『「赤毛のアン」と花子』
朝ドラ「花子とアン」が好評のようですね。
実は私は、テレビを全く見ないんです。なのでこちらも一度も見たことがなく…。
同僚が毎朝のようにテーマソングを歌っているのを聞いて「この曲は演歌なのかな…?」と思っていたのですが
最近町中で流れているのを聞いて、JPOPだと知ったくらいです。
「白蓮と、花子の友情が素晴らしいー!」という感想聞いて、ここでも女子の連帯が好評なのか!
と思ったり…(「アナと雪の女王」の感想を参照)
ぶんこにも村岡花子訳の『赤毛のアン』や、お孫さんが書いた伝記『「赤毛のアン」と花子』を入れたりしてみました。
先日私も、『「赤毛のアン」と花子』を読了。
村岡花子の波乱万丈な人生に驚きました。
花子の夫の印刷会社は関東大震災の影響で倒れ、愛息子の道雄も6歳で亡くなります。
花子が「神様なんていないのではないだろうか」と思うシーンには、共感して涙がこぼれました。
それでも筆を折ることなく、子どもたちのために物語を書き、翻訳を続けた花子を尊敬します。
喜びも悲しみもたくさん味わって、たくさんの名作を世に送り出していったのですね。
後年、花子は亡き息子の名を取って「道雄文庫」と名付けた子ども文庫を開館します。
石井桃子との交流もあったようです。
朝ドラではどこまで描かれるかわからないのですが、子ども文庫の存在を広めるために、是非描いてほしいなあと期待します。
『赤毛のアン』と花子: 翻訳者・村岡花子の物語 (ヒューマンノンフィクション)
- 作者: 村岡恵理,布川愛子
- 出版社/メーカー: 学研マーケティング
- 発売日: 2014/03/11
- メディア: 単行本
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(エナミ)