「靴磨きの少年が株について語ったら、株の大暴落間近」

という諺があるそうな。

素朴な疑問と言うかなんというか、
こういう下げ相場で稼ぐ人たちって、交戦中の戦場で金品を漁るようなものなんじゃないかとおもうんだけど、そういう利益って素直に喜べるのかな
FXとか売ってた人たちってこういうときどういう気持ちなのかな


うーん。。。

朝にカラスが鳴くときは、夜に必ず人が死ぬ・・・

報道姿勢

「段ボール肉まん」はやらせ、中国TVが謝罪
(読売新聞 - 07月18日 23:32)
 【北京=佐伯聡士】豚肉の代わりに使用済み段ボール紙を詰めた肉まんが北京市内の露店で違法に販売されていたと北京テレビが報道し、市公安局が調査した結果、テレビ局の“やらせ報道”であることがわかったと、市政府系のインターネット・ニュースが18日伝えた。

 これを受けて、北京テレビは「管理が行き届かず虚偽の報道をしたことで社会に良くない影響を与えた」と謝罪したという。

 同ニュースによると、市公安局の調べでは、6月中旬、北京テレビの番組「透明度」の臨時職員が自ら持参した肉や段ボール紙などを出稼ぎ労働者ら4人に渡した上で、水に浸した段ボール紙を肉に混ぜて肉まんを作らせた。その過程を自分で撮影し、編集、放映し、国内外で大きな反響を呼んでいた。

読売新聞

最初の報道でダンボールと肉が6:4ってのにも驚いたけど(紙のが多いっておい!)、さっそく統制が入るところにさらにびっくり。誰がこんなこと信じるんだか知らないけど、この力ずくのねじ伏せ方はなんというか圧巻。
日本のメディアがそのまま報道する事はないのに。。。


そのまま報道と言えば、原発放射能漏れ、テレビとかでは騒いでいるんだろうか?家は読売しかとってないしテレビ見てないから良くわからないけど、もれた放射能の数値とかよくわからないし、安全だ安心だっていう東電の発表そのままの報道だけど普通に心配だよね。ってか、防護服着て放射線測定器持って実測値を報道するくらいな事はして欲しい。炎上中の原子炉の上にヘリ飛ばしてたくらいなんだからそれくらいできるだろ!?

発電所からいろいろ噴出してる写真(CNN)

http://www.cnn.com/2007/WORLD/asiapcf/07/17/japan.quake.ap/index.html#cnnSTCText

中国

胡指導部、強制労働事件に衝撃=「奴隷工場」問題で異例の対応−中国
(時事通信社 - 06月16日 19:10)
 【北京16日時事】中国の胡錦濤国家主席温家宝首相らは、山西省の闇経営のれんが工場で誘拐された子供や労働者が過酷な労働を強制させられた事件に衝撃を受け、徹底した救出と捜査を指示した。胡指導部は、「21世紀の奴隷工場」と呼ばれるこの人権侵害事件に対し、国内メディアも利用して全容を明らかにする異例の対応を取り、中国社会に存在する「暗部」を徹底的に根絶しようとの決意を表した。

 事件では河南省などの1000人以上の子供がれんが工場に誘拐されたとされ、中国紙の報道によると、山西、河南両省の公安当局は16日までに548人の労働者や未成年者を救出。山西省共産党委員会は15日、今後7〜10日間ですべての労働者らの救出を終えなければ、市・県の幹部を職務怠慢などで処分すると強く指示した。 

時事通信社

少年1000人を強制労働 中国山西省のれんが焼き工場
2007年06月14日16時23分

 14日付の中国紙・新京報などは、中国河南省鄭州市から1000人以上の少年が山西省にある闇のれんが焼き工場に連れて行かれ、強制労働させられていると伝えた。少年は食事を十分に与えられず、1日14時間以上も労働し、少しでも怠けると、頭から流血するほどれんがで殴られる過酷な状態に置かれているという。

 少年は鄭州市の駅などでだまされ、れんが工場の集中する山西省臨汾市や永済市に連れて行かれ、500元(約8000円)で売られた。最年少は8歳で、7年間働かされた少年もいた。

 自分の子供が悲惨な労働を強いられている父親約400人がインターネット上で救出を求めたのを契機に、河南省政府は事態を重視し、公安当局も行方不明者の実態把握や誘拐犯罪組織について捜査を本格化している。このネットには6日間で58万件のアクセスがあるなど、反響が広がっている。(時事)
asahi.com

今回は先に海外メディアに流れたのか、国内のマッチポンプなのか良くわからないけど、いずれにしてもここ最近ずいぶんと中国の情報管理が甘くなっているみたい。昨今のアメリカからでてくる中国製品ボイコットの流れと関係してるんでしょうか。結局は米中貿易摩擦の一局面なの?今週のニューズウィーク日本語版読むと書いてあるんだろうか・・・

ウスマン・センベーヌ死去

アフリカ映画の巨人、センベーヌがなくなったそうです。
去年『母たちの村』(女児割礼の話)をみたのが最初で最後ですが、素人みたいな役者とヘンテコな編集とはっきりとした政治的メッセージと、若々しいというか、「70超えても絶倫」(性欲というか表現欲のほうで)みたいな人をイメージしてましたが、84歳だったそうです。天寿でしょう。
つい一ヶ月くらいまえに、女性週刊誌の中吊りに女児割礼の話が出ていて、地道な啓蒙活動が実を結んでいるのだという事を感じ、そのときにセンベーヌ監督の事を思い出したところでした。ご冥福をお祈りしつつ、21世紀になってもいまだアフリカが過酷な搾取と終わりなき内戦にあえいでおり、しかも国際社会がそれをさも当然のことというように受けとめている現状には、死んでも死にきれないのではないかなどと考えてしまいます。


ついでにもう一つ。
先日、何年かぶりに水族館劇場駒込までみにいってきました。
劇団が九州に行ったりしていたので久々の東京公演です。
毎回、想いいればかりが強くなります。芝居の内容もそうだし、今回などは、旧い友人を連れてきてくれるのではないかという期待まで。待ち人は来ず。芝居も△。それでもまた来年に期待している自分がいます。
面白い面白くないで観に行ってるわけではないということははっきりしてきました。
変らない、かわれない、緩やかに分解しながら同じ場所を廻る彼らのこれまでとこれから。変わりゆく要素が見えない中で、それでも突然変異を期待してしまうのは、おそらく。。。
友人も、同じような想いで劇団を見ているような気もするし、見ていないような気もします。


水族館劇場は若い元気のいい役者さんがどっと抜けてしまいました。
次回公演がはたしてあるのかどうかも分かりません。

ヘロデの墓

ほんとに!?

ヘロデ王の墓を発見…イスラエル
(読売新聞 - 05月08日 21:32)
 【エルサレム=三井美奈】イスラエルにあるヘブライ大学のエフド・ネツェル教授を中心とする考古学チームは8日、新約聖書に登場する古代ユダヤ王国のヘロデ王の墓を発見したと発表した。

 発表によると、発見場所は、エルサレムの南方約10キロ・メートルにあるヘロデ王宮跡の近く。棺は石灰岩でできており、銅製の装飾が施されていた。棺は損傷が激しく、人骨も見つかっていないが、ネツェル教授は発見場所や装飾などからヘロデ王のものと判断したという。王宮跡は1970年代に発見され、同チームが周辺の発掘を進めていた。

 ヘロデ王は紀元前1世紀の王で、古代ローマの支持を受けて王位につき、専制政治を行った。聖書では、ベツレヘムで誕生したイエス・キリストに王位を奪われるのを恐れ、2歳以下の男児を皆殺しにするよう命じた人物として描かれている。<<

メモ *ソマリア 報道助手

ソマリア>死者1000人超 エチオピア・過激派の戦闘で
4月11日10時41分配信 毎日新聞


 【ヨハネスブルク白戸圭一】ソマリア暫定政府関係者や首都モガディシオの有力者でつくるグループは、モガディシオで先月29日〜今月1日にあったエチオピア軍とイスラム原理主義勢力との戦闘で、少なくとも1086人が死亡し、4300人以上が負傷したとの報告書をまとめた。ロイター通信が10日伝えた。91年に同国が無政府状態になって以降、1回の戦闘での死傷者数としては最多とみられる。
 モガディシオ毎日新聞助手によると、軍関係者以外の立ち入りが禁止された市南部には多数の遺体が放置されており、死傷者はさらに増えそうだ。ケニアなどからモガディシオへ就航している民間機が戦闘で運行停止しているため、モガディシオは「陸の孤島」と化し、砂糖や米の価格が1週間で2倍に高騰するなど人道危機が深刻化している。
 モガディシオは昨年末、エチオピア軍とソマリア暫定政府に制圧され、原理主義勢力「イスラム法廷連合」は逃走した。だが、一部の過激派の武装抵抗は続いており、エチオピア軍が先月29日、過激派が支配する市南部への砲爆撃を開始した。
 助手によると、エチオピア軍は作戦前、南部の住民に退去を呼びかけたが徹底せず、砲爆撃が民家を直撃して多数の民間人が犠牲になった。5児の母親アミノ・ユスフさんは助手の取材に「子供2人が死んでしまった」と泣き崩れたという。
 原理主義勢力は「法廷連合」の指導者アウェイス師の出身氏族「ハウィエ氏族」の若者らを中心に構成される。このためエチオピア軍と同氏族の長老らが停戦協定を結び、戦闘は10日現在、小康状態だ。しかし、エチオピア政府は過激派一掃のため兵力増強の構えをみせており、住民の間には戦闘再燃への恐怖が広がっている。

最終更新:4月11日10時43分


http://blog.goo.ne.jp/asaikuniomi_graffiti

私の視点 朝日新聞イラク人助手
Weblog / 2006-01-18 23:16:24


 今朝の朝日新聞で「宗派対立 深い溝」と題した、イラク報告がある。

 イラクイスラームシーア派スンニ派の住民同士が対立する場面が増え、亀裂が深まっているとする報告だ。

 約4分の1の人口にしか過ぎないスンニ派が、長年の間、政権を握ること自体が不自然ではあったが、フセイン体制の消滅と共に米国の支援で誕生したシーア派臨時政権も舵取りがおぼつかなくて、国全体の迷走状態が続く。そこにスンニ派武装勢力の激しく、そして残忍な民間人を狙ったテロも加わり、両派の間に大きな溝が出来てしまった。

 それを報告するのは、読者にとって貴重な情報を得られるから良いのだが、皆さん、朝日新聞が手許にあるのなら「国際面」を開いていただきたい。記事の頭に、【カイロ=川上泰徳】と書かれている。これは、新聞社の特派員が、ある国を取材した後、赴任先の国に戻ってから記事を書く場合に使われる手法だ。だが、朝日新聞は自社の記者を「危険だから」とイラクに派遣していない。つまり、この記事は、川上特派員が現地入りせずに何らかの形で、バグダッドの市民の声を拾って書いたものだ。いや、それはそれでいいのだが、問題はこのような署名記事の肝心の部分が他人の手によって取材されているのに、出どころが一切明らかにされないことだ。これを朝日新聞に質せば、恐らく「そこまで明かす必要があるかは、こちらで判断すること」と答えるだろう。

 自社の特派員をバグダッドに入れない朝日新聞は、イラク人の助手に現地取材を依頼している。毎日、送られて来る情報がこのような形で記事になるのだ。だが、私は、このやり方に以前から大きな疑問を感じている。それは、朝日が署名記事の本質を履き違えていると考えるからだ。

 署名記事は、英語ではBYLINEと呼ばれる。かつて私はAP通信の記者になった時、米人編集長から、自分の書いた記事の責任を明らかにする意味から出来た制度と聞かされた。だから、記事の長短に関わらず、自分で判断してBYLINEにして良いと言われたものだ。つまり、記者は責任の所在をはっきりさせておきたい時は、通信社であろうと、署名原稿にしていいということだ。

 実は私は朝日新聞が署名原稿で犯した大きな過ちを知っている。もう30年以上も前のことだから時効と言うかもしれないが、その体質は依然として根強く残っており、私が取り上げた今朝の記事を見ても本質的に変わっていない事が分かる。

 70年代初めの北アイルランドでのこと。当時朝日新聞のロンドン支局(ヨーロッパ総局だったかもしれない)で助手をしていたA氏は、映画作りを目指していたこともあり、北アイルランド紛争の取材に出かけた。アルバイト扱いであったA氏は、個人的関心から現場に足を運んだのであり、朝日からの依頼で行った訳ではない。

 彼はその時、多数の死傷者が出た北アイルランド史上でも特筆される事件に遭遇した。命からがらロンドンに戻ったA氏は、職場に戻ると体験談を特派員に話した。すると、特派員はその体験談を原稿にした。

 まあ、それは、情報提供として時にあることだから、特派員がA氏に昼飯でも奢れば済むことであったかもしれない。だが、それを聞いた特派員は、ナント自分が現場にいてそれを体験したかのように生々しい体験ルポにして紙上で発表したのだ。それも自分の署名原稿というスタイルをとった。

 私はその記事を読んでいて、体験ルポが掲載されたのが確か事件発生から1週間くらい経っていて不思議に思っていた。

 A氏は朝日新聞には強く言えないらしく、憤慨して私に怒りをぶちまけたが、その少し前に自分が同様の嫌な思い(以前書いたが、私は当時、毎日新聞の助手をしていて、撮ったスクープ写真を東京から来た写真部員に横取りされた)をしていただけに彼の怒りはよく理解できた。

 しかしながら、こんな話はまだ序の口だ。これまで日本のマスコミの特派員は、海外で助手を「使い捨て」状態にしてきたのだ。助手の多くは現地人である。ヴェトナム戦争を含むインドシナにおける戦争、中東戦争、イラン・イラク戦争など多くの現場で私は日本の特派員の「助手を人間扱いしていない」というよろしくない評判を聞かされてきた。TBSの特派員が、湾岸戦争時にイラク入りしたいがために、安い危険手当でバグダッドまで戦火の中を陸路で「入国ヴィザ」を取らせにいったケースも助手から直接聞いて知っている。

 その点だけを言えば、米国のマスコミの方が格段に良質だ。AP通信は、ヴェトナム戦争の集結前に、海外逃避を希望するヴェトナム人スタッフと家族全てを国外に連れ出して面倒を見たし、ニューヨーク・タイムズなども同様だ。米人特派員とカンボジア人助手との人間味溢れる関係を描いた映画「キリング・フィールド」は、特殊な例ではなかったのだ。ところが、そういった戦場における、特派員と現地人助手との間の「美談」は、日本のマスコミに限っては聞いたことがない。

 朝日新聞が現在雇っている助手の扱いはもっといいものかもしれない。だが、そうであるのなら、少なくとも助手の氏名を掲載するなりして、名誉ある立場を与えるべきではないだろうか。朝日新聞のクレディットを与え、イラクにおいて「朝日の旗を背負わせて」いる以上、イラク人助手は朝日新聞の立派な報道局員だと思うが、私は間違っているのだろうか。それとも、助手の選び方に自信がないから情報の精度に疑問が生じる恐れがあって名前が出せないとでもいうことなのだろうか。だとすれば、そんな情報は、私たち読者が求めているものではない。  

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