モグモグモグモグ

極めて稀に更新します

梅雨による弊害に関し

梅雨ですね!

世は正に梅雨。

シトシトジメジメとたいそう湿度の高い日々が続いており(そうでもない)
ややもするとリーマン的商売道具の一つであるところの
カツカツとけたたましくエラそうな音を立てる革靴の内部は十分な湿潤環境となり、
飽和した水分及び自らが体内より分泌した水分は足の指と指の間に存分に潤いを与えるのです。

当然ながらお肌に潤いがもたらされるのは大変結構なことではございますが
過ぎれば毒となるのは世の常でありまして、さすがにこれはたまらんと
せめて内勤に勤しんでいる間だけでも革靴という足枷をかなぐり捨てて
ワニ印のゴムサンダルに履き替えることでこの世の全ての幸福を享受せんと目論んでいるわけですが、
これがまた素材がゴムであるだけのことはあり外部への液体透過率は極めて低いため
ほぼ全ての水分は履物内に留められる仕様にございます。

もちろんかのサンダル表面には多数の穴が空いており
一見排気口としての役割を担っておるように見えますがそんなものは暖簾に腕押し、
オッサンにおきましては蒸らし蒸らされて生きている次第であり
全くもって効果効能を認めることができません。

どうせなら全ての穴という穴に猫やケーキやベティ・ブープだのといった
小粋なサンダルアクセサリーを埋め込んだ上で気合の程を見せつけ
事務の女性や新卒に気持ち悪がられ且つ恐れ敬われれば良かった。

むしろ少しかわいいオッサンとして暖かく迎え入れられ、
さながら放課後にクラスメイトのみんなが持ってくるミルクを
体育倉庫裏のダンボール箱の中で楽しみに待つ産まれたての仔猫ちゃんの如く
一躍スターダムに上り詰めることができたかもしれない。

暖かい空気は上に昇るのではなかったのか?
冷たい空気は下に降りるのではなかったのか?
そのような自然法則による空気循環だけがただぼくらを
悩める時にも未来の世界へ連れていってくれるのではなかったのか?

きっとこの由々しき問題は根本的解決を見ないまま惰性と諦めをもって自分自身を納得せしめ、
所詮自分はオッサンであるということを認め、自分が中学生当時であれば最も忌み嫌っていたであろう
そのオッサンユニオンに今やドップリと骨の髄まで所属してしまい、
あまつさえその事を認め自虐的にネタとするスキルすら身につけぼくは世を渡ることでしょう。

見せてあげたい、ぼくのリユニオンも。


違うそうじゃない。

結局のところ言いたかったのはそんな事ではなく
梅雨が嫌なので早く明けて欲しいという30代の主張(屋上から)でありました。

早く夏よ来い。