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もぐら日記

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2007-07-28

[]「ウェブ社会の思想」鈴木謙介

ウェブ社会の思想 〈遍在する私〉をどう生きるか (NHKブックス)

ウェブ社会の思想 〈遍在する私〉をどう生きるか (NHKブックス)

 著者がパーソナリティーをつとめるラジオ番組「文化系トークラジオLife」のあちこちで結構この本の内容と絡む発言をしているということを、読みながら発見し、それを思い出しながら読んでいった。抽象的でムズカシイ部分も多々ありますが、ラジオを聴いていたことでかなりこの本を読むたすけになりました。佐々木敦さんの一人語りのときの運命論の話など思わぬところで結びついているところもあって、ただ本を読むだけでない、おもしろい体験が出来たと思う。

 

 あーそれにしても「Life堂」いきたかったなぁ。冊子だけでも見たい!早く見れるようにならないかなぁ…個人的には柳瀬さんと佐々木さんのリストが気になります!わたし、きになります!

 そして今晩、久しぶりの放送です。うちは放送では聴けませんが、もちろんウェブ中継でききますよ!

せがせが 2007/08/04 03:24 期待してて

mog-cmog-c 2007/08/05 01:26 おぉ、もしや…

2007-07-21

[]「草の上の朝食」保坂和志

草の上の朝食 (中公文庫)

草の上の朝食 (中公文庫)

先日読んだ「プレーンソング」の続編。続編といっても続いているのは話ではなく主人公の家に集まる人たちの関係。

[]「空飛ぶ馬」北村薫

空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

北村薫のデビュー作。基本的には短編の集まりなんだけど、ニンゲンのエグイ部分だったり暖かい部分だったりをうまく書く。それでいて全体としてのんびりしているというか、あっけらかんとしている。

[]「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ滝本竜彦

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ (角川文庫)

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ (角川文庫)

この作者がいったいどのような評価を受けているのか全然知らないけど、この本を読んで一番最初に思ったことは(2年くらい前に「NHKへようこそ」も読んでいたんだけどすっかり忘れている)、なんだ以外と書ける人なんだなということで、そのとき頭の中では佐藤友哉と比べていたんだけど、(なぜかといえば、二人とも元ひきこもりということでよく一緒に括られて紹介されていたからだ)「書ける」からといってそれが「いい」というとにつながるかといえばそんなことはなくてあまりにすんなり読めてしまい逆に退屈してしてしまう。とはいえ最後まで面白く読んだんだけど、純粋にこの小説を楽しんだというよりはこの小説に影響を与えたであろうあれやこれやを考えるのが面白い。

2007-07-18

mog-c2007-07-18

[]たまには本のはなし以外もしとこうか

 ということで、8月26日のコミティア81に参加します。サークル名は「Mogravity装置」、スペースは「さ18b」です。今からとても楽しみです。よろしくお願いします!

 詳しい情報は詳しく決まり次第ここや本サイトにあげていきます。今回はとりあえずサークルカットを載せておきます。ちなみに新刊の内容とはまったく関係ありませんので、あしからず。

2007-07-14

[]「コップとコッペパンとペン」福永信

コップとコッペパンとペン

コップとコッペパンとペン

 僕にとって小説を読むことは服を着ることみたいに淡々としたものだけど、たまに自分の価値観を書き換えかねないほどの、(自分にとって)革命的だと思える本に出会うがある(こういう体験があるから読書はやめられないのだが)。この「コップとコッペパンとペン」もその1冊になりそうだ。

 短編集で表題作のほか3編の小説が収録されている。全部面白いのだけどとくに2つ目の「座長と道化の登場」がいい。とくに前半のフィッティングルームの話が白眉。無駄な説明的な描写はされず、文字が描いてあるところすべてが感情や運動で満たされていてそれがとにかく気持ちいい。驚きに満ちた作品。

[]「夜の蝉」北村薫

夜の蝉 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

夜の蝉 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

 ミステリーのよい読者ではない僕にも楽しめたやさしい作品。女子大生の主人公とし知り合いの落語家が日常の中で起こる些細だけど決して小さくはない謎を解いていく。北村薫はいわゆる「日常の謎」系と呼ばれる作家の元祖らしくて、ユリイカ笠井潔米澤穂信との対談でその存在を知り、気になって読んでみたというわけ。クイーンとか、ホームズとか、本格とか、新本格とか脱格とかのミステリーの歴史にはとことん疎いけど、ほのぼのした雰囲気は北村、米澤とも共通して感じられて、それがいい。

[]「秋の花」北村薫

秋の花 (創元推理文庫)

秋の花 (創元推理文庫)

 で、続けて読んでみたら、いきなり人が死んでびっくりした。そして最後まで読んだらかなり悲しい話だった。悲しい話はどちらかといえば苦手だ。

2007-07-06

[]「スクールアタック・シンドローム」舞城王太郎

スクールアタック・シンドローム (新潮文庫)

スクールアタック・シンドローム (新潮文庫)

 単行本「みんな元気。」から収録された「スクールアタック・シンドローム」「我が家のトトロ」と書き下ろしの「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」のみっつの短編を収録。再録された作品もほとんど忘れていて興味深く読めた。一番興味深かったのは「我が家のトトロ」で舞城のすべての作品の中でもトップクラスに好き。この話に出てくる小説家の台詞とかを読んでると明らかに保坂和志が自身の小説論の中で言っていることで、この話全体で、猫が重要な位置を占めていたり、こっそり「小島信夫」という名前が出てきたりと、保坂和志を強く感じる。

 書き下ろしの「ソマリア〜」も舞城の小説の特徴であるシミュレーション色が濃く現れた作品で、「売られた喧嘩はすべて買う」みたいな気概を感じる作品だけど、内容的には「友達」をめぐる小説で、舞城の友達観が、自然となるものではなくて、強い意思とともになるものであることが表れていて興味深いというか舞城らしいと感じたけど、それもシミュレーションのひとつの結果というだけなのかもしれない…とも思ってしまうけど現に表れている部分を信じたい。過ちがあるからそれを乗り越えやり直すという前向きなプロセスが作品全体から感じられる。

2007-07-01

[]「猫に時間の流れる保坂和志

猫に時間の流れる (中公文庫)

猫に時間の流れる (中公文庫)

保坂和志の作品には猫がやたらと登場する。一般的に動物などの生き物が小説や文学(多分絵画なんかでも同様だろう)に登場するときはなにかの象徴や比喩になっていたりすることが多いけど保坂の猫はどこまでも猫として描写されつくす。人間の心の投影を受けることもなく、はしゃぎまわったり、傷ついたりする。とにかく保坂和志の猫に向ける視線の透明さには毎度驚かされる。

ところでいつも歩いている道にあるブロック塀の上によく猫がいるのを発見したのはちょうどこの小説を読んでいるときで、今までもずっとそこにいたのか、最近現れるようになったのか分からないけど、それから三日に一回はおんなじ場所で寝そべるそいつを目撃するようになった。いない日にとてもガッカリしている自分に軽く驚いた。これまでは猫なんて興味ないどころか、嫌いだったのに…

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