第135回直木賞を受賞した『まほろ駅前多田便利軒』を読んでみました。
まほろ駅前多田便利軒posted with amazlet on 07.01.15おすすめ度の平均:ハッピーエンドが良かったです
コメディ?ハードボイルド?
印象が薄いかな
町田っぽい架空の街、まほろ市を舞台にした便利屋と居候の二人が連作短編の形式で、いろいろやるお話です。あらすじはこの程度にします。やる気ないでしょ? いきなりぶっちゃけちゃうと、だってつまんなかったんだもん。
いったい、何が書きたかったのでしょう。ハードボイルドでもないし、コメディでも、ミステリーでもない。結局ボーイズラブ?
本当にこれが直木賞? 東野圭吾さんとか宮部みゆきさんとかのミステリー作品を散々けなし、横山秀夫さんを激怒させた直木賞の受賞作品がこれ?
同じ回の候補には貫井徳郎さんの「愚行録」もあがっていたのですけど、これよりも評価が高い?
日経BPの文学賞メッタ斬り!にも書かれてるけど、とてもじゃないけど直木賞のレベルにないって言い切っちゃいます。いえ、それ以前に、全然つまんなかった。
ただでさえ直木賞の選考基準に疑問が多いのに*1、こういうわけのわかんない作品に賞を与えていいものなの?
評価?
したくない(笑)。
でもしかたがないから、★★☆☆☆程度にしときます。
*1:SFは100%受賞できないとか、ミステリーというだけで目の敵にされるとか