さよならマイデイズ - Sweet Vacation


 今日はスイバケの新曲にがっついていきたいと思います。

 俺が言うところのPerfumeフォロアー(笑)の中で、一歩抜け出したのアイラであって、それに着いて存在は何?って時に、スイバケに期待しちゃうんだけど。さて、彼らの初のシングルがこの曲です。

Sweet Vacation 「さよならマイデイズ」

 

090218 go sale 最旬せつな系ガーリーハウス☆
卒業ソング〜桜ソングもオールOKな春うたアンセム誕生!!

 うーん、第一印象はとって地味な曲だな〜って思った。シーズンソングやけん、もっと派手な曲を用意すればよかったのに〜って、すごく悔やまれるよな〜って印象を受けます。

 良い点と悪い点があります。

 まずは悪い点から。メロとサビにあまり抑揚がなく、サビでここぞ!ってガッツクところで、いまいち盛り上がらない。なーんか、1番のサビ終わりですごく地味な曲だな〜って印象を受けます。

 で、いい点。上であげた悪い点が伏線になります。すごく平坦に進んでいく曲の中で、変化が現れる部分があります。いわゆるCメロと呼ばれるところ、かな?。違うメロディーが現れて、曲に初めてフックが現れます。その瞬間、それまで無かった曲の推進力がグイッとあがる。そう、いい例えてして、the viewの“5 Rebecca's”がめっちゃ良い例だと思います。あの感じです。あの曲もずっと平坦でCメロ転調で、一気に輝きだす。それがこの曲にも存在する。

 そして、もう一つ推進力が上がるポイントがあります。ラスサビのところで、サビ繰り返しのところで、1音上げる瞬間。もー、また一つ輝きだしますよ。ギラッとね。


 総論。とにかく初のシングル曲にしては地味すぎる。最初マイナスの印象から入って、最後に挽回していくっていう感じで、とっつきやすさから言うと正直あんまりよくない。なんで、こんな平坦な曲を作ったんだろうと想像するに、テーマとして「ガーリーハウス」っていうのがあったから??なのかな〜。ハウスの平坦な感じを入れ込んだという意味では、悪くは無いんだけど。むしろ良いぐらいなんだけど。

 でもな〜、やっぱりこのメイちゃんというこのキャラクターがあったら、あんまり凝った楽曲の仕掛けよりもソングで勝負して欲しいんだよな〜。それともメイちゃんでは勝負できなような理由があるのか?まだまだメイちゃんというのがキャラが固まってなくって、かつボーカリストとして生きるだけの素養をまだ模索している段階なのかも??だからトラックのテクニックで勝負なのか??それとも早川大地の個人的な趣味に走っているのか??(この人、もともと楽曲を書く!ということについては、実績は無いからな〜)。

 散々こかしてきましたが、でもあのCメロ、ラスサビの瞬間は本当に曲のマジックが降りてきてキラキラしますんで、それを見る価値はありますと。そういえば、卒業ソングって、曲の後ろになるほどガンガンに上がってく(焦らせる)ような曲って多いです。そういった意味では正解かも。


 ビデオについては、安っぽい鈴木亜美の(ここで言う「安っぽい」は「鈴木亜美」にかかる)作り直しって意見も見ましたが、なーんかこのビデオみたいなの見たことあるな〜って思ったら、Friendly FiresのParisのNew Videoのイメージと似てるんですよ。このブログでは、散々このパリスを押してきましたが、このパリスにはもう一つのビデオってのが存在します。XL Recordingから出した際に、ビデオを取り直しているんです。バージョンもちょっと違うしね。

Friendly Fires「Paris」 (New Video)

 

 ね、なんか似てるでしょ。あとハウスという意味では、この曲もハウスベースだしな〜。そういった意味でも、似てる点があると思います。


 あと、スイバケのこのシングルに入っている3曲目、KT Tunstallのカバー曲なんだけど、これがまた優秀です。本当にこいつらカバーさせたら、ものすごい力を発揮するな〜。今なら、My Spaceで全部視聴できるよ〜。