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night and sundial

11月8日 (2009年) 記す

ことば / おと

音楽についての本を2冊読んだ。対照的な内容で、一冊は「言葉」について、もうひとつは「音」そのものについて。

音楽とことば

現在進行形活躍する日本のソングライター(ほぼ全員がシンガーでもある)13人に「歌詞」について訊いたインタビュー集。ほとんどがチャートミュージックとして消費の先端で勝負しているミュージシャンではない人選になっているところが面白い。コンパイルデザイナー編集者のというかシトラスの江森丈晃氏。全体としてすっきりとしているシンプルな本だけど、さりげないながらものすごくしっかりと編集された紙面だとおもった。

個人的には小山田圭吾フリッパーズギターの歌詞について(つまり小沢健二について!)コメントしているのが興味深かったけど、それを除いても小山田インタビューはすごく面白くて、一見すると歌詞にこだわりがあると思えないコーネリアスの音楽における歌詞の重要性がしっかり語られている。一方で、一見して歌詞にこだわりがありまくるように思える曽我部恵一がやっぱり歌詞へのこだわりまくりを語っている。この二者がシンガーを兼ねたソングライターの両極のように思え、そして決してシンガーではないシンガーソングライターである小西康陽氏の醒めた熱情がすごくひっかかる。ピチカートを聴き直してみようとおもった。

MUSICS / 大友良英

MUSICS

MUSICS

ONJO(Otomo Yoshihide's New Jazz Orchestra)が2007年10月13日京都精華大学で行ったライブを2時間たっぷり(うち半分は知的障害児とのセッション)収録したDVDに、200ページを超える解説書が付いたもの、という書き方をすると本編と付録の関係が逆なので怒られそうだけど、実際にぜんぶ本を読んで、これがすっごい深くて、音楽を構成するものはなにかを極限まで問い詰めているような鬼気迫る内容が明瞭でとっつきやすい文体で書いてある奇跡のような本だとおもったんだけど、本編を読み終わったから付録でも見るかと軽いきもちでDVDを再生したら、本を読んだ感想がぜんぶ吹っ飛んだ。

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