レミオロメンの日

そんな日があるのか知らんが(無いでしょうね)、今日はレミオロメンの名曲である「3月9日」当日。


メンバーの友人が結婚するに当たって作った曲なので、本来は結婚を祝福する歌ですが、堀北真紀の主演するPVの影響か、卒業の歌としても定番になっている(た?)ようだ。


この時期に卒業式が多いのも理由のひとつだろう。


卒業と言えば、私は大学を卒業したのが3月31日。
本当の卒業式はもっと前にあったのですが、単位が足りず卒業式に間に合わなかった。
アグリビジネス論」という授業を一度も出席せずに乗り切ろうとした結果だ。


出席を取らないという理由から選んだ授業。
その代わりにテストが厳しいと言うことは想像に難くなかったのですが、当時の私はそこの警戒感が薄く、結果として単位を落とすことになった。
そして再試験。
それも落ちた。
さらにレポートを二回ほど出して、教授の部屋に日本酒を持っていって頭を下げた結果、3月31日付けでの卒業が認められたのだ。


協力隊でグァテマラに行くことが決まっていた私に対して、その教授は「お前が国際協力なんておこがましい」とまったくの正論をぶつけ、日本酒を奪い去って行った。


なので、卒業式には出たけれど、名前は呼ばれなかったし卒業証書も手渡されなかった。


証書を受け取ったのは、自主的な技術研修を受けるために母校へ戻った5月になってから。
なんの感慨もなかったが、「卒業見込み」が「卒業」に変わって安心したのは覚えている。


今思えば、授業に出る時間はあった。
忙しい卒論の時期ではあったが、実験設備の関係上、私は主に夕方から実験をしていたので。
夕方から実験して、深夜のコンビにバイトに出掛け、帰って寝る。
なので、寝なければ行けたのです。


まぁ授業に出たからといって試験をパスしたかどうかは別問題なのですが。


歳をとると、「もっと勉強しとけば良かった」と思うこともしばしば。
そして、大学と言う、ある意味モラトリアムな時期に、もっと真剣に打ち込めるものを見つけられたら良かったのにと思うことも。


「なんとなく」で毎日を過ごしていた自分を不甲斐なく思う。
まぁ、そんな時期があったからこそ今の自分があるのも否定はしないけれどね。