賞は僕が一番信頼(ちょっとニュアンスが違うんだけど。「気にする」とか「参考にする」とかと「信頼する」の真ん中ぐらいの気持ちってなんてあらわすのか)している賞だけに、ずっと読んできた作家が受賞すると嬉しい。(他の候補作を読んでいないから素朴に嬉しがれる。)

 今月の「新潮」に載ってる佐々木敦の「ニッポンの小説(家)の誕生 プチ佐藤友哉論」(本当は「論」の字の上に×印が重ねられている)もちょっと立ち読みしたけどつかれてたから全部は読んでいない。今月の「新潮」は東浩紀仲俣暁生の対談も載っているので買ってもいいけど、ちょっと散財気味で悩む。

2007-05-15

[]「鈴木先生1」武富健治

鈴木先生 (1) (ACTION COMICS)

鈴木先生 (1) (ACTION COMICS)

 ということでとりあえず一巻を読みました。まだ二巻を読んでません!あぁケチなこと考えずに二巻も買っときゃよかった…普段あまり漫画を読まない僕でもすんなり楽しめました。鈴木先生ちょっとかっこよすぎですけど。

[]「氷菓」「さよなら妖精米澤穂信

氷菓 (角川文庫)

氷菓 (角川文庫)

さよなら妖精 (創元推理文庫)

さよなら妖精 (創元推理文庫)

 先週読んだ米澤穂信の二冊。米澤穂信はとりあえず近所の図書館で借りれる分はすべて読んで、まだ読んでない他の作品を買ってもいいと思った。田舎の図書館だから、米澤穂信の本があんまりないのは仕方がないけど、「夏期限定トロピカルパフェ事件」があって「春期限定いちごタルト事件」がないってどゆことよ!(説明するとこの二冊はシリーズもので春期〜夏期という順で読むのが好ましいとされている。)

 ここ最近のあらゆる表現に現れるキャラの中で一番好みなのが、米澤の書く、明晰な探偵役の主人公よりもさらに明晰でちょっとひねくれたヒロインたちだ。ヒロイン単体というよりも、二人の会話というかそういう二人が繰り広げる日常の問答の場面が好きなのだけど。物語をある種システマチックに作り上げるその手法が好きということかもしれない。

2007-05-14

[]中原昌也「子猫が読む乱暴者日記」

子猫が読む乱暴者日記 (河出文庫)

子猫が読む乱暴者日記 (河出文庫)

鋭い。中原昌也の作品は今まで長編ばかり読んできたけどこれを読んではっきり分かったことは、断然短いほうがいいということ。不条理というか無意味というかそういう風に何とでも言うことは出来るだろうけど、そういうことに意味はないし、そういう狭量な読みをするなら、中原昌也はそれをあざ笑うんじゃないかな。中原昌也の頭の中なんて想像したくもないのだけど。

[]やる気

鈴木先生」で一躍有名になった漫画家、武富健治のホームページ「胡蝶社」を偶然見つけて、なんか分からんけどむくむくとやる気が出た。コミティア終わってちょい五月病気味だった僕のケツに鞭がいれられたようだ。とりあえず早速「鈴木先生」を読まねば!

2007-05-07

[]detune.「わ・を・ん」

わ・を・ん

わ・を・ん

 僕は音楽にあまり詳しくないから、実際に音楽をならすことはできないし、データベース的な知識もない。だから好きなものを好きという事しか出来ない。


 この春、「わ・を・ん」でデビューしたdetune.は郷拓郎と石塚周太という男性二人組みのユニット(こう呼ぶのが正しいのかはわからない)。この情報は今調べたことで、デビュー前から知ってました!的なことではなくて、先日東京に行ったときに寄った新宿のタワレコで視聴してほれたんだった。女性に一目ぼれしたことはないけど、音楽には一目ぼれした。なんて書くとこっ恥ずかしいけど、たぶんそんな感じだった。

 話は変わるけど僕はデビュー作というのが結構好きだ。中村一義の「金字塔」とかスピッツの「スピッツ」とか、七尾旅人とかもデビュー作が一番好きだったりするけど、力も入りながら、緊張感の糸がピンと張った感じみたいなものが感じられて、それが聴いてるほうにも伝わる。


今なら視聴できるところも多いと思うので、興味があったら一度聴いてみてください。僕的お気に入りは、

2、小春日和もどき

8、星に願いを☆

10、シンプルライフ

かなぁ。

2007-05-06

[]コミティア80

 今朝、夜行バスで帰還しました!ちかれた〜。とりあえず今日はコミティア関係の反省会。

 その他にもいろいろとゴールデンな2日間の東京での経験でしたがそれは後ほど・・・


 スペースに立ち寄っていただいた方、お声をかけていただいた方そして、本を購入していただいた方、本当にありがとうございました。

 はじめての参加で要領が分からなかったのと、何人かのくわしい知り合いから「オリジナルは売れない」「コピー誌は売れない」という話を聞いていたので、少ない部数しか持ち込みませんでした。半分くらい売れれば嬉しいし、読んでもらえるだけでも嬉しいだろうなと思い込もうとしていた節もありましたが、ふたを開けてみれば、完売することができました。やっぱりそれなりに安くない本を、お金を払って買ってくださるというのは、それだけで相当な支持表明だと思うし本当に嬉しいし背筋が伸びる思いがした。実際スペースの前に立ち止まってくれると、自然と背筋が伸びるのが面白かった。それでも終了の一時間前くらいには売切れてしまって、今回お渡しできなかった方には本当に申し訳なく思います。

 そしてなんといっても、幾人かのネットでの知り合いと実際にお会いしてお話しすることが出来ました。これも普段では絶対に得がたい経験で、がちがちになってしまってまったくおもてなしすることが出来ずに、無能ぶりを曝しただけに終わってしまったのですが、本当に皆さんわざわざ足を運んでいただいてありがとうございました。思い出すと頭から湯気が出てきそうです・・・(ポッキーとプリッツ、とてもおいしかったです!)

 最後になってしまいましたが、近隣のサークル参加者のかたにはディスプレイ設置のときから迷惑をかけてしまったように思います。ごめんなさい。斜向かいのサークルの人たちが慣れない僕の先生でした。とても上手に立ち振舞っていたのではじめからすごく気になっていて、それを見よう見まねでパクらせていただきました。あのお兄さんたちがいなければ、僕は最後まで通過していく人を無言で見送ってしまっていた気がします。結局最後まで紋切り型というか、事務的な受け答えしか出来なくてもうちょっとどうにかならんかなぁと思いましたが、仕方ないとも思います。根が閉じてますからっ!その後その気になっていた斜向かいのサークルの人たちといろいろお話しもして、疲れたけど、気持ちいい疲れみたいなものかな。

 ともかくいえることは想像以上に楽しかったということで、次も、夏か秋に参加したいなぁとぼんやり考えているところです。

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