『死について!』 スタッズ・ターケル

死について考える時はいつも、

あまりにも雑な言葉しか持っていないことに愕然とする。


言葉を紡ぎだす才能がなければ、

言葉を見つけよう。


相手の言葉を引きだす天才が、

あらゆる職業・年齢の人から「死」についてのインタビューを行った。


死について経験したことがある人は誰もいなくても、

死は誰もがいずれ経験することだから、

誰もが考えを秘めている。

小さな声が頭のなかでささやくんです。
「とてもがまんできない。解決方法はひとつしかない」
―死!それが唯一の脱出口だと。
(ディミトリ・ミヘイラス 61歳 物理学者)

死について!―あらゆる年齢・職業の人たち63人が堰を切ったように語った。

死について!―あらゆる年齢・職業の人たち63人が堰を切ったように語った。

[目次]

  1. 医師
  2. ER(特命救急)
  3. 法と秩序
  4. 戦争
  5. 母と息子
  6. 神の羊飼い(聖職者)
  7. 赤の他人
  8. 臨死体験
  9. 橋からの眺め
  10. ベビーブーム世代
  11. 父と息子
  12. カントリー・ウーマン
  13. 疫病Ⅰ
  14. 老人
  15. 疫病Ⅱ
  16. はるかな異国で
  17. 芸術に生きる
  18. コメディアン
  19. 死者の日
  20. もうひとりの息子
  21. 仕事
  22. 終わりと始まり