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『経済学という教養』(第5章まで)

 僕の専門は応用ミクロ経済学としての公共経済学であって、経済学研究科の出身でありながら、マクロ経済学はせいぜい学部レベルの知識しかないど素人。一応は経済学徒の端くれなので、稲葉振一郎経済学という教養』は、素直に勉強させてもらうつもりで読んだ。社会倫理学者の解説で勉強するのはシャクなことはシャクだけど、自分が不勉強なのだからしょうがない。とりあえず5章まで読んだところでメモ。

 実際読んでみると、結構おもしろい。割と目のつけどころが似ていたので驚いた。僕はマクロ経済学はいろいろ読みつつもあまり納得できなかった。*1だけども、小野善康さんのだけは好きで、『不況の経済学―甦るケインズ』は一所懸命読んだ。貨幣そのものに対する需要という概念自体はある意味誰でも思いつくのだけど、それをモデルに導入するとこんなクリアな議論になるのか、とかなり衝撃的だった記憶がある。そんなこんなで『貨幣経済の動学理論―ケインズの復権』もまだ読んでないけど、持っている。

 以下、稲葉さんの本を読みながら考えたこと、思い出したこと。細かい話だし親切でもないので、続きを読むのはオススメしません。かなーり個人的メモです。

*1:読めていない可能性も大ですが。

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